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わからないことを嫌がらない。柔軟思考のカギは「未知に心を開く」こと

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「未知」を嫌がる自我思考

人間の自我思考は「わからない」という状態を嫌がります。

わからないこと=未知。
未知に対して不安や恐怖を感じるのが、自我思考というものです。

ここで言う「自我思考」とは、人間の意識の中でもごく一部の、肉体生存の必要上作り上げてきた「小さい自分」の思い方だと思っておいてください。
別名「5%の顕在意識(わかっている自分)」と言ってもいいかもしれません。

これももちろん自分の一部ですが、実は私たちの本体は、自分でも気づいていないくらいもっともっと大きいものです。
つまり「95%の潜在意識(わからない自分)」がまだまだあるということです。

その「小さい自分」である自我思考には、独特の「考えグセ」があります。

その一つが「これが当然なのだ。正しいのだ。自分はわかっているのだ。」という既に知っている範囲・・・つまり「既知」への絶対的な確信です。

これを強固に持っていると、自我は安心するらしいのです。

逆に「知らない・わからない」領域・・・つまり「未知」というものが嫌いです。
怖いし、不安になるからです。
そんな気持ちを味わうのが嫌なので、排除したくなります。
そして、こんなふうに言ってのけます。

「そんなものはないのだ。」
「そんなことはありえないのだ。」 
「ないのだから、見る必要も考える必要もないのだ。」

これが自我の言い分です。

そうすると「既知」のまわりにガッチリと線を引いて、壁を築いて「ここまで!」とやることになります。

そっから中は「当然。正しい。わかっていること。」
そっから外は「ありえないこと。違うこと。ないこと。」

そういう線引きをキッパリすることになるんですね。

この考え方のわかりやすい例の一つが
「科学的にありえない」
という言い方でしょう。

こっからこっち!と線を引いた内側は「科学的」だから、ありえること。
そっから外側は「科学的でない」から、ありえないこと。
だからまともに見る必要もないし、考える必要もない。
ないのだから。
以上。

というのが、既存の科学という枠組にガッチリはまった考え方ということになります。

その考え方が必ず間違っていると言っているわけではありません。
一つの思考の使い方としては便利なところもあります。

こういうふうに白黒ハッキリつけて線引きしておくことが、現代社会ではものごとスムースに運ぶための方便になっているところもあるでしょう。
そういうことにしておくと話が通りやすいし、決めやすいですからね。

ただ、この思考にはデメリットもあります。

これだと「既知」にこだわりすぎるあまり、「未知」の可能性を排除することになってしまうことです。

この考え方は基本的に「未知」に心を閉ざすやり方です。

自分の思考を固定化し「自分の見ているものがすべて。わかっているものがすべて。」と決めてしまっています。
「こういうもんだ」ってやつです。

つまり「既知」と「未知」との間の交流がなく、断絶している状態です。

図1:「未知に心を閉ざしている」状態

既知と未知01

自分がわかっている範囲の外については「そんなものはない」と言って、見ようとも考えようともしないわけですから、当然ながら、自分の知っている範囲でしかものが見えない、考えられない、発見もない、驚きもない、ということになります。

もしかしたら、今の自分のわかっている範囲の外に、新しい可能性があるかもしれなくても、その可能性に心を開いていないので、みつけることも気がつくこともできません。

それはちょっと残念じゃないかなーと、私は思います。

「未知」に心を開く

一方で、「未知」を許容できるようになると、もっと思考は柔軟になります。

その時に大事なことは、今自分が「当然と思っていること、正しいと感じていること、わかっていること」について絶対的に固定するのではなく、「今のところ自分は」という付属語をつけておくことです。

今のところ自分は、これが当然だと思っている。
今のところ自分は、これが正しいと感じている。
今のところ自分は、これをわかっているつもりである。

「当然・正しい・わかっている」が絶対的・固定的なものではない、という自覚が「自分は、思っている・感じている・つもりである」という語尾になっているわけです。

この「当然・正しい・わかっている」はいつでも変わる余地があるということです。

これはつまり、「今のところわかる範囲」の外にはまだわからないことや知らないこともあるだろうし、そこには面白いこともビックリすることも可能性もあるかもねー!と思えている状態です。

これは「未知に心を開いている」状態 です。

このスタンスでいると、既知と未知との間の境界線が曖昧になります。
先ほどの例ではパッキリ線引きして別れていたのが、こちらの例ではなんとなくボワーンとグラデーションがかかるイメージです。

図2:「未知に心を開いている」状態

既知と未知02

未知に心を開いていると、「既知」と「未知」は交流の余地があります。

「わかっている」自分が、「わかっていないこと」も認め、包み込むつもりがあるわけです。

「わかっていること」と「わからないこと」の境目が、まるで波打ち際のように定まらず、行ったり来たりしてさざめいている。
そんなイメージです。

「わからないこと」にとどまる

「わからないけど」と言えるのは、ある意味とても勇気のいることです。

「わからない」という状態にとどまり続けるのは、わからないことが不安で嫌いな自我にとっては、とっても苦痛なことです。

自我は「決まっていてほしい」のです。
「変わらないでほしい」のが自我です。

自我は「分けておきたい」のです。
キチッと線引きしたいのが自我です。

それが必ずいけないわけではありません。
必要な時は、決めていても、変えなくても、分けてもいいけれど。
それは絶対固定的なものではありません。

いつだって「今のところは」です。

「今のところ自分はそう思うよ、わからないけどね。」

そう言ったとたん、境界は曖昧になって
未知の可能性に対して心が開かれます。

「未知に心を閉ざす思考」をたとえるなら、プールのようなかんじかもしれません。
キッチリと壁があって、水と地面との線引きが明快です。
ここまでが水! ってね。

これはこれでキレイだし、楽しいですけどね。
でもやっぱり囲まれたプールの範囲でしかありません。

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一方、「未知に心を開く思考」は、波打ち際のようなかんじ。

寄せては返し、いつも動いていて、どこからどこまでが水で、どこからどこまでが陸だかはっきりしない。
でも、大きなところではやはり「海と陸」の境目ではある、という。

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この広さ、曖昧さが、自然の姿なのではないかという気がします。

既知と未知とが行き来し
既知が未知を受け入れ
未知が既知を広げていく。

いつも可能性という大海に開かれている心。

私個人的には、そんなあり方が憧れです。

「自我」という小さな枠にとどまらず、
もっと大きな可能性の海を
いつも見ていたいなあと思います。

 

 

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