今よりもっと!を望む時

Hiker in Himalaya mountains

自己肯定感を下げてしまういろいろなビリーフを紹介しているシリーズ、これまでの3回は

欠陥ビリーフ
被害ビリーフ
見捨てられビリーフ

ということで、字を見るだけでもなんだか辛そうな感じのする、ある意味とてもわかりやすいものであるといえます。

人によっては
「自分はそこまで深刻なビリーフはないかも」
とか

「私はそこそこ恵まれてきたし、それほど辛い過去みたいのはないからなあ」

と思った方もいるかもしれません。

 気づかないけれどなんとなく「足りない、薄い」

さて、今日ご紹介するのは

「愛情失望ビリーフ」

愛情や理解、保護は自分には与えられないだろう
という漠然とした感覚です。

・私を丸ごと受け止め愛してくれる人などいない
・ありのままの自分では愛されない 
・誰も私のことをわかってくれない
・どうせ言ったってわかってもらえない 
・私に共感してくれる人などいない
・私を守ってくれる人はいない 
・頼りにできる人はいない  

などのフレーズとして入っているのが典型的です。

このビリーフは、愛してもらった感覚や、わかってもらった、受け止めてもらったという実感が薄い、あるいは十分に足りていない、という幼少期の体験からきています。

特別に辛い体験をしたわけではないけれど・・・という方にも入っている場合があります。

たとえば、家庭環境には恵まれていて特に不和もなく、物は与えられていたけれど、親や家族との情緒的な交流が薄かったとか、

厳しいご両親のもとで、愛や承認が条件付き(こうでないと受け入れてもらえない、こうでなければウチの子ではない、など)だったりして、ありのままの自分を受け入れてもらえている感じがしなかった、など。

そのような、何か情緒的に「足りない、薄い、満たされてない」感じ。

とはいえ、そもそも充分に満たされた感覚を知らないので、自分が足りていないということに気づいていないのも一つの特徴です。

「そんなものだ」と普通に感じているので、特に問題を感じないのです。

人に期待しないビリーフ

「愛情失望ビリーフ」が入っている人の特徴はまず、愛してもらおうとか、助けてもらおうとか、人に期待しないことです。

期待しないから、はじめから要求しない。

「これがほしい、あれがほしい、こうしてほしい、こうしてもらいたい」という、いわゆる「おねだり」やお願いが言えない。

というか、そもそも言う気もなく、さっさと自分のことは自分でやることが普通になっていたりします。

そして、人のためにはけっこうやってあげたり、人の分までがんばってしまったりすることもあります。

また、期待しないで諦めているので、いつも人と距離をとって、親密にならないという傾向もあります。

場合によっては、なぜかクール過ぎて愛情の薄い人ばっかりパートナーにして、そのたびに相手の冷淡さに傷ついて

「やっぱり愛情はかけてもらえない」と
ビリーフその通りに「実証」してしまう人もいます。

それから、感情的な濃い話が苦手かもしれません。

愛とか情とかふれ合いとか、ベタベタしたのはカンベンしてよ・・・という感じであり、

自分自身の感情的な欲求についても、ないことにしていたり、自分で気づいていなかったりします。

困っていなければべつにいい?

自立的でしっかりして、感情的にならず、人のことに入り込まない。

ある意味、ドライでクールな現代人というか、スマートで良さそうな面もあるのですが

一方では、本当に親密な心の交流ができないために、人との距離が縮まらずほんとはちょっと寂しかったり、

いつも自分独りでがんばっているような気がしたり、ひっそりと孤独と虚無感に沈むときがあったり・・・という側面もあります。

ただ、どのビリーフもそうですが、本人が困ってなければ別にいい、ともいえます。

特にこの「愛情失望ビリーフ」は、深刻な悩みとして自覚しにくいので、本人が問題を感じていなくて、それなりにやっていけるんだったら「べつにいいんじゃないの?」で終わりでもいいんです。

「今よりもっと!」を望んだっていい

しかし、心の探究やビリーフの解放というのは、なにも「悩みの解決」のためだけにあるのではありません。

つまり悩みの解決というものが、マイナスをゼロに、あるいはゼロを1にするようなものだとしたら、

それだけにとどまらず

もう既に自分はプラスの状態にあると感じている人が、さらにもっとたくさんのプラスを増やしていくことを望んだっていい。

人生に「もっと!」を望んだっていいのです。

そのための心の探求というのも、有意義な取り組みだと思います。

今よりもっと、幸せに、楽しく、豊かに、心満たされて

今よりもっと、パートナーや家族と仲良く、喜びを分かち合って、

今よりもっと、自分の可能性を発揮して、才能を世の中に発信して、ワクワクする仕事をして・・・・

そんな「今以上、これ以上、もっと!」を求めたくなった時、

困ってはいないながらも「ここまで」という限界を作っていたビリーフに取り組んで解放していくことは、その「もっと!」を実現していくためのカギとなるでしょう。

たとえば、「愛情失望ビリーフ」が入っていたとして、それゆえに得られなかったものは何でしょうか?

はじめから期待していないから、得ようともしない。だから得ていない。

「私には無理」とあきらめてきたものは何でしょうか?

人とのつながり? 
心の通い合うあたたかさ? 
親密感?
パートナーシップ? 
チームワーク? 
家族愛?
イキイキ? ワクワク? 
情熱? 喜び?
愛され感? 
わかってもらえた感? 
安心感?

得られなかった、あるいは未だ得ていない、モノ・コト・体験。

私たちはその原因を、他人や社会、成り行きや運、生まれつきの性格や遺伝・・・などのせいにして見ることが多いかもしれません。

ですが、もう一つそこに「もしかして自分のビリーフが??」という視点を加えて考えてみたら、どうなるでしょうか。

今よりもっと幸せになるために

もっと大きなヴィジョンを実現するために

もっと自分が飛躍するために

今の心の限界を外していく。

そう望んで、自分の心を探求するのは、とってもクリエイティブなチャレンジとなりうるのです。

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この記事を書いた人

大塚 あやこ

大塚 あやこ

ビリーフリセット・カウンセラー/作曲家
一般社団法人ビリーフリセット協会 代表理事
元・日本音楽療法学会音楽療法士
芸大作曲科卒業後、演奏家・作曲家として活動。アーティストのツアーサポートや編曲、アニメやドラマのサントラ作曲等を手がける。
深く人の心に関わるためには、音楽だけのアプローチでは限界を感じ、音楽療法を経てさらに本格的な心理カウンセリング/セラピーへ転身。
原理原則に基づいたオリジナルメソッド「ビリーフリセット®」を提唱し、ビジネスマン、リーダー、経営者、クリエイター等、影響力のある人を更にステージアップさせる個人セッションやワークショップを開催。活動5年で延べ3,000名以上の人生を好転させてきた。

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