学んでも変わらないなら、実際の「心の使い方」が身についていないかも
心のことを色々勉強して、知識を得たり、それなりに納得したりしても
もしも、今ひとつ自分の気持ちや日常や、変わってほしいはずの現実が、なんだか変わってる感じがしないとしたら。
それはなぜでしょうか?
一つ考えられることは、実際の「この自分の心」の使い方がまだ身についていない・・ということがあるかもしれません。
理論や一般的な誰かの例などで、書かれていることに「ふむふむ、なるほど。」と納得したとしても。
セミナーに行って「そうか、そうだったのね!」と思ったとしても。
本当に大事なことは
で、今この自分の心を、どうやって使ってるか
ということなんです。
要は、普段の心の使い方です。
それは実際に使って身につくもの。
それはやっぱり知識じゃなくて実践なんですよね。
その「心の使い方」にも基本があります。
それができていることが、そこから先、複雑なことや深いことがわかる上でも、いわゆる「気づき」の力を高めていく上でも実はとても重要で。
いわば「基礎体力」。
それがあれば、いろいろな学びを本当に「自分ごと」にして積みあげていけるはずです。
逆に、それなくして、いくら壮大なスピリチュアル世界を語ったとしても、自分の現実とは乖離したものになるでしょう。
それはすごく地味だし、けしてステキでもキラキラでもないことです。
でも、楽器やスポーツの練習もそうだけど、地味な基礎力の積み重ねが華やかなプレイにつながるのですから。
誰も言わないなら、私が言おうかと思って(笑)
そういうわけで今回、そんな「超基本」の3ステップをお伝えしたいと思います。
まずひとつめは
1.今、自分が何を思ってるかに気がつくこと
です。
説明しましょう。
1.今、自分が何を思ってるかに気がつくこと
私たちの思考は、ものすごい量とスピードで頭の中にブンブン回っています。
普段の意識だと、その思考に乗っかってそのまま走りっぱなしです。
それに、あえてストップをかけて気がつくこと。
これが、新しい心の使い方の第一歩です。
簡単なやり方はまずこれ。
今浮かんできた、自分の頭の中の自分の声に気がついてみましょう。
そしたら、続いてそれに対して
「・・・と思ってるんだ、私。」
とくっつけてみましょう。
もちろん、僕でも、俺でもいいですよ。
「あー、しんど。やりたくないなーもう〜」
・・・と思ってるんだ、私。
「何よ、Aさん、あんなやり方したってうまくいくわけないじゃん」
・・・と思ってるんだ、私。
「もう〜、ウチの子は全然勉強しないんだから!」
・・・と思ってるんだ、私。
「転職したいとは思うけど、今更この年じゃ無理だしなー」
・・・と思ってるんだ、私。
「将来が不安。何があるかわからないんだから、とにかくお金を貯めなくちゃ」
・・・と思ってるんだ、私。
「自分の意見なんて言ったら、人に何言われるかわからないよ!」
・・・と思ってるんだ、私。
こんなかんじです。
「・・・と思ってるんだ、私。」
とくっつけたら、次は
「へー。」
と言って終わりにしてください(笑)
それ以上、そう思った自分に対してマルバツつけないこと。
ここが肝心。
なぜなら、
「あーダメダメ、そんなこと思う自分てなんてちっちゃくて汚い人間なんだ。こんな自分がイヤ!」
とか言って、自分にバツをつけちゃうことがよくあるので。
それが自己否定グセっていうやつですよ。
そこに走ることにもストップかけてくださいね。
だから
「へー。」
で終わりにするんです。
でも、マルバツつけて「そんな私ダメダメ!」と思っちゃったとしても、大丈夫。
そこにまた
「・・・と思ってるんだ、私。」
「へー。」
とつけていきましょう。
これも、練習。
こうやって「瞬間瞬間の自分の思いに気がつくもう一人の自分」というのを育てていくのです。
これが心の使い方をマスターするための第一ステップです。
本当に基礎的だけど、本当にだいじ。
「・・・と思ってるんだ、私(俺)」
「へー。」
やってみてくださいね。
また、次回に続きます。↓