■クライアントさんに語っていただく、カード・カウンセリング
これは 「OSHO 禅タロット」というカードです。
以前から個人的には使っていましたが、
セッションでクライアントさん対象に使うことはほとんどありませんでした。
ですが、最近思うところあって、セッションで使うようになりました。
タロットと言ってもいわゆる占いとは違うのです。
未来や何かを私が「当てる」のではなく、
今のその方の状況や、深層心理で起こっていることを、
カードの絵柄を介在に、ご一緒に探求していくかんじです。
ですから、名付けるなら「カード・カウンセリング」といえるでしょう。
出た絵柄を見て、何を感じるか、どう見えるか。
私ではなくクライアントさんに、自由に語っていただきます。
この絵が表わしているものは何だと思うか。
これが自分だとしたら、この状況はどんなふうに見えるか・・・など、
感じたままに。
私はそれを引き出していけるよう、質問などしながら対話していきます。
つまり、絵柄にご自身の心理が投影されるわけで、
いわばカードは潜在意識にアクセスするツールとなりうるのです。
■潜在意識から答えが浮かび上がる
セラピー/カウンセリングはそもそも、
思考レベルでは答えの出ない問題にチャレンジしていくものです。
クライアントさんと一緒に、
思考レベルを超えた潜在意識レベルに答えを探しにいきますから、
私達セラピストは、潜在意識にアクセスする方法を
いくつか持っています。
このカードは、その一つとして、
安全で自然で、かなり有効だという確信が、
私の中で強まってきました。
なにより、絵を見て思いついたことをアレコレ言い合うのは
楽しいですね。
そうやってお話をしているうちに、はからずも
ご本人も私も気づかなかった重要なテーマが浮かび上がったり、
その方が深いところで求めていた答えが、
ご本人自らの口から語られたり、といったことが起こります。
それは、その方自身の深い知恵から出た言葉ですから、
自然と腑に落ちて納得できるものとなります。
また、カードの流れから、
その方の制限となっているコアなビリーフが見えてくることもあり、
そこから従来のビリーフ解放のワークに移行したり、することもあります。
■楽しい、怖くない、でも深い!
もちろん、まずはクライアントさんに
「こういうのを使うやり方もあるんですけど、
ご興味があればやってみますか?」
とご提案します。
そうすると、予想以上に
「やってみたい!」と乗り気になられたりするので、
私の方が「へー」と思ったりしています。
元々そういうのが好きそうな女性に限らず、
普通の会社員の男性がけっこう興味を持たれたりするので、
時代も変わっているのだなーと感じますね。
そして実際、楽しみながらも、
濃くて充実したプロセスがじっくり進んでいくので、
私は「これはいける!」と思っているのです。
セラピーやカウンセリングというと、慣れない方は、
何を話してよいのかわからない戸惑いや、
何が出るかわからない「怖さ」を感じられることもあるかと思いますが、
このカードを使う方法は、ぶっちゃけ全然「怖くない(笑)」です。
カードが介在なので、安心して話ができるかんじ。
怖くないけど、ちゃんと核心に迫る力があるので、
かなりの満足いただけるセッションになるのではないかと思います。
今のところ、特にカード・セッションコースという形は設けていませんが、
ご希望があれば通常セッションの中で対応いたします。
ご興味のある方はぜひご検討くださいね。