芸大出たって「足りない」と思ってた。「終わりなきがんばり人生」の迷宮

前回の記事は、とってもたくさんの方に共感いただいたみたいです。
ありがとう!

前回の記事:「やりたいことをやる」が回っていく人、いかない人

ここで言ってるのは、

自分には「ある」と思っているか
自分には「ない」と思っているか
その前提が鍵で。
「ある」と思っている人が回っていく人なんじゃないかなー?

ということなんだけれど、
今日はじゃあ、私・大塚はどうなんだ?
というところをお話ししようと思う。

今はおかげさまで、私は
「ある」と思える方にこれてると思ってる。

でも昔はもう、全然「ない」だったよ。

私はずっと音楽の世界でプロ活動してきたんだけど
その道のりにおいて、ずーっと
「自分にはない」だった。

知識が足りない。
勉強が足りない。
研究が足りない。
情報収集が足りない。
練習が足りない。
ピアノが下手だ。
タッチがよくない。
音色がよくない。
アドリブが下手だ。
早弾きができない。

などなどの技術的なことはもちろん

インパクトに欠ける
個性に欠ける
キャッチーじゃない
派手なことができない
目立てない
すごいことできない
目新しさがない

などなどの表現的なことから

性格が暗いからダメ
おとなしいからダメ
内向的でダメ
社交的でないからダメ
愛が足りない
気配りが足りない
リーダーシップが足りない
情熱が足りない
可愛げがない
好かれない

などなどの人間的なことから・・・

まあ、とにかくなんでもかんでも
「ない、足りない、欠けてる、ダメだ」
と思ってた。

これって今だからわかるけど、
いっぺん「ない」設定になってると
あとはもう自動的に
あらゆるものが「証拠」としてカウントされるのね。
思考の仕組みってそういうふうにできてる。

あと100個「ないもの」あげてみて?
って言われたとしても
その時の私だったら楽勝で挙げられると思う。

そしてこれって
「どれだけ何をやったか、できてるか」
なんていう事実とは全然関係ないの。

だって私、東京芸大だよ?
全国で1年に20人しか入れない
芸大作曲科なんてーとこ入って
世間から見たら「エリートさん」よ?

さらに、そこから
「食えるミュージシャン」になれてるわけですよ。
「ミュージシャンは食えない」って
みんなが言ってるこの世の中でさ。

それだって、こんなに「ないない」言ってるんです。
全然できてるって思えてないんです。

だから、この「ない感覚」っていうのは、
事実うんぬんじゃないの。
どうしてもそうとしか思えないっていう
「感覚」の問題。
これがものすごく根深く脳に
インストールされてしまっているのね。

これ、いわゆる他の分野の「エリートさん」でも
けっこうハマってる人は多いよ。

で、これだけ「ないない」思ってると
どうなるかっていうと

だからこそ、がんばらなきゃ!
になるんです。

もっと知識つけなきゃ
もっと勉強しなきゃ
もっと最新の音楽
もっと最新の情報
いっぱい聴かなきゃ
もっといろんなジャンル
いろんな楽器、
いろんな手法を知らなくちゃ
いろんな作曲家や演奏家を知らなくちゃ
もっと管弦楽法わからなきゃ
スコア研究しなくちゃ
もっとピアノ練習しなくちゃ
クラシックもジャズもラテンも
タンゴもシャンソンも演歌も
弾けなきゃ
タッチをよくしなきゃ
アドリブもっとできなきゃ
スケールやらなきゃ
耳コピやらなきゃ
ジャムセッション行かなきゃ

なんていう、技術的な範囲の努力とか

さらに・・・

バンドメンバーのことわからなきゃ
気持ちをくまなきゃ 
みんながやる気を持てる譜面を書かなきゃ
落ち度のない譜面を書かなきゃ
退屈しないアレンジ書かなきゃ
ちゃんと合図出せなきゃ
他の楽器のことちゃんと聞かなきゃ
キメるとこキメなきゃ
ちゃんと指示だせなきゃ
目配りできなきゃ
指揮もできなきゃ

・・・なんていう、役割上の努力とか

しなきゃ、やらなきゃ、ならなきゃ!
って、まあ
がんばること、がんばること。
背負うこと、背負うこと。

一人でぜーんぶできるようになろうとしてさ。

あげくに

もっとインパクトがなきゃ
もっと個性がなきゃ
もっとキャッチーでなきゃ
もっと派手でなきゃ
もっと目立つように
もっとすごくならなきゃ
もっと目新しさがなきゃ

いやいや・・・それ、わたし無理だし。。

だんだん息切れしてくるよね。

結局やっぱり

この性格がダメ
内向的でダメ
社交的でないからダメ
愛が足りない
気配りが足りない
リーダーシップが足りない
情熱が足りない
可愛げがない
好かれない

どう〜しても努力じゃどうにもならない
そういう「人間・私」のようなところに行き着くと
もうお手上げするしかなかった。

最終的な「人間・私」が
もともとお手上げレベルでダメだと思っているからこそ
やればどうにかなる(ような気がした)「音楽能力」
で勝負しようとしていたんだよね。

これ、ビリーフリセット®では
「補償パターン」といいます。

存在そのものが
「ない・足りない」と感じているからこそ
行為や形で
「補おう・償おう」とするということです。

ない →やらなきゃ!→まだない
足りない →できなきゃ!→まだ足りない
なれない → ならなきゃ!→まだなれない

永遠の「足りないループ」であがくわけですよ。

でも、それが限界まできて
燃え尽きました。
もう音楽嫌!無理!ってなった。

だからこそ、一から自分を問い直して
根本転換にまで至ることができて、今があるの。
だからそれはすごくよかったと思う。

というわけで。
「ない設定」っていうのは、
こういうことになるんですよ。

たいへんです。
しんどいです。
「終わりなきがんばりの人生」になります。

でも、けっこういろいろ
できるようにはなります(笑)
使える武器はとりあえず増えます。

できるようになるけどね。
ある一定時期までは
それで走ってきてもいいでしょう。

そういう努力ができる、っていうのは
それはそれですばらしいことだもの。

でも、ずっとそれで走り続けるのは
苦しいかもしれないね。

いや、続く体力気力のある人はエライけど!
そういう人は続く限りどうぞがんばってね。

でも、その先に。
「ないワールド脱出」っていうのも
あるんだよね。

そっちの世界があることを
私はその後の数年間で体感してきた。

だから、今「ない」と「ある」の違いが
すごくわかる。

ほんと、別世界よ。
「ある」の世界は楽で楽しいよ。

どうやったら「あるワールド」に行けるのか、って?

その転換の鍵をこのブログで
手を変え品を変え、書いているわけです。

一言じゃいえないんだ。
とっても話せば長く、奥深い。

だから、これまでも書いてきたし
これからもちょっとずつ書くから
ちょっとずつ受け取ってね。

 

 


この記事を書いた人

大塚 あやこ

大塚 あやこ

人生転換の専門家・心理コンサルタント/作曲家/ピアニスト
一般社団法人ビリーフリセット協会 代表理事
 
東京芸大作曲科卒業後、演奏家・作曲家として活動。アーティストのツアーサポートや編曲、アニメやドラマのサントラ作曲等を手がける。
 
音楽での燃え尽き体験をきっかけに、心理カウンセリング/セラピーへ転身。
悩みの根本原因に迫るオリジナルメソッド「ビリーフリセット心理学®」を提唱し、がんばっているのに生きづらい人や、人生の転機に直面した人などを新しいステージへと導く個人セッションや講座を開催。「ビリーフリセットで人生が変わった!」という人多数。
 
活動6年で延べ4,000名以上の人生を好転させてきた他、カウンセラー養成講座も開催し門下の認定カウンセラーを多数輩出している。

◎一般社団法人ビリーフリセット協会代表理事
◎ツナゲル株式会社代表取締役

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