最近全体の流れ的に感じることは、あらためて
男性性だけの「がんばりと突き抜けの時代」もいよいよ終わっていくかなあ・・・
ということです。
「男性性・女性性」とは、肉体的な性別のことではなくて、「陽と陰」のエネルギーの質のことです。
詳しくはこんな記事もあるのでご参考に。
男性性偏向の時代
今までの世界は、圧倒的に男性性で回っていました。
その一つの象徴として、
成長、拡大、獲得、達成、突き抜ける
といったことがすばらしいことだという価値観がありました。
これは男性性的な価値観にあたります。
だからこそ、向上心のある人ほどそれを目指して努力し、克服し、がんばってきたし、そこに充実や生きがいを感じる人も多かったのです。
特にビジネスの世界では、それが正義であり常識。
そうやってみんなが闘って、勝ち上がろう、生き残ろうとしてきました。
ほんとに当たり前にみんな「ビジネスってそういうもんでしょ!?資本主義なんだし!」って思ってました。
今も思ってる人が大半かもしれない。
でもそれは、その時代のそういう一つの価値観でありパラダイム(枠)であったというだけであって、絶対的な真実というわけではないのです。
その枠の外に、そうじゃない価値観とパラダイムも広がっているはず。
それが、これからくる「女性性統合の時代」です。
女性性統合の時代
女性性は
突き抜けない。包み込む。
獲得しない。実らせる。
達成しない。流れに任せる。
闘わない。そこに在る。
つまり、大自然の摂理とシンクロするような在り方を、人間もすればいいのじゃないですか?
大自然とは生命ですから、生命を大切にする、生命の伸びゆく方に伸びる
それを信頼しましょうよ?
というのが、女性性のパラダイムです。
あくまでも私の理解ですけどね。
すでに多くの女性たちは、そんな価値観にシフトして「自分」を取り戻しはじめています。
男社会でバリバリ闘ってがんばってきた女性たちも
そろそろ疲れたよね・・・
私、ほんとはこんなふうにしたいわけじゃなかったかも・・・
って、切り替えてる人も増えています。
次は男性の番かもね~、って思います。
弱さを認め、受け入れる
男性原理の社会でゴリゴリ結果を出してきた人ほど、これからの時代「女性性」を取り戻して統合したら最強。
そのような男性にとっての「女性性の取り戻し」とは、具体的に何かというと
「弱さを認め、受け入れること」です。
これ、男性にとっては超むずかしいと思いますけれども。
だって「男たるもの、強くあれ!泣くな!!」って教育されてきたからね。
それを根底からチェンジすることを迫るのが、「女性性の取り戻し」だからです。
今まで、弱い、めめしい、恥ずかしい・・・思われてきたソレこそが、次の扉を開く鍵になっていきます。
扉を開いた人は、今まで味わったことのない安らぎや、真の自己肯定感・自信を、自分の内に感じることになるでしょう。
そのくつろいだ自分で、これまで培った力を発動したら、全く違う現実を創造できます。
自分の中に奥深くフタをしてしまった、そういう「弱さ・繊細さ」に自分でOKしてあげること。
これは、男性のみならず、男性原理の社会の中で男性に肩を並べてがんばってきた女性も同様ですね。
そこにOKすれば、闘う人生から卒業することができます。
もう闘わない。
そんな時代へシフトする予感。
リングを降りた10年前の私
私はかつて音楽を一旦やめたとき、そんな闘いのリングから降りる覚悟をしたことがあります。
まさにそのまんまのタイトルの記事が以前ありました。
なんと、10年前のブログですよ。
「闘わない」とは、一旦負けることです。
負けて力を抜くことです。
そこに「在る」という次元があります。
闘ってきた男性の皆さん、女性の皆さん
よくがんばったね。
おつかれさま。
もういいよ。
やわらかな、そのままのあなたで
もう大丈夫。
一旦「ゆるんで、ゆだねる自分」にもOKして大丈夫。
安心して「ただいる私」になって大丈夫。
その上で、スイッチ入れる時は入れて、がんばる時があっていいんです。
どっちもやればいいじゃない。
どっちだってやれるじゃない。
どうしてそんなに「どっちか」じゃなきゃ
いけなかったんだっけな・・・?
なんて・・・
いつかそんなふうに
当たり前にポカン!?とする日が来ます。