なんか胸がざわざわする時。
いろんなこと言い訳したくなる時。
もしかして実はこわいのかもしれない。
そんな時はちゃんと声に出して
「こわいー こわいー、こわいよぉ〜」
って何度も言ってみるといいね。
本気で、子供みたいにね。
それで
何がこわいのかな?って
ちょっと感じてみる。
私たち、だいたい
できないと思った時に
こわくなることが多いみたい。
そしたらそれも
声に出して言ってみよう。
「できないよぉーできないよぉー。
こわいよぉ〜」
一人になれるところで
ほんとに声に出すのよ。
何度も言ってると、
アレ?できないことって
何でそんなにこわいんだっけ?
ってだんだんなる。
そうか。
できないこととこわいことって
ほんとは全然関係ないことだったなあ。
でも結びつけちゃうんだね、私たち。
ほんとはさ
できないことがこわいんじゃなくて
できなかった時に
自分に飛んでくるであろう
人のガッカリした顔や冷たい視線
嫌われちゃった!?って思ったあの感じ。
それがこわいんだよね。
そうそう、それがこわい!
こわいーこわいー、こわいよう〜〜
嫌われちゃう
見捨てられちゃう
誰もいなくなっちゃう
できなかったら、
愛されなくなっちゃうよぉー
愛されないのはやだよぉー
ひとりぼっちはやだよぉー
みじめだよぉー
生きていけないよぉー
それがこわさの本質だね。
ああ、これは
赤ちゃんの時の恐怖。
こわかったねえ。
不安だったねえ。
無力だったねえ。
うんうん。
うん。
胸の奥から突き上げて来る
そんなこわさと
「嫌だー!」の叫びを
そのまんま十分受け止めてあげたら
よし、次だ。
そうやって怯えてるその子とともに
もう何十年もずーっと
いっときも離れず一緒にいたのはだあれ?
ええ、私でした。
私が一緒にいてあげるんだよ。
なにがあっても見捨てずに。
大人の私が言ってあげよう。
大丈夫。
私はここにいるよ。
ずっとここにいるよ。
一人にしないよ。
ちゃんと見てるよ。
できても
できなくても
変わらないよ。
できなかったら
またやればいいよ。
できなかったら
もうやらなくたっていいんだよ。
大丈夫。
大丈夫。
できないあなたにも
やさしくしてくれるお友達だって
ちゃんといるよ。
きらうお友達がいたって
ほかのお友達がたくさんいるよ
世界はひろいよ。
ぜんぜん生きていけるよ。
大丈夫。
大丈夫。
私はいつもいるからね。
そんな対話をね
ひっそりと
ひっそりと
積み重ねていくことが
自分にやさしくなるっていうこと。
自分と仲良くなるっていうこと。
自分を愛するっていうこと。