「あり方」が変わった時
そのしるしは
とっても静かに、何気なく訪れる。
ある日ふと
「あれ? 私、なんか感じ方が前と違うかも」
って気がつく。
「あれ? なんか最近気持ちがゆったりしてるかも」
って気がつく。
それくらいおだやかに
何かが変わっている。
「あり方」が変わるって
そういういうかんじ。
前だったらザワザワしてたはずのことが
あんまり気にならない。
前だったら自分を責めちゃってたようなことが
それほど責めてない。
べつにー。
ふつー。
いいんじゃなーい。
ってなってる。
で、なんか前よりずいぶん楽。
「あり方」が変わるって
そういういうかんじ。
まるで
冬だった地面がいつのまにか
あら、もう春になってるかも?
みたいな。
「あり方」とは
地盤、地面、土壌
のようなものだから
まさに
自分の地面がいつのまにか春になってた・・・
「あり方」が変わるって
そういういうかんじ。
そして
前だったら厳しいこと言ってきた人が
なんだか様子が優しくなったとか。
前だったら困っちゃったような人が
いつのまにか遠くへ行ってたとか。
前だったらギスギスしてた場所が
最近ほんわかしてるんだけど、とか。
それは、自分の地面が春になったら
まわりの景色もいつのまにか春だった
みたいな。
お花に蕾がついて
ウグイスも鳴き始めたり。
あらー、春なのね、みたいな。
「あり方」が変わるって
そういういうかんじ。