私は昔、芸大の作曲科というところにいて
出てからはとりあえず
ピアノを弾く仕事をしてた。
アレンジが得意だったから
友達のバンドでアレンジをして
ライブをやってた。
もちろんお金にはならない。
そしたらレコード会社の人に
「アレンジやりませんか?」
って声かけられて
アレンジの仕事をするようになった。
それでアレンジャーになれたんだ。
しばらくアレンジャーとピアニストを
やってたけど、だんだん
あれ?私ほんとは作曲家のはずなんだけど。
作曲家にならなきゃ!って思って
プレイヤーの友達に声をかけて
自分の曲をやるユニットを作って
ライブを始めた。
もちろんお金にはならない。
でも続けていたら
制作会社の人に
「サントラ作りませんか?」って言われて
作曲の仕事をするようになった。
それで作曲家になれたんだ。
カウンセラーの時は
とりあえずサロン作って
開業しました!って言って
ブログやいろんなところで
やってます!やってます!
って言って回って
そしたら「行ってみようか」
なんていうありがたい人が現れて
ちょっとずつみんなが
来てくれるようになった。
それでカウンセラーになれたんだ。
そんな私の経験の範囲だけど
やりたいことを仕事にする一歩は
小さくても、お金にならなくても
とりあえずでも、まだまだでも
まずはやりたいことを形にすることだ。
やりたいことをやる場を作ることだ。
一歩やってみて
そこから続けていって
自分のやりたいことで構築した
「自分の城」を作っていくことだ。
作って、継続して、
見せ続けていくこと。
それがあるとね
人はやっと
「あなたってそういうのやりたい人なのね」
ってわかるんだよね。
人は形をみないと
あなたが何をやりたい人なのかなんて
わからないから。
だから
「これです」っていう形を
小さくてもいいから作り続ける。
やり続ける。
見せ続ける。
発信し続ける。
そこに
「あなたがそういう人なら」
「そういうものがあるのなら」
といって
「じゃあこれお願いできる?」って
オファーしてみようかなんていう
ありがたい人が現れる。
ありがたくやってみると
それが「実績」になる。
そしたらその実績を見て
「そういうことをする人なら」
「そういうものができるなら」
といって
「じゃあ私のもやってもらえます?」
とオファーがくる。
そうやって仕事になっていくんだ。
そうやって回っていった仕事は
自分のやりたいことから
始まっていることだから
どんぴしゃで「やりたい仕事」であるか
あるいはかなり
「やりたい仕事」の周辺にあるはずなんだ。
そうやって「やりたいこと」は
仕事になっていく。
ただ漫然と
やりたくもない仕事を請け負って
「こんなことやりたいわけじゃない」
と言って消耗しているより
全然おもしろいことなんだ。
繰り返すけど、人は
何があなたの「やりたいこと」なのか
なんて
あなたが黙ってたらわからない。
やりたくもない仕事を黙々とやっていたら
それでいいんだと思うでしょう。
あなたが言ってもいない
出してもいない
形にしてもいない
あなたが思ってるだけの
「やりたいこと」を
「やってもらえませんか」
なんていう仕事は来ないよね。
だから
やりたい仕事があるなら
まず自分から形にしよう。
自分から始めよう。
「コレだ!」って提示しよう。
自分からその世界に近づこう。
最初は小さくても
まだまだでも。
お金にならなくても
いいからね。
そんなかんじで去年から私が始めた
小さくても、お金にならなくても
やりたいこと。R-Spirit
こんど3回め。
第0回入れたら4回めだよ。
そんな気持ちで続けてる。
ちょっとずつ、みんなに届いてる。
あなたも
心のスイッチ、入れに来てね!
本郷綜海(Vocal)
了戒翔太(Vocal)
大島ケンスケ(Vocal&Guitar)
大塚あやこ( Piano全体/Produce)
& R-Band