死んだ人の数を数えるより
今日見た美しいものの数を数えよう
病気の人の数に怯えるより
咲いた花の数に驚こう
どうしたら死なないかに頭を使うより
どうしたらイキイキできるかを考えよう
死なないために死んだように生きる1日と
死ぬつもりで全力で生きる1日。
どちらが生きたと言えるのだろうか。
死なないことばかり考えて
生きることを忘れていないだろうか。
死なせないことばかり考えるわりには
存分に生かすことをしてきただろうか。
私たちは死なないために生きてるんじゃない。
このいのちを存分に生きることが
生きるということだ。
まわりのいのちを存分に生かすことが
活かすということだ。
そのままのいのちは美しい。
そのままのいのちは強い。
そのあたたかさに触れて
私たちはにっこり笑いあい
その力に触れて、心打たれ
その美しさに触れて、癒される。
そんないのちが
自分の中にも脈打っていることに
気づいていく。
還っていく。
目覚めていく。
こちらは、鎌倉・淨音堂(きよねどう)にかけてある書アート「生(いきる)」。
書空人 智海龍さんの作品です。