「調子」というのはもともと日本の音楽用語で、調性(長調や短調のような)とか、調弦の仕方のことをいいます。
だから「調子に乗る」はちゃんと音が合ってハーモニーするってこと。
調子に乗らなかったら音楽にならないし、スムースに流れないのよね。
つまり、自分が自分の調子でハーモニーして、スムースに流れることを「調子に乗る」っていうんだよね、本来はね。
「調子に乗るんじゃない!」なんていう言葉は、
ハーモニーするな
ずれた音出しとけ
スムースに流れるんじゃない
ギクシャクしとけ
ヘタクソのまんまでいとけ
楽しそうにするな
っていう呪いだよね。
みんなが自分らしく生きられなかった時代は、そうやってみんなでガマンしてたんだね。
でも今の時代は違うから。
「調子に乗る」は「フローに乗る」こと。
乗った方が楽しいよ。
そして、楽しくていいんだよ。