心の相談業務を仕事にしているというと
「人の重い話ばかり聞いて大変でしょう」とか
「悪いものを受けちゃったりしませんか」とか
言われることがあります。
私の場合、あまりそれは感じないのです。
その理由の一つは、
多くの人が嫌がるようなネガティブな感情に対しても
私は「悪いものだ、嫌なものだ、あってはならないものだ」
と思っていないから。
そういう感情だってあると思っているので。
悪いと思っていなければ
「悪いものを受ける」ということはありません。
それから、悩み苦しみの原因というものは、
突き詰めれば全てが
「思考の誤解」だということを知っているからです。
誤解という雲が晴れれば、
その方には青空が
元々ちゃんとあることを信じているからです。
セラピーというのは
いかにその誤解を解いていくかということでもあります。
ただ、すぐに解ける人となかなか解けない人
というのはあるので、
忍耐や工夫やエネルギーも必要ですが。
進むペースは人それぞれでも、
自分自身の青空をみつけていく。
もともとの青空を取り戻していく。
究極、それがセッションの向かうべき方向なのです。