自己肯定感を上げるには自己否定に取り組むこと

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ビリーフとは、無意識下に刷り込まれた「思い込み、信じ込み」のことです。

詳しくはこちらの記事へ→

自己肯定感は「上げる」もの?
1:自己否定ビリーフの王様はこれ!
2:被害者感覚のビリーフ
3:恋愛関係の「痛いパターン」の影にビリーフあり
4:今よりもっと!を望む時

私は特に、自己肯定感/自己否定感に大きく影響するビリーフについて、昨年から重点的に研究していて、今回のセミナーでもそのことをシェアしたいと思います。

自己肯定感とは何だろう

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自己肯定感。自分はこれでいい、これでOKだ、と思える気持ち。

「自信」とも似ていますが、自信というよりももっと根源的に、自分の存在自体を肯定できるかんじが含まれているように、私は感じます。

何ができるから、これがこうなったから、ここまで到達したからOK、というのではなく、すべてひっくるめて、ありのままの自分を好きになれるかんじ。

いろいろあるけど、これはこれで自分はいい、とくつろげる感じ。

これが自己肯定感というものではないかと私は思うのです。

 あれやる、これやる、いろんなことをやる以前の、もっと土台になる部分の自分そのもの、存在の感覚

ここを肯定できているか、ということです。

この自己肯定感があれば、普段から楽な気持ちで生きられるだけでなく、自分のやりたいこと、伝えたい気持ち、目指したい未来・・・などにOKを出せるようになります。

やりたい!やるぞ!と思ったら本当に行動できる、実現できる、そういう力がわいてきます。

よけいな怖れや思惑で頭がグルグルになることも減ってきます。

そして、自分にOKを出せる人こそが他人にもOKを出せるので、本心から他人を受け入れることができて、優しくなります。

良いパートナーシップが築けるようになります。

なおかつ、自分に辛くあたったり意地悪したりするような人も、周りからいなくなってきます。

不思議なようですが、潜在意識というのはそういうふうに作用するようです。

人間の不幸の根源は自己否定だ、と私は思います。

そして幸せの鍵は自己肯定だ、とも思います。

つくづく思います。 

自己肯定感が低いからこそ

私がなぜこうやって自己肯定感にこだわるのか、というと、それは私は元々自己肯定感が高いので、低い皆さんに「高く持とうよ〜」と言いたい・・・

のではなく!!

そうではなく!!

ほかならぬ私自身が、昔から自己肯定感めっちゃ低い人だからです。

自己肯定感の低い人というのは、もれなく自己否定をやっている人です。

自己否定とは、自分のことを、おとしめたり嫌ったり、責めたり裁いたりすることです。

これじゃあダメ!こんなことやってちゃダメ!こんな私じゃダメ!と自分にダメ出しをガンガンしているのが、自己否定です。

つまり私は、すごく自己否定の強い人だったということです。

だからこそ、自己肯定感の問題というのは切実であり、それっていったい何なんだ?ということに、人一倍関心を深く持って探求してきたのです。

私は子どもの頃から根本的に自己否定がすごく強くて、生きていることがいつも辛くて仕方ありませんでした。

もちろん、そのときは自己否定なんてものを自覚しているわけではありません。

何がどうだから、じゃないんです。

なんだかわからないけど自分は人間としてダメだという感覚があるのです。

根本的に、奥の奥の人間としての自分、自分の性格そのものがダメだと思い込んでいました。

 だからこそ、それをカバーして人並みに世間に参加させてもらうために、がんばらなきゃ!ちゃんとしなきゃ!といつも緊張してきたし、

人間的な「ダメ」をカバーすることのできる確かな武器はただ一つ、自分の音楽の能力だと思い込んできました。

だから、人間としての自分はダメだけど、音楽があればなんとかいける。

音楽で巻き返す。

だから音楽しかない!

と音楽にしがみついてきたのです。

それが、これまでの人生の半分、私が音楽を必死になってやってきた根本的なエネルギーであったと、今ならわかります。

もちろんその時はそんなことを知る由もありません。

その「私は根本的に人間としてダメだ」という感覚、これこそがビリーフリセット心理学でいうところの「欠陥ビリーフ」そのものであったことに、ずーっと後になってから気づきました。

この気づきは大きかったです。

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ビリーフと補償パターン

さて、ビリーフはビリーフだけでは終わりません。

ビリーフという思考を前提にして、必ず行動が生じます。

本当はダメだと思っているからこそ、巻き返してがんばる。

こういう思考と行動のパターンを、ビリーフリセット心理学では「補償」といいます。

根っこの部分で「自分はダメだ」と思っているからこそ

能力や知識や技術を磨こう
とがんばり、
成果や業績や評価をあげよう
とがんばり、
名誉や地位や権力を得よう
とがんばり、
人に好かれ受け入れられ認められよう
とがんばり、
役に立つ人いい人優しい人になろう
とがんばり・・・・

人によってがんばりのパターンは色々ですが、とにかくがんばるのが「補償パターン」の特徴です。

がんばりが高じて「闘い」にまでなっている場合もあります。

がんばるのは多いにけっこうじゃないか。
努力するんだから偉いじゃないか。
それで成果がでてるんだから
何がいけないの?

と思われるかもしれません。

いけなくありません。
ある程度まではそれでいいんです。

それでガンガン行って、人生の華を謳歌できる季節もくるかもしれません。

そのままがんばり続けて一生を全うする人生も、それはそれでいいかもしれません。

 でも、補償の奥にあるのは「根本的なところで自分はダメだ」という自己否定です。

まさにその土台があるからこそ、がんばりによる成果という要塞を築いているので、その要塞の奥には「自己否定」が変わらず生き続けています。

補償によるがんばりで得られるのは、得たもの、手に入れたもの、やったこと、成し遂げたことに対しての「肯定」です。

もしも、得られず、やれず、できず、成し遂げられなかったら、その肯定も吹き飛ぶことになります。

得られたこと、できること、やれることにOKを出せることと、存在そのものにOKをだせることとは次元が違うことなのです。

どれだけ得ても、手に入れても、やっても、成し遂げても、根本の自己否定は埋まることがありません。

自己否定は、自己否定に向き合い、自分という存在そのものに取り組むことによってしか解決しないからです。

補償のがんばりが終わる時

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 そして、補償によるがんばりを続けると、燃え尽きることがあります。

どれだけがんばっても、がんばっても、まだダメ、これでもダメ、と満たされることがないので、ほとほとがんばることに疲れてしまうことがあります。

本当の自分を置き去りにしたまま、周りの人や外的条件のためにがんばるので、自分が本当は何を思い、何を感じて、何が好きでどういう人だったのかわからなくなることがあります。

どれだけ得たモノや成し遂げたことをほめられても、本当の自分がほめられている気がしません。

他人は、自分ががんばりによって外側に作り上げた要塞だけを見てほめているのだと感じるからです。

本当の自分はそんな人間じゃない、とどこかで自分が思っているからです。

だから、補償のがんばりだけで人生を乗り切ることに限界が来た人は、いったん立ち止まって、

「ちょっと待って。本当の自分て何だっけ?」

と、これまでの自分にいったんストップをかけるプロセスが始まるのです。

長くて辛い、踊り場の時間がはじまりますが、それは本当に心の自由を得て自分らしく生きることができる、人生の次のステージの幕開けの準備でもあるのです。

だから、自己否定に取り組むことに意味がある

私はまさに、補償で作り上げた音楽人生をいったんストップした人間です。

そして、補償の奥にあった真っ黒い自己否定の闇を認めることを選び、自分を受け入れるとは、肯定するとはどういうことなのか、探求する道を選びました。

そして、だんだんわかってきたのです。
自己肯定と自己否定のカラクリが。

やっているうちにますます面白くなって、こうやってビリーフリセット心理学なんてものまでまとめてしまうようになりました。

ビリーフリセット心理学があれば、ビリーフの仕組みを理解し、自分に入っているビリーフに気づくことができます。

そして自分で「それはもう必要ない」と深いところで意思決定できれば、手放すこともできます。

なんとも対処のしようがなかった自分自身の困った傾向や、苦しみを生む回路を見抜き、そこから離れて別の選択ができるようになります。

そういえば以前のようなシンドイ感じ方や受け止め方はしてないな〜と、ある日ふと気づいたりします。

なにより、今まで見えずつかめず謎だった自分の心の中が、「そういうことだったのか!」とわかるのは本当に楽しいことです。

自分の心がわかるようになれば、人とのことも理解できるようになります。

理解できれば無駄なぶつかりや争いはなくなります。自分も周りも平和になります。

私がいちばん苦しんだこと。だからこそいちばん知りたかったこと。

だから探求してきたこと。だから、皆にもシェアしたいこと。

ビリーフリセット心理学は、そんなかんじのものなのです。

そんな思いで、よりわかりやすく、実感的に、皆さまにお伝えしていけるように、さらにブラッシュアップしていきたいと思います。

 

 


この記事を書いた人

大塚 あやこ

大塚 あやこ

心理カウンセラー/作曲家/ピアニスト
一般社団法人ビリーフリセット協会 代表理事
元・日本音楽療法学会音楽療法士
 
東京芸大作曲科卒業後、演奏家・作曲家として活動。アーティストのツアーサポートや編曲、アニメやドラマのサントラ作曲等を手がける。
 
その後、音楽療法を経てさらに本格的な心理カウンセリング/セラピーへ転身。
悩みの根本原因に迫るオリジナルメソッド「ビリーフリセット心理学®」を提唱し、まじめにがんばっているのになんだか生きづらい人や、人生の転機に直面した人などを新しいステージへと導く個人セッションや講座を開催。「ビリーフリセットで人生が変わった!」という人多数。
 
活動6年で延べ4,000名以上の人生を好転させてきた他、カウンセラー養成講座も開催し門下の認定カウンセラーを多数輩出している。

◎一般社団法人ビリーフリセット協会代表理事
◎株式会社ツナゲル専務取締役

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