引き続き「チューニング」についてです。
前回の記事はこちら
チューニングとは
波長を合わせる、周波数を合わせる
ということですね。
何に合わせるのかは、本当に自分次第です。
自分が意識を向けているもの。
自分が感じようとしているもの。
それが、自分がチューニングしているもの、ということになります。
こで私が重要だと思っているのは
自然に、地球にチューニングすることです。
たとえば、太陽、空、海、大地、川、森、風・・・・
それらに、自分の波長を合わせていくのです。
波長を合わせるってどうやるの!?
っていうのはつまり、感じればいいということです。
意識を向けて、感じて、委ねて、頭を空っぽにして、味わう。
それでチューニングになります。
「自然」こそが正しい
私は「自然」こそが一番正しく、力があると思っています。
「自然」とは、あるがままの地球の在りようであり、厳然たる法則であり、そのまま宇宙の一部でもあるわけですが
だからこそ、人間が自然の法則に反したことをやったら、自分自身の調和が乱れて歪み、自分の首が締まるのは道理ということになります。
しかし、近現代社会はことごとく、人間を自然とは逆の方向へ、逆の方向へと誘導していきました。
自然を嫌い、自然を征服・搾取し、人工に夢を描き、科学に偏執し、化学で操作する。
そういうことが激しく行われてきたのが西欧を中心とした文化、特に20世紀からの時代です。
結果として、人間の本来の生命力は削がれて弱まり
本来持っていたはずの感覚や直感、体感・実感といった「感」に類するものに対して、全くの「オンチ」な状態に追い込まれ
自らの身体への信頼はブチ壊れて、自分で自分のチューニングがきかない、いわば「内なるコンパスが壊れた」状態の人が大量に生じています。
それで、しんどいとか辛い具合が悪いとか
自分がわからない、自信がない・・とか言ったって、そりゃあ当たり前なのです。
チューニングを失っているのですから。
戻していくこと
だからこそ、鍵は「自然にチューニングを戻す」ことだと私は思います。
その第一歩は、自分の身体をできるだけ自然に戻すこと。
ちゃんと太陽の下に出て日光を浴びる。
空を見上げ、深くゆっくり呼吸をする。
大地に触れ、海に触れ、植物に触れる。
それは、地球のエネルギーを自分に入れて、チューニングを合わせるということです。
なるべく自然や天然なものを食べる。
純度高い天然水を飲む。
私たちは食べ物を通して、自然の生命力をいただくのですから。
薬品、添加物等の「化学」と「人工」を抜くことも大事です。
そういうものが身体のチューニングを著しく乱すからです。
そうやって、まず身体のチューニングを取り戻すことで、次に心のチューニングが整っていきます。
身体と心のチューニングが合ってくると
おのずと何が自分にとって良いのかダメなのかも感覚でわかるようになるし
何が正しくて何がおかしいのか
今、何を選択するべきなのか、など
自分にとっての真実も見分けることができるようになります。
逆にいうと、いくら心だ精神だ!と取り組んでみたって、身体のチューニングが狂っていれば、
一瞬は良くても、すぐにその狂った身体が、心や精神を元の状態に戻してしまいます。
心と身体は別々のものではなく、一体なのですから。
環境を選ぶ
そして、環境と情報。
どんな土地や場に身を置くか。
どんな情報や音を目に入れ、耳に入れ、脳に入れているか。
これもチューニングです。
その「気」やエネルギーの状態がそのまま「周波数」ですから
自然に反するおかしなものに無自覚に晒されていたら、知らず知らず自分のチューニングはおかしくなります。
だからこそ、よいエネルギーにチューニングすること。
そのためには、自然に触れることがいちばん根本かつ手っ取り早いのだと思います。
最近、自分で畑や田んぼを始める人、キャンプをする人、川遊びやマリンスポーツをする人が増えているのは
そうした流れを多くの人が感じ取っているからではないかと思います。
そう、心理学もスピリチュアルも、感情やビリーフの扱い方も、マインドフルネスも、トラウマやインナーチャイルドも・・・・
そういうものに向き合ったり取り組んだり、一生懸命になるのも一つの道とは思うけれども
つべこべ言わずに自然と宇宙にチューニングしちゃえ! というのもまた一つの道かと。
この夏の美しい空と海と緑に囲まれて暮らしていると、そういうことでもういいんじゃないかという気にさえなる今日この頃の私です。
せっかく美しい夏ですから、皆さまもちょっとそんな「自然とのチューニング」を心掛けてこの夏を過ごしてみてはいかがでしょうか。