好きなことを仕事にしたかったら「ひつじマインド」を脱却するのだ

私は仕事柄、会社員を辞めたい方、独立したい方、自分の好きなことを仕事にしたい方・・・などと多く関わり、講座やセッションでサポートをさせていただいています。

そんな方達をたくさん見る中で、これはかなり重要だよね!と思うこと。

それは

「ひつじマインド」からの脱却

です。
説明しましょう。

ネット発信が力を持つからこそ

会社や組織の中の一員であることと、一個人として自分の仕事をしていくこと、その最大の違いは

自分の名前と顔を出して、矢面に立つ

ことなんです。
つまり「私はここよー!」と旗振って目立つということ。

今の時代、一個人として自分の仕事で収入を得ていくことは、昔ほど難しいことではありません。
インターネットがあるからです。
ネットを使って効果的に発信していくことで、全国規模のビジネスにしていくことだって十分可能なのです。

であるからこそ、重要なのはネットでの発信です。

そこで、自分の名前と顔、自分がやっていること、考えてること、感じていること、目指しているコンセプト、商品やサービスのこと・・・等々、まずは多くの人に知ってもらわなければいけません。

そこをしっかり発信すればするほど、多くの人の興味や共感を集めて、結果的に商品やサービスが売れたり、仕事を依頼されたりしていきます。

ですから、不特定多数の人に知ってもらうために、自分のことを堂々と出すということは、もはや必須だといえるでしょう。

知られるのがこわい

なのだけど、ここに一つのハードルがあるのです。

知られたくない・・・
見られたくない・・・
目立つのがこわい・・・・
え〜〜、ムリムリ!!

という思いが出る。

これです、これ!
ここで止まってしまう人はほんとに多い。

それで
「ブログが書けません」
「SNSに投稿できません」
「写真、顔出しできません」
「名前出せません」

という。

はい、そしたら独立の夢は終了ですね。

目立たず埋もれていたいマインド

人間には誰しも「目立ちたい、注目されたい気持ち」もありますが、同時に「目立たず埋もれていたい」という気持ちも強力にあります。

特に、日本という土地で、学校という場で教育を受けて、会社という組織に適応していたら、この「目立たず埋もれていたい」マインドの方が圧倒的に勝るようになっても仕方のないことです。

まさにそういう群れとしての生き方を叩き込まれるようなものですから。

そこで「ひつじ」のたとえなんです。

ひつじに限らず、多くの草食動物がなんで群れるかといったら、一匹でいると肉食動物に狙われやすくて危険だから。
集団でいれば一匹が目立たなくなって、食われるリスクが減るからだそうですね。

だから、一頭一頭は目立たず見分けがつかない方が、より安全度が増すというわけです。

それと同じように人間も、集団の中で見分けがつかないように紛れて「個」を出さずにいれば、叩かれなくて安全・・・と思う心理があります。

目をつけられない、叩かれない、責められない、後ろ指さされない、とやかく思われない・・・
集団にまぎれて「わたし、いませーん」とやって安全をはかる、と。

これを私は「ひつじマインド」と名付けました。
なんとなくかわいいでしょ?(笑)

これがいけないと言ってるんじゃないんですよ。
組織で生き延びるためには「ひつじマインド」の方がうまくいくのかもしれませんよね。
私は組織入ったことないからわからないけど。

組織で生きるなら、それでもOK。
向き不向きもありますから。
それが好きだったらいいんですけどね。

しかし、会社を辞めたいなら。
好きなことで生きる!とかいうならまた別ね。

そういう人が、自分ならではの仕事をするためには、まぎれて個を消すような「ひつじマインド」とは真逆をやる必要があります。

つまり

名前を出す!
顔を出す!
「私が」と言って回る!
目立って、飛び抜ける!
見られる、知られる!

ってこと。

「わたし、いませーん」じゃなくて
「わたし、いますよおー!ここにっ!!」

とやることです(笑)

この川を越えて、向こう側へ渡るのだ!

ひつじマインドを脱却への道

なので。

「会社をやめてどうやって食っていこうかしら?」と考えるのも大事だけど、その前にこの、
見られたくない・知られたくない・出たくない
の「ひつじマインド」を転換するのも重要課題だと思うんです。

そのためにはまず、自分自身の「ひつじマインド」度合いを自分で自覚してみることだと思います。

どれくらい、見られるのが嫌で、知られるのが嫌で、目立つのが怖くて、ネットでの顔出し・名前出しがこわくて、投稿がこわいか。

あー、こんなに怖いんだわたし!!

って気づいたらまずOK。

そしたら次は、

なんでそんなに怖いのか、
出したら何が起こると思ってるのか、
ほんとの本当にそれが起こるのか、

じっくり考えてみるのもよいでしょう。

ちなみに私の例をいうと、私はミュージシャンとして昔から自分の名前を出すのが当たり前感覚だったので、ホームページ開設はたしか2002年。

その時からもちろん名前・顔・プロフィール・活動内容等々、ネット公開してきたけれど、なーーんにも怖いことは起こりませんでしたよ。
むしろ得になることはいっぱいあった。

そんなもんです。

で、もう一つの検討ポイントは、

そもそも
そんなに「出したらダメだ」と思ってるくらい、
そこまで皆から責められると思ってるくらい、
自分のことをひどくてダメでたいしたことない
と思ってる、
っていうその自己認識、ちょっと待て!

です。
そこにも気づいてみよう。
そして問い直してみよう。
それって本当なの?っていう。

まさにその自己認識こそが「ビリーフ」ってやつです。
自分でそう信じ込んでる。

そんなふうに思ったまんまじゃ
ぜったい表に出られないでしょ?

だからこそ、そのビリーフをリセットしていくことに意義があるんです。

そうやって自己認識を一つ一つ改めながら
一歩ずつ、怖くてもチャレンジする!

それが「ひつじマインド」脱却の王道です。

このまんまの自分を認めながら

まずはなんでもよいので
SNSに自分のことを書いてみる。
自分の写真を載せてみる。
公開するっていうそのことに慣れていきましょう。

チャレンジしてみて、やってみて
「あ、大丈夫だった」という実感を積み重ねる。

独立、開業、好きなことで食う
の道は、そんなところから始まっていきますよ。

 

 


この記事を書いた人

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大塚 あやこ

心理コンサルタント/作曲家/ピアニスト
一般社団法人ビリーフリセット協会 代表理事
 
東京芸大作曲科卒業後、演奏家・作曲家として活動。アーティストのツアーサポートや編曲、アニメやドラマのサントラ作曲等を手がける。
 
音楽での燃え尽き体験をきっかけに、心理カウンセリング/セラピーへ転身。
悩みの根本原因に迫るオリジナルメソッド「ビリーフリセット®」を提唱し、前に進みたい人、人生の転機に直面した人などを新しいステージへと導く個人セッションや講座を開催。「ビリーフリセットで人生が変わった!」という人多数。カウンセラー養成講座も開催し門下の認定カウンセラーを多数輩出している。
その他、心と意識をクリアにするサウンド瞑想など、独自の立ち位置で音楽制作やライブイベント等も行っている。

◎一般社団法人ビリーフリセット協会代表理事
◎淨音堂株式会社代表取締役

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