自己流を脱出しよう!人の話を聴く必要がある人のための 傾聴実践1day講座

人の話を聞く。

一見、誰にでもできそうなことですね。
言ってることを聞けばいいのですから。

でもちょっとこんなふうに振りかえってみてください。

「私これまで、本当に親身に自分の話を聴いてもらったことってどれくらいあったかな?」

「聴いてもらって、わかってもらえた!ああ心が軽くなった!って思えたことがどれくらいあったかな?」

話を聞くのは難しい

そう考えてみると、そこまで親身になって話を聴いてもらえた体験て、それほど多くはないことに気がつくのではないでしょうか。

逆に「聴いてもらえない」って思ったことはどうですか?

・言ったそばから否定された
・なんとなく流された
・すかさず自分の話を延々とされた
・決めつけられた
・頼んでもいないアドバイスされた

そんな思いをしたこともあったのではないでしょうか。

その結果

・聞いてもらえない
・受け止めてもらえない
・わかってもらえない
・どうせ言ってもしょうがない
・もう言わない方がいい

・・・なーんて気持ちになったりしませんでしたか?

自分がそういう思いをしたことがあるのなら、その反対に、あなたの周りの誰かも、意図せずあなたの「聞き方」によってそんな思いをしているかもしれません。

そうそう。お互いさま。

つまり、それほど人の話を聞くのは難しいってことなんです。

ついついやっちゃう「聞けない」あるある

日常生活で、多くの人がやりがちな「聞けない」例をちょっと挙げて見ましょう。

1.オレ様タイプ

・そもそも相手の話をちゃんと聞こうという気がない

・相手の気持ちを受け止めるという発想がそもそもない

・その必要性がよくわからない

・指示命令が多い

立場が上になると、こうなっている場合はけっこう多いですね。
名付けて「オレ様タイプ」。

もちろん、男性ばかりではありません。
お母さんも、気づかずにお子さんに対してこういうかんじになっている時もあるかも。

2. 自分が話したいタイプ

・相手の話していることよりも、次に自分が何を言うかの方に気をとられている。

・相手の話していることに、自分の価値観で「それは違う、それは正しい」と反応して言い返す。

・「違うんだよ」と思いながら、言わずにガマンしている。

重心がどうしても相手より自分になっているということですね。
もちろん日常会話ではこれも一つの会話の形ですから、悪いわけではありませんが、相手はあまり聞いてもらえた感じはしません。

3.問題解決タイプ

・相手の話に、つい「それはこういうことだよ。」「こうすればいいよ。」など解決策やアドバイスを言いたくなってしまう。

・相手が伝えたい気持ちより、「何か言ってあげなくちゃ、何かしてあげなくちゃ」ということに頭が回っている。

これは男性に多いタイプです。

奥さんや彼女が「それでね、こうでね、そしたらね・・・」ととりとめもなく話す(と男性からは見える)のに対して、男性は「それで結局なに?」とか言ったり、「じゃあこうすれば?」と解決策を示したりしてしまう。

「それはね、こういうことなんだよ」という解説型なんかもありますね。

「助けてあげよう、役に立とう」と思ってのことなんですけどね。

でも、そうするとなぜか彼女は怒りだすでしょう。
「そんなこと言ってほしいんじゃない!!もういい!あなたに言ったってしょうがないんだから!!」ってね。

4.ひたすら同意タイプ

・基本的にいつも、人が言うことを聞いている。

・自分が本当にどう思っているかは別として、とりあえず、うなずいたり、微笑んだりしている。

・とりあえず同意しておく。

・自分の気持ちは絶対に言わない。

これはわりと女性に多いタイプかもしれません。

自分を横において、相手のために。
相手さえよければ。
この場さえ平和なら。
波風さえ立てなければ。
そうやって、自分という存在を消して、隠して・・・

というのは、一見とても聞き上手のようですが、本当に相手の話を聞いているというより、自分が責められないように、自分がトバッチリをうけないように・・・という自己保存が一番の目的になっているかもしれません。

相手に対して心を開いていないという意味で、本当に相手を受け止めていることにはなっていないかもしれませんね。

結局、自分が消耗して「疲れた!もうムリ!」となりかねません。

だから「傾聴」という

これほど、「聞く」というのは難しい。

だって私たちは「人の話の聞き方」なんて学校で習ってません。

「親や先生の言うことを聞く」ということはさんざん習ってきたけれども。それは「話を聞く」とはちょっと違います。
それはただ「言われたことに従う」とか「おとなしく黙ってる」ことを意味していますからね。

そうではなくて、「話を聞く」とは、相手の心を自分の心で受け止めて聞くということです。

話し声をただ耳で「聞く」だけじゃなくて。
話し声の奥にある、心、思い、を心で聴く。

だからそういう聞き方のことを「聴く」といいます。

ただこのひと時、相手の心・思いに波長を合わせ、自分の心を傾けて「聴く」。

そのひと時、相手の言葉に自分を差し挟まず、自分の存在を相手の存在の方へ傾けて「聴く」。

それを「傾聴」といいます。

傾聴ができるとこんなに違う

傾聴ができると、相手の方はまず「聞いてもらえてる、わかってもらえてる」と安心できます。

その結果、だんだんと心を開いて、より深い話、本当の話をしてくれるようになります。

共感と相槌によって心のやりとりが増幅し、互いの信頼感が深まります。

その結果、思わぬ発見が訪れたり、全く新しいアイディアが降りてきたり、新しい心境に導かれたりします。

「聴く」という一見受動的な行為が、たいへんクリエイティブ(創造的)な行為に変わるのです。

そんな傾聴ができたら、どんなシーンで生きるでしょうか。

たとえば仕事

一緒に協力するべきチームの人たちとの連携が深まり、協働力が増すでしょう。

部下を持つ人だったら、部下の話を受け止めてくれる上司として、信頼も深まるでしょう。

依頼主やお客様が存在する仕事においては、相手が本当のところ何を求め、望み、意図しているか、より本当のところを聴き取って理解していくことができますし、相手の方からの信頼を得られるでしょう。

たとえば家庭

妻や夫、子供の話を傾聴できたら、家庭平和はあっという間です(笑)

人が安心して話ができないのは、すぐに否定されたり怒られたり、感情的な反応をされるからです。

まずはその心配なく、どんなことでもありのままに話しても安全だと思えたら、どれほど心が安らぐでしょうか。

その安心の上に、意見を交換したり、受け止めあったり支えあったりする、本来誰もが欲しかったはずの家族の姿があるはずです。

そして対人援助職

カウンセラーはもちろん、各種士業やコーチ、コンサルタント、福祉職、セラピスト、ヒーラー、ボディケア従事者など、いわゆる対人援助に関わる人にとって、話を聴くことは仕事の生命線であると言っても過言ではありません。

また、そのような専門職とまではいかなくても、できる範囲で「人様のお話聞きます」のようなことをしたい人、というのも最近増えてきているように思います。

であればこそ、基本的なスキルや援助職としてのあり方の基礎がないまま、自己流はちょっと危なっかしい・・。

基礎を知らないままに、人の心や身体に直接関わるようなことをすると、相手を知らず知らず傷つけたり、癒されるはずがちっとも癒しにならなかったり・・・といったリスクも生じることになります。

やはり、深く人に関わろうとする人ほど、傾聴力は必須になってくると私は考えています。

話を聴いてもらると人はうれしい

私と立花岳志がやっている講座では、4〜5人のグループで感想をシェアしたりディスカッションしたりする時間を積極的に取りながら進めるのが特徴です。

これまで数多くの講座参加者からは「こうして思ったことを話せて、みんなに聞いてもらえて、受け止めてもらえる場があることが何よりうれしかった」という声が圧倒的です。

みんなどれほど話を聴いてもらいたいか。
話を聴いてもらえたらどれほどうれしいか。
ってことですよね。

そうです。
話を聴いてもらえると、人はうれしいんです。
聴いてもらいたいんです。
聴いてもらえたら喜びが増幅するんです。

そうすると、聴いている方もうれしくなって、喜びが循環するんです。

ということは、あなたが今以上に、とっても話を聴ける人になったなら、あなたの周りの人たちにそれだけ喜んでもらえるようになるということであり、

そんなふうに喜んでいる人を前にして、あなた自身にも喜びがじわじわと溢れてくる、ということになるわけです。

傾聴はスキルである

そんなふうに良いこといっぱいの傾聴ですが。
実は、傾聴するにはスキルがいります。

ある程度の技術と実践量が必要です。

よっぽど生まれ育ったご家庭で、互いに傾聴し合うような風土があった・・とかいう人でない限り、はっきり言って自己流ではちょっと厳しいと思います。

逆にいえば、ある程度まで「スキル」でカバーできることですから、学べばいい!という話。

そこで。
仕事で、家庭で、あるいは職業上、傾聴力があったらいいのに!と思われる全ての方に、こんな講座をご提供したいと思います。

人の話を聴く必要がある人のための 傾聴実践1day講座

休日コースは11月4日(日)10:00〜17:30

平日コースは11月8日(木)10:00〜17:30

開催します。

開催要項はこちら

講座の特徴

この傾聴実践1day講座は、次のような特徴があります。

1.カウンセラー養成講座から直伝

講師・大塚の主催するカウンセラー養成講座(BRC講座)のカリキュラムで蓄積したノウハウをベースに、傾聴の重要なエッセンスをお伝えします。

2.実践・実習

理論を学んだら即実習。実際に参加者同士のペア・セッションをふんだんにやります。

3.単なる技術で終わらない「秘伝」

一般的にはなかなか語られることのない「傾聴」以前の聴き手側のあり方、心の整え方を「秘伝」としてお伝えし、実践していきます

4.講座後のフォロー

facebookグループや自主練、フォローアップ会など、講座終了後もゆるやかに継続する場の中で、実際に身につくプロセスを大切にします。

では以上の4つについて、もう少し詳しくお話します。

1.カウンセラー養成講座からの直伝

私・大塚は、カウンセラーとして開業5年ですが、おかげさまで開業1年目からたくさんのお客様の支持をいただき、早くから「予約の取りにくいカウンセラー」と言われるようになりました。

予約云々は別に自慢になることじゃありませんが、要はそれだけの結果は現場で出せている、ということになるかと思います。

そして2016年からは、ビリーフリセット・カウンセリング講座(通称BRC)という本格的なカウンセラー養成講座を始動して、現在3期続行中。

既にここから1期・2期ビリーフリセット認定カウンセラーが複数誕生して、活動をし始めています。

当然ながら、カウンセラー修行の第一歩は、一に傾聴、二に傾聴。BRCでも、まずはそこからじっくりお教えしてゆきます。

つまり私自身、傾聴を教えたりトレーニングしたりすることに関するノウハウと蓄積が既にあるということです。

ですから、今回の傾聴1Day講座では「BRC直伝」といいますか、カウンセラー養成講座のエッセンスをそのまま、必要とする皆さんにお伝えできる機会ということになります。

実際にお仕事上やご家庭の必要上、傾聴を学んでみたいという方はもちろんのこと
「カウンセリングの勉強ってどんなことするの?」
「カウンセラーってちょっと興味ある」
という方にも、まずは体験してみる初めの一歩としてちょうどよいと思います。

2.実践・実習

傾聴についてはいろいろな書籍が多数出ていますし、自分で勉強しようと思えばすることができます。

ですが「本を読んでもなかなか実際難しい」とおっしゃる方が多いのも事実。

そりゃそうです、車の運転とか水泳とか、教科書だけ読んでもできません。
実際に車は走らないと。水泳は水に入らないと、ね。

傾聴も、実際に話を聞きながら実感体感することが大事です。

ですから、私の傾聴講座は、理論を学んだら即実習。
実際に参加者同士のペア・セッションをふんだんにやります。

それによって「ああ、こういうことか!」と、心に身体に感じたことが身についてゆくのです。

3.単なる技術で終わらない「秘伝」

そしてもう一つ、この講座の特徴は

スキルを「やり方(技術)」だけで学ばない

というところにあります。

どういうことかというと、一般的な傾聴の技術として、たとえば「おうむ返し(伝え返し)」や「ペーシング」「ミラーリング」、「ラポールを築く」などが言われることがありますが(今わからなくても大丈夫。どういうことかは講座でやりますよー)

私はそれらを単に「やり方」、つまり表面的な技法としてだけでは見ていません。

「そうやればいいんだ」と表面的にやっていると、なんだかわざとらしかったり演技的な感じがして、かえって信頼感が危うくなったりもするものです。

実は技法以前に、それが生まれる「あり方」つまり「心の状態」というものがあります。

その心の状態から整えることで、技法的なことに深い「根」が生まれ、技法を「技法」と感じさせない自然なふるまいとして、聴き手自身も楽に傾聴が成立していくものです。

そのような、一般的にはなかなか語られることのない「傾聴」以前の聴き手側のあり方、心の整え方を「秘伝」としてお伝えし、実践していきます。

4.講座後のフォロー

今回の講座は1日完結ですが、やはり傾聴もスポーツと同じ。何度も実践することで身につくものですから、できれば講座後も練習したり、お互い高め合えるような場があったらいいなーと思いました。

そこで、講座終了後、希望する方は任意で「傾聴実践会(仮)」のようなものにご参加いただけるようにしようと考えています。

詳しくはもう少し詰めて講座の時に発表しますが、現在考えていることは、

1.facebookグループ(秘密のグループ)に参加

2.メンバー同士の自主練
・自主的に集まって傾聴のセッション練習会
・主催したい人がFBグループ内イベントを立てて開催

3.定期的なフォローアップ会
・メンバーの実践事例発表
・大塚、または認定カウンセラーのミニ・レクチャー
・懇親会
など

そんな内容で一定期間、ゆるくつながっていく場にできたらよいのではないかと考えています。

さらにBRC受講資格

さらに、この傾聴講座で基礎を学び、カウンセリングの入り口に触れてみた結果「さらに本格的にカウンセリングを学んでみたい!」と思われた方は、2019年3月から開講する「4期ビリーフリセット・カウンセリング講座(BRC)」を受講することができます。

去年までは、BRCの受講のためには

・ビリーフリセット初級講座
・TLI講座
・湘南ワークショップ
・岡部明美 LPL講座

のうちいずれかの受講済みを条件としていたのですが、今回さらにこの傾聴講座もBRC受講条件としてOKになります。

「その先」を考えたい方はご検討ください。

聴くことの豊かさ奥深さを体験しよう

というわけで、人さまのお話を聴く必要のある方。

もっと良く聴けたら、もっといろんなことが良くなりそうと感じている方。

お仕事の質をもっと深めていきたい方。

ご家族ともっと心の通う関わりをしたい方。

「聴く」ということから、まわりの方に、そして自分自身に、どんな豊かな変化が生じてくるか、楽しみながら実験していきましょう。

皆さまのご参加をお待ちしています。

傾聴実践1day講座・開催要項

休日コース

2018年11月4日(日)
10:00〜17:30

平日コース

2018年11月8日(木)
10:00〜17:30

両日ともお昼のお弁当が付きます

場所

六本木ソノラスタジオ
(お申込み多数の場合、変更になる可能性があります)

・地下鉄・南北線・六本木一丁目駅より徒歩4分
・地下鉄・日比谷線/大江戸線・六本木駅 より徒歩6分

料金

37,000円(税・お弁当代込) 

12期TLIベーシック/2期TLIビジネス 受講生割引
32,000円 (税・お弁当代込)

お申込みとお支払い

PayPal(クレジットカード)または銀行振込

下記のDoorkeeperサイトにてお申込み、お手続きください。

 

キャンセルポリシー

10日前までにご連絡いただいた場合はご返金します。
それ以降はご返金できかねますのでご了承ください。

 

 


この記事を書いた人

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大塚 あやこ

心理コンサルタント/作曲家/ピアニスト
一般社団法人ビリーフリセット協会 代表理事
 
東京芸大作曲科卒業後、演奏家・作曲家として活動。アーティストのツアーサポートや編曲、アニメやドラマのサントラ作曲等を手がける。
 
音楽での燃え尽き体験をきっかけに、心理カウンセリング/セラピーへ転身。
悩みの根本原因に迫るオリジナルメソッド「ビリーフリセット®」を提唱し、前に進みたい人、人生の転機に直面した人などを新しいステージへと導く個人セッションや講座を開催。「ビリーフリセットで人生が変わった!」という人多数。カウンセラー養成講座も開催し門下の認定カウンセラーを多数輩出している。
その他、心と意識をクリアにするサウンド瞑想など、独自の立ち位置で音楽制作やライブイベント等も行っている。

◎一般社団法人ビリーフリセット協会代表理事
◎淨音堂株式会社代表取締役

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