それぞれの役割があっていいんだね

 

自らコンテンポラリーダンスもされる心理学者・尾崎真奈美さんの言葉に

こんなのをみつけた。

 

確かにコンテンポラリーダンスでもいわゆる暗黒舞踏みたいなのはピンとこないし、悲しみや苦悩を描く身体表現もあまり好きではない。
別に無理して天使ぶっている訳ではない。
人間としての苦悩はもちろんあるんだけど、それを表現しようとしても必ず昇華されていってしまうのだ。
圧倒的な勝利に満ちた輝きしかでてこないのだ。
それが直接体験なのだからそれしか表現できないのだ。
暗闇に共感しないのだ。
地上の苦しみをどこか遠くから覚めた目線で眺めているのだ。
すべてを知っているにもかかわらず一緒になってドロドロしたりしないのだ。
役割りの違いなのだろうと思う。

ブログ「天使語同時通訳します」より


そう、そう! 役割の違い、ね〜。

どっちがいいとかダメとかじゃない。


音楽をやる立場としての私も、どうしても光や透明なポジティブを志向する。

ドロドロになれない。

毒やトゲや狂気・・・などの鬼気迫るエネルギーを表現することができない。

やろうとするとけっこうつらい。

一時期は「やっぱりプロとして、そういうこともできないといけないんじゃないか」と思ったこともある。

でも、無理してやっても息切れしてしまったなー。

たくさん戦闘シーンの音楽を作っても、結果としてサントラのレビューには「静かな曲ばかり」と書かれたり(笑)。


そりゃそうかも。

自分自身、戦闘に燃えるようなメンタリティを持ってないし、作っていてもまさに

>地上の苦しみをどこか遠くから覚めた目線で眺めている

といったまなざしになっているかもしれないと思う。

一緒になってドロドロを煽れるような自分じゃないのね。


うん、でもそれでいいのかなって思った。

それぞれに役割ってものがある。

例えばドロドロが得意な人はそれによってできること、人の役に立てることがある。

そして、私には、私だからわかることがある、見えることがある。

だからできることがある。

それいいし、そんな自分でいいと思った。




この記事を書いた人

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大塚 あやこ

心理コンサルタント/講師/音楽家
一般社団法人ビリーフリセット協会 代表理事
ビリーフリセット・クリエーションズ株式会社代表取締役
 
東京芸術大学作曲科卒業後、アーティストのツアーサポートや編曲、アニメやドラマのサントラ作曲等を手がけ約20年活動。
音楽での燃え尽き体験をきっかけに、心理カウンセラーへ転身。
非合理な思い込みを外して本来の力を解放するオリジナルメソッド「ビリーフリセット®」を提唱し、人生の転機に直面した人を新しいステージへと導く個人セッションや講座を開催。「ビリーフリセットで人生が変わった!」という人多数。
カウンセラー養成講座も開催し門下の認定カウンセラーを多数輩出している。
現在はカウンセラー養成の枠を超えて「リーダーズ講座」として長期講座を開催。経営者やリーダー層からの信頼を得て、企業研修にも発展。企業向けオンライン講座「Udemyビジネス」で「はじめての傾聴」動画講座が登録者1万8千名を超えるベストセラーとなっている。

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