こんな人が「カウンセラー」になっていく:カウンセラーを目指す人に01

 

6期BLC講座で Photo:Mami Naito
「カウンセラー」になる人って

どんな人なんだろう?
イメージはありますか?

心理学が好きな人?

心の分析が得意な人?

人に共感する能力が高い人?

人を受け止めるやさしい人?

心の広い人?

明るくポジティブな人?

人を助けようという崇高な志を持った人?

品行方正、聖人君子のような人間できた人(笑)?

 

それぞれいろんなイメージをお持ちだと思いますが、
私の実感としては、これです。

 

自分のことでドロドロに
苦しんだ人。

 

そう。カウンセラーにとっては、自分が苦しんだことはめちゃくちゃ財産になるのです。

そこから「問い」が生まれるからです。

「どうしてこんな思いをするんだろう?」

「これっていったいなんなんだろう?」

「どうしたらもっと楽になれるんだろう?」

「もっと他の生き方はないのだろうか?」

 

なぜ?どうして?

これが探求の入り口です。

 

そのやむにやまれぬ問いを持つから、自分の心に向かう興味が湧くのですし

新しい見方やあり方にとびこんでみようという勇気が湧いてくるのです。

 

しかし、苦しんでいればいいっていうわけじゃなくて。

ただ「苦しい、苦しい」で終わっているだけでも、カウンセラーへの道は始まりません。

その苦しさをただ耐え忍んでいるだけとか、その苦しさの理由や責任を他者に見ているだけは、視点は自分の心に向かっていかないからです。

 

ドロドロに苦しみながら、「なぜ、どうして」の問いを持って、その答えを自分の心に探しに行きたくなってしまう人。

そんな人が、カウンセラーや援助職になっていく人ではないかと私は思います。

 

だから
「カウンセラーは人さまに希望を与える仕事だから、明るくポジティブな人じゃなきゃね?」

いやいや!違うんです。

とことんネガティブにはまれる人、自分のネガティブとどっぷりつき合える人こそが、向いている人です。

 

自分のネガティブを心の奥深くから掘り出して

「うわ〜〜これか〜(((゚Д゚)))!!」
とおののいたり泣いたりしながら、それを痛気持ちよがってしまう(笑)

そんなヘンタイが、カウンセラーという人です。

 

なぜなら、自分の中にある「それ」を自分ごととしてよーくわかっているからこそ、人さまの中にある「それ」のこと「あ〜、それそれ、それはね・・」ってよくわかるのです。

カウンセラーのセッション能力は、自分掘り下げの深さと比例します。

だからこそ、 BLCのカリキュラムも、最初の過程であるベーシックではまず、自分掘り下げをしっかりやろうというコンセプトなのです。

 

あなたがこれまでの人生で苦しんできたことは、無駄にはなりません。

気づいたとたんに、知恵に変わり、才能に変わります。

そうやって、才能が花開いてカウンセラーになっていった人たちが、BLCからたくさん出ています。

 

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この記事を書いた人

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大塚 あやこ

心理カウンセラー/講師/音楽家
一般社団法人ビリーフリセット協会 代表理事
ビリーフリセット・クリエーションズ株式会社代表取締役
 
東京芸大作曲科卒。演奏家・作編曲家として20年間第一線で活動後、燃え尽き体験をきっかけに人生の転機を経て心理カウンセラーに転身。
悩みの根本原因に素早くアクセスする独自メソッド「ビリーフリセット®」を確立。個人相談から企業研修まで幅広く展開し、協会認定カウンセラーを多数輩出。Udemyオンライン講座「はじめての傾聴」は2万名超の受講者を誇る常時ベストセラー。 心の構造を論理的にモデル化する独自アプローチが、ビジネスパーソンから高い支持を得ている。

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