もう10年近いおつきあいになる、劇団ステージドアのミュージカル公演。
20代から80代までの幅広い一般社会人の皆さんによる長年続いている劇団で、
私は毎年、作詞・作曲・編曲をやっています。
7月の本番へ向けて、この連休は集中的に稽古ということで、
昨日は、歌指導の先生と振り付けの先生もいらっしゃっての歌稽古でした。
今年は、大学へ行きながら、他の勉強もしながら、他の仕事もしながら・・・
という状況の中、作曲はかなり苦しみながらやっとやっとで進めてきました。
集中できる時間が限られていることもあるのでしょうが、
なんだか以前のようにサッサと曲や詞が出てこない。
台本に書かれた内容に戸惑ったりとか、
それをどう深め、まとめたらいいのか悩みまくるとか、
もう10年もやっているので、だんだん型が決まってきてしまって
「またこのパターンでいいのか?」と不安になるとか・・・とかとか。
そうやって作っていた10数曲なのですが、
昨日、振りがついて歌の世界ができあがってきたのを見て、
皆さんが「歌っていて楽しい」とか「ミュージカルらしくていい」とか言って
元気に歌って下さるのを見て、
「あー、これでよかったのか・・・」とちょっとホッとしました。
実のところ、一番苦しんでグチグチ言いながらひねり出した曲が、
一番受けがいい人気曲になっていたりして、
いやー、後にならないとわからないもんです。
この後は、本番用にオーケストレーション・アレンジして
カラオケを作る作業になってきます。
今までは私一人でやっていたのですが、
今年は少し他の方にも手伝ってもらうことにしました。
まだまだ大忙しです。