この仕事は本当に自分に向いているのか
これは自分がやりたい仕事なのか
本当に自分のやりたい仕事ってなんだろうか
ってなんだかよくわからなくなる時。
どういう観点から考えるでしょうか?
業種?
肩書き?
収入?
通勤時間?
勤務地?
職場の雰囲気?
自分の好きなように時間が使えるか?
自分が成長できるか?
評価されるか?
有意義な出会いがあるか?
将来性があるか?
人に感謝されるか?
などなど・・・・
いろいろあると思うけれど、
私は究極、
やっている行為そのもの、
それをしているその瞬間に
喜びを感じるかどうか
かなあ、と思います。
自分の例でいいますと
まずはカウンセラー。
カウンセラーの「やっている行為」とは
たった一人の人と向き合って
心の中の深〜い話・本当の話をする
ということです。
それをしているその瞬間、
「あ〜、楽しいわあ。嬉しいわあ」
と思う。
じんわりと充実を感じる。
だから、私はカウンセラーは向いているんだと思います。
それから、音楽。
音楽はやりたいことでしょ?
と思われるかもしれないけど、
これもいろいろ微妙といいうことが
だんだんわかってきたんですけどね。
たとえば、ピアノを弾いているその瞬間、
これは楽しい。
でもシンセを弾いているその瞬間、
ぜんぜん楽しくない。
つまり、ピアノを弾くのは向いているけど
シンセ弾くのは向いてない、
ということだと思って
シンセ弾くのはもうやめました。
そしたら楽になった。
生楽器の曲を作って
演奏者に弾いてもらうために
コンピュータで楽譜を作ること。
これは楽しいけど
最初から最後まで
コンピュータ打ち込みで音楽を作るのは
ぜんぜん楽しくない。
ということは
打ち込みは私のやる仕事じゃない。
そういうことだと思ってやめました。
そしたら楽になった。
そうやって私は
楽しくやれないことはやめて
楽しくやれることだけにしていったら
生きるのが楽しくなりました。
では、自分じゃない例だけど
たとえばブログ。
「ブロガーになりたい」っていう人がいたとして。
ブロガーの「やっている行為そのもの」というのは
文を書くこと、ですね。
文を書くことそのものが
楽しくてしょうがないのだったら、
ブロガーは向いているかもしれない。
でも
注目されるから、とか
ライフスタイルが自由そうだから、とか
好きなことで稼げそうだから、とか
そういう理由でブロガーめざしても
「注目される」も
「自由なライフスタイル」も
「好きなことで稼ぐ」も
やっているその瞬間の行為そのもの、
ではないからね。
それは結果として訪れる「状態」ですね。
ここ、混同しやすいんだよね。
「結果として訪れる状態」
がほしいというそれを
「やりたいこと」だと思ってしまうこと。
それ、やりたいこと、ではないんだよね。
行為ではないから。
そういう意味では
業種
肩書き
収入
通勤時間
勤務地
職場の雰囲気
はもちろん行為ではないし
自分の好きなように時間が使える
自分が成長できる
評価される
有意義な出会いがある
将来性がある
人に感謝される
それも「結果として訪れる状態」であって
「その瞬間の行為」ではない。
その瞬間の行為、もっというと
その行為をしているその時
感じている感覚・感情。
そこにこそ
自分の本当の喜びポイントがあります。
どういう行為をして
その時
どういう感覚・感情を味わいたいのか。
それを丁寧に探り当てていくことです。
それが、本当に自分が楽で、
かつ喜びをもって
自然に力を発揮できることなのです。