〜〜くれない
〜〜してもらってない
という思いは自分を傷つけるよね。
満ち足りない気持ち
みじめなかんじ
枯渇感
焦燥感
そんなものを連れてくる。
その大元には子供のあなたがいるから。
子供は愛してもらいたくて当然だからね。
ほしいものをほしいようにもらえてないと
いつまでもこだわっちゃう。
だから、大人になっても
もらえてない!
傷ついた!
と、あちこちに頭をぶつけては
同じ傷を何度も味わっている。
そして
「癒されたい」という。
癒される手段があるんだったら
探すのもいいでしょう。
それも一つの手だよね。
でももう大人になったあなたに
私は、こんなことを伝えたい。
わかってくれない、じゃないの。
わからなかった、だけ。
わかる回路がないんだよ。
かまってくれない、じゃないの。
かまえなかった、だけ。
それどころじゃないんだよ。
愛してくれない、じゃないの。
愛せなかった、だけ。
愛なんてよくわからなかったんだよ。
こんな私だから愛さない、じゃないの。
誰のことも愛せない、だけ。
自分のことさえ愛せてないんだもの。
守ってくれない、んじゃないの。
守れなかった、だけ。
自分の不安で精一杯なんだよ。
なんでそうなのよ〜!!
っていったって
そうなんだからしかたないね。
もう大人なんだから
私がその人をわかってあげよう。
その人は、わからないんだ
ということを。
わかる回路が
少なくともあなたとは
ちょっと違うんだということを。
その人は、かまえないんだ
ということを。
他に手一杯な何かを
抱えているんだということを。
私がその人をわかってあげよう。
その人は、愛せないんだ
ということを。
愛し方というものが
あなたがほしいやり方とは
違うんだということを。
私がその人をわかってあげよう。
その人は、守れないんだ
ということを。
自分が無力感いっぱいで
それどころじゃないんだということを。
そういうその人なんだということを
私がわかってあげよう。
つまりそれは
こういうことを意味する。
わかってもらえない理由が
かまってもらえない理由が
あなたにあるのではないこと。
愛してもらえない理由が
守ってもらえない理由が
あなたにあるのではないこと。
あなたのせいじゃないんだよ。
あなたが悪いんじゃないんだよ。
あの人が
そうできなかっただけ。
だからあなたが自分で
みじめになる必要は
これっぽっちもない。
できなかったあの人が
悪いんじゃないんだよ。
ただ、しかたなかっただけ。
そう思っちゃった私も
しかたない。
そうなっちゃったあの人も
しかたない。
それを「ゆるし」という。
それができれば、もう
癒されてないとか癒されたとか
けっこうどっちでもよくなる。
それが本当に
「癒された」という状態なんだと
私は思う。