春からずっと準備・プロデュースしてきたCD、東京チャンバアズ「今が最高!」が本日発売日です!
一足早くミュージックビデオも公開しています。
私がなぜこのプロジェクトをやろうと思ったのか
なぜ「おばあちゃん」なのか
その背景は こちらの記事 を見ていただきたいのですが、
実はもう一つ、
大事なこだわりポイントがあるのです!
それが、音楽そのもの。
音楽はこだわりの本格仕様です。
実は人が弾いていない音楽
今回の収録曲は
・今が最高!
・これでよかった
・大事なのは今
の3曲と、そのカラオケ3曲分、計6曲ですが、
すべての曲が、今回全部「生演奏」です。
・・・といっても、あまり音楽に詳しくない方は「だから?」というかんじかもしれませんね(^ ^)
実は、現代普通に流れている音楽、特に歌の入った音楽は、バックの演奏がコンピュータによって作られている場合が非常に多いです。
つまり、人が弾いてるんじゃない。
ドラムも、ベースも、ピアノも、弦楽器や管楽器も・・・ちょっと聴いたところわかりませんが、実はシンセサイザーのプログラミングされた音である、ということが普通にあるのです。
今の時代、どんどんそうなってきている一つの理由は
人がやるとお金がかかるから。
ミュージシャンを呼んできて、スタジオを借りて、録音エンジニアさんを呼んで、時間かけて録音して、ギャラを払ってスタジオ代払って・・・とやってるとお金がかかるんです。
しかしコンピュータなら、アレンジャーさん一人いれば、その人が自宅スタジオでコンピュータを駆使して全部作ってくれます。
実際に楽器を弾けるミュージシャンは要りません。
わざわざスタジオ借りるお金も要りません。
そうやって制作費を削ることができるのです。
そして、もう一つは
人がやると不確実性のリスクがあるから。
というのもあると思います。
超上手な有名スタジオミュージシャンならまだしも、そこそこの人に頼んで弾いてもらったとして、必ずベストなものになるかどうかはやってみないとわからない。
もしかしたらうまくいかなくて時間がかかり、時間がかかかるとスタジオ代も跳ね上がり予算オーバー、結果としていいものができなかった、どうするんだ!!
・・・ということになるリスクだってあるからです。
そういう不確実性のリスクを冒して生演奏にこだわるより、アレンジャー1人でいくらでも直せるし、ある程度結果が見えるコンピュータ制作の方が確実・安心!という判断を制作側がするのも、「予算がない」が口癖の音楽業界としては仕方がないかもしれません。
それでいて今の機械は優秀ですから、十分インパクトあってカッコいい音楽ができあがります。
コンピュータならではの刺激的なサウンドや、細部までツメツメに詰めた構築も可能ですから、そういう作り方が合っている音楽もあります。
それはそれでいいんです。
そういう音楽の良さもあります。
でもしかし。
私はねー、コンピュータでできた音楽(いわゆる「打ち込み」といいます)聴いても、あんまりうれしくもありがたくもないんだよねー。
人が弾いていることのありがたさ
なんで音楽に感動するか、心が動くか、っていったら、
人の息遣い、人のいのち、人のエネルギーが伝わってくるからだと、私は思っています。
それに自分のいのちのエネルギーが響くから、心が動く、感動するんじゃないでしょうか。
ただ無心に人が演奏している。
その瞬間瞬間の「今」を生きている。
そのエネルギー、フローに乗っている。
そのことが、とってもとってもありがたいことなんだと私は思っています。
そのいのちに触れさせてもらえる。
そのいのちと一緒に、ひとつになる。
それって音楽の原点だと思うのね。
それはたとえるなら、天然物の魚や、自然栽培の野菜で作った料理のようなものだといってもいいかもしれません。
普段、養殖や人工や合成のモノばかり食べていると「そんなもんかな」で終わってしまうかもしれませんが、ちゃんと天然物や、手間暇かけた自然栽培のものを食べたら、やっぱり味わいも違うし、栄養も違う。
なんといっても「生き生き」が違う、いのちの濃さが違う、ということになります。
私がめざすのは、そういう音楽。
栄養のある音楽。
食べ物が身体にとっての栄養であるならば
音楽は魂にとっての栄養だから。
ちゃんと栄養になるものがいいよね、と思うんです。
だから私は今回、そういう「人が弾いている音楽」であることにこだわりたかったのです。
歌はもちろんですが、バックのパート、つまりバンドから管楽器、弦楽器、コーラスまで全部、リアルに人が演奏していることが、このCDの最大の特徴です。
レコーディングについては、こちらの記事でどうぞ
たくさんの人を巻き込む音楽作り。CD制作、始動しました!
もちろん、お金はかかります。
でも、予算の都合じゃなくて音楽の都合を優先しました。
だってそうしたかったから。
そういうわけで、ミュージシャンの皆さんが最大限「生き生き」と演奏して、そのいのちを注いでいってくださることを意図しました。
さらにそういう演奏を、まるで生け捕りや一本釣りするかのように、リアルに録音し、手際よく捌いてミックスしてくださる一流のエンジニアさんのお力もお借りしました。
そういうたくさんのみんなの「いのちのパワー」が結集した作品に仕上げたかった。
それが、プロデューサーとしての私の音楽面の意図であり、このCDの本質でもあるのです。
だから、もちろん、歌を聴いて楽しんで盛り上がってほしい!
そして、さらに。
演奏も聴いて味わってみてね ♪
そんな「いのちの結集したパワー」を、たくさんのお歳を重ねた皆さん、そしてみんなを支える働き盛りの皆さんにお届けできたら最高です!
CDで聴く
CD盤は、歌3曲 + ガイドメロディー入りカラオケ3曲、計6曲入りです。
その他ネットショップ、および全国CD店舗でも取り扱いしています。
ダウンロードして聴く
ダウンロード版は、歌3曲 + ガイドメロディー入りカラオケ + メロディーなしカラオケ、含む全9曲入りです。単曲での購入も可能です。
(各サイト試聴できます)
・iTunes Store
・amazon Music
・music.jp STORE
・mora
・KKBOX
・Google Play Music
・レコチョク(ハイレゾあり)
・mora(ハイレゾ)
・e-onkyo Music(ハイレゾ)