がんばらなくていいの?がんばった方がいいの?【読むPodcast#04】

心理やスピリチュアルの分野では一時期「がんばらなくていいよ」という言葉が流行りました。
本当にがんばらなくていいんだろうか?
しかしそうは言っても、やっぱりがんばらなきゃいけないんじゃないだろうか?一体どっちなんだろう?
ってわからなくなることはありませんか?
そんなお題について、4つのタイプ別にアドバイスします。

透明になってゆけ

新しい時代を軽やかに生きるために
頭と心がちょっとクリアになる
今日のお話。

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がんばらなくていいの?がんばった方がいいの?

こんにちは。大塚あやこです。

今日お届けするのは
「がんばらなくていいの?がんばった方がいいの?」
というお話です。

頑張りは人によっても変わる

頑張るっていうのは
私たちにとって昔からとても身近で馴染みのある言葉。
そして重要な言葉だったんじゃないかと思います。

「頑張れ」とか「頑張ってねー」とかしょっちゅう言われますよね。
そして頑張れないっていうお悩みもそこから生まれてきます。

最近のスピリチュアル、自己啓発とか心理学なんかでは
「頑張らなくていいよ」というのが一時期流行りました。
この「頑張らなくていいよ」という言葉
ホッとする人もいれば、逆に
「頑張らなくて本当にいいんですか!?」って
ざわざわする人もいませんか?

じゃあ一体頑張らなくていいのか、頑張った方がいいのか
どっちなんでしょう?

その人のタイプと状況、ステージによって変わってくると思っています。

「どういう人が」「どういう状況で」「どういう時に」「どうしたらいいのか」
4つのタイプに分けてお話ししたいと思います。

そもそも選択を間違えてるタイプ

まず1番目のタイプは、名付けると
「そもそも選択間違えてるタイプ」

このタイプはそもそも頑張れない人。
基本的に頑張らなければいけないのはかわっているから頑張ろうとはする。
頑張ろうとやってはいる。
でもどうしても力が出ない、頑張る気がしない。
なんだか他のことによそ見してしまう。
いわゆるモチベーションないですよ、みたいな。。。

このタイプが1つの可能性として考えてみるといいのは
「そもそも、それやりたいことなんですか?」ということ。
それ、自分がやりたくてやろうとしてること?
そもそも頑張りたいと思ってる?

痛いところをつく問いかもしれないけど、これが結構重要。

やりたくないことは人間頑張れないですよ。
だから頑張れないんじゃないの?ということが1つ。

もう1つは、自分の特性が分からなくて
自分の性質や特性とまったく違う職についてしまった場合。

本当は人と接するのが大好きで接客が向いているのに
なぜかパソコンに1日向き合って 数字を打たなきゃいけない仕事をしている。。。

頑張れるわけがない。
それはあなたの喜びではないからです。
人は喜びを感じられないことは頑張れません!
モチベーション上がりません!当たり前なんです。

じゃあこのそもそも選択が間違っているタイプはどうすればいいのか?

まずはもう1回自分の原点に立ち戻って
自分はどういう性質で、何が向いてて、何だと喜びを感じてワクワクするのか
100%じゃなくてもいいからここに立ち返って
少しでも自分に合っていることを選択し直すこと。
そこから始めて、その分野で頑張ってみる。

このタイプへのアドバイスは
「まずちょっと選び直す。そしてちゃんと選んで頑張れ」です。

さんざん頑張ってきたタイプ

2番目は「さんざん頑張ってきたタイプ」

小さい頃から頑張るのが得意なタイプです。
頑張ることにかけては負けない、頑張って頑張って、頑張ってきた人たち。
ある意味それが生きる実感になってたりするので「もっと頑張る」。

そうやって頑張るので、それなりに成果を出すんですよね。
成果を出して、それなりに得るもの得たりするんだけど
頑張っても頑張っても頑張っても自分の中でOKが出ないんです。
この止められないところが曲者です。

楽しくて始めたことなのに、どこかで息切れしてくる。

「もう頑張れないよ・・・」

自分の奥底の本当の声が聞けるかどうかです。

このタイプに送りたいのがこの言葉

「頑張らなくていいよ」
もっと言えば
「もう頑張らなくていいよ」

これは今までの頑張りを否定するのではなく
よく頑張ってきたね、とちゃんと労ってあげてほしいということ。
そしてゴールを作ってあげましょうってことなんです。
だからこのタイプは「頑張らないということ」が次のステージなんですね。

頑張らない方が都合がいいタイプ

3番目は「頑張らない方が都合がいい」タイプ。

このタイプにはA型、B型があります。

A型は「頑張らない方が都合が良い、失敗を避ける型」です。

やらないほうが失敗もしなければ傷つかない。
恥もかかないし惨めな感じもしない。
だからやらないほうが都合がいいんです。
頑張らなきゃと言いつつ、実はそんなに頑張らない。

もう1つは「成功を避けたいために、頑張らない方が都合がいい」B型。

意外かもしれませんが、実は「成功するのが怖い」という心理が人の心にはあります。
頑張れば上手く行ってしまうので、幸せになっちゃいけないっていう心理が働いちゃうんですね。

成功や幸せに何かよくないイメージを持っていたり
誰かを傷つけるんじゃないか、という潜在意識に引っ張られる人もいます。
だから無意識に頑張らないで、成功や幸せを避けるという不思議な行動をとってしまうんです。

この頑張らない方が都合がいいタイプの人へのアドバイスは

「自分にとってのメリットをそのままずっと得ていたいのであれば頑張らなくていいよ」です。

失敗を避けたいA型にとっては
人生で1番大事な「失敗しないこと」のためには頑張らない方がいいのです。

成功を避けたいB型は
頑張らない方が自分の心が平和に生きられるわけです。

「そんなのは嫌なんです!」

そういう人であれば

自分が本当にやりたいこと、したいこと、望みは何?

ということにもう1度じっくりフォーカスして
それに対してちゃんと喜びを得たい、という情熱を燃やして頑張ること。

この「頑張る」というのは、自分がそれを選びたいのかどうか、ということなんです。

頑張り方を知らないタイプ

そして最後の4番目は「頑張り方を知らないタイプ」と言います。
これにもA型、B型があります。

A型は「過保護型」。

親が何でも子供のことをやってあげるような家に生まれると
子どもは自分で自分の力を使うという体験がないまま
大人になっちゃったりすることがあります。
だから頑張り方がわからない。

頑張り方を知らない、というところからがスタートです。
本当に何かをしたい、やりたいことを見つけたいなら
まずは一から頑張るという体験を積む。
歩くための筋力を訓練しましょう。

このタイプの人は
小さなステップから頑張ってみてください。
本当に小さな子が1歩1歩ステップアップするように
自分が自分を育てるということが必要なんです。

 

そしてB型は「存在否定型」としてみましょう。
さまざまな事情で幼少期にしんどい環境で育ち、生きるのがつらかった人。
いっぱい傷ついてきた人。

そういう人は小さいころから自分の命とか、自分の存在そのものを受け入れられない人が多くいます。

そんな人は、生きることそのものに力が入らないので、頑張るどころじゃないんです。

だからこのタイプに私が言ってあげたいことは
「まずその傷を癒して元気になってから頑張ってみよう」ということです。

「頑張る」とは、自分の力を十分に使うこと

もちろんここに挙げたことだけがすべてではないでしょう。
ただ、1つの見方としてこんなふうに見てみると
「頑張る」ということについて考えが深くなってくるかもしれませんね。

そして最後にみなさんにお伝えしたいのは
そもそも頑張るってどういうことだと思ってきただろうか?ということ。

自分の力を十分に使うこと」

これが私が思う頑張るの本質、お気に入りの定義です。

自分の力を思いっきり使いたかったら使ってみればいい。

そして使いたいことに対して
思いっきり情熱を燃やして自分の力を使ってみよう!

そしてそのことに立ち止まる時期が来たのなら休みましょう。

それでいいんじゃないかなって思います。

頑張っても頑張らなくても、どちらでもいいんです。
なぜなら自分がしたいようにすればいいから。

これが結論です。

「自分はどうしたい?」

いつもそこに戻って来ましょう。

今日はそんなお話でした。

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この記事を書いた人

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大塚 あやこ

心理コンサルタント/作曲家/ピアニスト
一般社団法人ビリーフリセット協会 代表理事
 
東京芸大作曲科卒業後、演奏家・作曲家として活動。アーティストのツアーサポートや編曲、アニメやドラマのサントラ作曲等を手がける。
 
音楽での燃え尽き体験をきっかけに、心理カウンセリング/セラピーへ転身。
悩みの根本原因に迫るオリジナルメソッド「ビリーフリセット®」を提唱し、前に進みたい人、人生の転機に直面した人などを新しいステージへと導く個人セッションや講座を開催。「ビリーフリセットで人生が変わった!」という人多数。カウンセラー養成講座も開催し門下の認定カウンセラーを多数輩出している。
その他、心と意識をクリアにするサウンド瞑想など、独自の立ち位置で音楽制作やライブイベント等も行っている。

◎一般社団法人ビリーフリセット協会代表理事
◎淨音堂株式会社代表取締役

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