災害や人の不幸に「何もできない」と落ち込んでしまったら

災害や人の不幸があると
直接影響のなかった人が
「自分には何もできない」といって
罪悪感が出たり、自分を責めたり
しちゃう人が多いみたい。

でもその感情は
古くからある集合無意識を拾って
反応してるだけだから
振り捨てていいと私は思ってて。

それ、自分のじゃないから。

 

してあげられてない
できていない罪悪感。

マクロでいったら
個人よりすっごく奥深くにある
古くからある人類的な
集合無意識のプログラム。

 

ミクロでいったら
子供が母に対して持つプログラム。

「お母さんを幸せにしてあげなきゃ」
っていう謎のミッション感と

無力な自分にはそれができなかった
という挫折感。

「それゆえにお母さんは不幸なままだ」
という一方的な決めつけと
「私のせいで」という罪悪感。

 

今感じているその感情は
過去のこの感情が刺激されて
蘇っているだけだったりするし

で、それ
もういらないと思うんだよね。

 

災害や人の不幸で
罪悪感が揺さぶられる人は
そこのところまで見てみるといいと思う。

べつに見なくてもいいけどね。

 

そして人は
集合無意識のカラクリ上
なにかあれば罪悪感にスイッチが
入るようにできている。

そういう仕組みが
自分の中に仕込まれてるんだ
ってことも受け止めているといい。

 

だからこそ

それは自分じゃない

ということだし
無自覚にそれに乗せられていたら
自分を見失う。

 

その罪悪感を
いったん手放したところから
ただ

「やれることはやるし
やれないことはやれない。
そして私は私として生きる」

っていう
ニュートラルなスタンスが始まる。

 

でもね、罪悪感が生じるのは
その奥にもともと大切に思う気持ち
つまり愛があるからこそ!
ということもできるんです。

それも受け止めていい。

ただ、その表現が
なんだかねじくれて
罪悪感に変質しちゃってるんだと思います。

 

「罪悪感はいらない」っていうのは
「もうねじくれなくていい」
ってことです。

大切なら
「大切」っていう気持ちに純化して
「あー、大切」って
たくさん味わっていいし
悲しみを感じたら
「あー、悲しい」って
味わえばいいよね。
それは慈悲っていう
尊い気持ちです。

そんな元を思い出して
還ってゆくこと。

 

そして過度にテレビを見ないことも
ニュートラルでいるコツかもしれません。

 


この記事を書いた人

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大塚 あやこ

心理カウンセラー/講師/音楽家
一般社団法人ビリーフリセット協会 代表理事
ビリーフリセット・クリエーションズ株式会社代表取締役
 
東京芸大作曲科卒。演奏家・作編曲家として20年間第一線で活動後、燃え尽き体験をきっかけに人生の転機を経て心理カウンセラーに転身。
悩みの根本原因に素早くアクセスする独自メソッド「ビリーフリセット®」を確立。個人相談から企業研修まで幅広く展開し、協会認定カウンセラーを多数輩出。Udemyオンライン講座「はじめての傾聴」は2万名超の受講者を誇る常時ベストセラー。 心の構造を論理的にモデル化する独自アプローチが、ビジネスパーソンから高い支持を得ている。

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