「スピリット」って聞くと
どんなイメージがありますか?
スピリットとは、精神・・・たとえば
フロンティア・スピリット、とか
サムライ・スピリット、とか
いいますが、
なんとなくこう
ちょっと筋の通ったような
意志のあるような?
カッコよさげな印象もありますね。
でも、それは目に見えない。
けどたしかにある
人の内側の「心持ち」とか「状態」のようなもの。
見えないし、つかめないけど
何かこう、存在はするもの。
その感じわかるかなあ?
スピリットは英語だけど
フランス語にしたら、エスプリ。
あら、ますますおしゃれなかんじ。
「パリのエスプリ」・・・とか
なんだかよくわかんないけどw
とりあえず
ははーっ、なるほどお!
て言っちゃいそうになるね。
スピリット・・・
日本語の辞書的には「精神」
あるいは「霊」とも言われる。
日本語って損よねー!
「霊」って字がでるととたんに
「こわいー!アヤしー!おばけー」
ってなるもんね。
あーもう、だから私
「霊」って言う字、出したくないんだよね。
ちがうの、ちがうの。
スピリットは、精神。エスプリ!
ってことにしといてください。
でね、じゃあ「スピリット」って
どこにあると思いますか?
そのへんの空気?
誰かの中?
お空?
あの世?
じゃないんだよね。
ちょっと自分で自分の胸に
手を当ててみてください。
一瞬ちょっと目をつぶってみて。
胸の奥で
出たり入ったりしている息があるね?
そして、そのあたりで日々動いている「何か」
うれしくてフッと浮きあがったり
びっくりしてキュッと縮こまったり
がっかりしてドヨーンとしたり
言いたいこと言えなくてグッと詰まったり
しているもの・・・
そんなふうに
いろいろ揺れ動いている
感覚体のようなものがあるの、
わかりますか?
もちろん内臓のように
物理的な物じゃないよ。
感情と言ってもいいけど
感情にまでなってないものも含めて
もうちょっと原初的に
いろいろ感じているもの、
気づいているもの。
たとえるなら
電源入って「通電」している状態のような
この自分に入っているスイッチのようなもの。
寝てる時はそれこそ
「スリープ状態」かもしれないけど。
起きてる時はオンになってるよね。
オンになると、
時と場合と状況によって
ガンガン燃えたり
グダグダのたくったり
たゆたゆ漂ったり
ルンルンごきげんだったり
お天気のように
いろんな様相で移り変わってる。
それ!それのことを
「スピリット」って言うんだと思ってみて。
つまり、どこにある?って言ったら
自分の中ですよ。
手を当てたそこにある、それ!
ですよ。
どっかよそのお空とか
あの世じゃなくてね。
ここ。自分。
その自分の中にあるスピリットが
何かを感じ
何かを望み
何かを受け入れ
何かを拒み
何かを意志し
何かへ向かっていく
ってことを、常時やってるわけです。
まさに、呼吸とともに
いつも息づいている。
それがスピリットというものです。
で、その自分の中に常に息づいている
スピリットのことを
感じようとしたり
考えようとしたり
することを
「スピリチュアル」っていうんだと
私はそう解釈してる。
なんかヘンですか?
ほら、また日本語って損よねー!
「スピリット」っていうと
なんか普通にカッコいいのに
「エスプリ」とかいうと
ますますオシャレなのに
「スピリチュアル」っていったとたん
お空や宇宙や天使やオバケや神や・・・って
どっかのかけ離れた世界の絵空事を
連想する人って多いでしょう?
で「えー、うさんくさ、遠慮します」
ってなったりするでしょう?
まあ、その領域も
話の順番としてはいずれ出てくるんですが、
そこは手をつけなくても問題なし。
とりあえず、スピリットの基本は
「よそ」じゃない、ってこと、
まずわかってほしいな、と思います。
あんまり馴染みのない人には特にね。
どっか「よそ」じゃなくて
「雲の上」じゃなくて
「あの世」じゃなくて
自分!
ほら、今ここで心臓動いてる
自分のことだよーー!
ってことです。
あなたの中のソレが
スピリットです。
スピリチュアルとは
自分の中の「スピリット」、
つまり、今ここにいる「コレ」のことを
ちょっと丁寧に考えてあげようっかな〜
っていう姿勢のことです。
これが基本の基本ですよー。
繰り返しますが
そんなに変ですか?
アブないですか?
ここから大事なことをを書きたいんだけど、
きょうは前置きだけで終わった・・・
またにしますね。