ニュートラルな自分になる練習。新プログラム、マインドフルネス音楽療法

1.今、注目されている「マインドフルネス」とは?

近年、医療界や最先端のビジネス界で、
世界的に「マインドフルネス」がたいへん注目されています。

マインドフルネスとは簡単に言うと、
瞑想的な心理状態であるがままの自分に気づきを向けるエクササイズです。
それによって、思考や感情など自分の心の中をニュートラルに戻し、
スッキリとした平静な状態で日常を過ごせるようになります。

欧米では、実証的研究によって効果が多数証明されており、
ストレスを軽減し創造性も上がるということで、
Googleなど海外の大企業の社内研修にも取り入れられて話題になっています。

 
外部記事リンク→ Google社も実践する”マインドフルネス”の効果が凄かった


実は音・音楽とマインドフルネスは相性がいいのです。

今回、このマインドフルネスに音楽療法のエッセンスを取り入れた、オリジナルの
マインドフルネス音楽療法  プログラムを新規リリースします。


マインドフルネス音楽療法は、
ストレスフルなビジネス社会で生きる方々におすすめしたい

セルフ・メンタルエクササイズです。

2.ストレスで消耗する4つの心の状態

「ストレスがたまる」といった状態の時、心の中で何が起こっているでしょうか。
私たちが陥りやすいストレスフルな4つの心の状態を挙げてみます。

1.葛藤

・こうじゃなきゃいけないのに、そうなっていない
・こうしてほしいのに、そうしてくれない
・こうなりたいのに、そうなれない・・・などなど。

2つの相反する思考の間でグルグルしてわからなくなってしまう。
これはストレスですね。エネルギーを消耗します。

2.感情に呑まれる

喜怒哀楽を感じることは人間ですから当たり前。
決して悪いことではありませんが、
あまりにもそれらの感情に呑まれたり振り回されたりすると
上がったり下がったりジェットコースターのようで消耗します。
大事な局面で冷静な判断ができなくなります。

3. 感情を「ないこと」にする

かといって、感情を感じないように、ないことにしようとするのもまた危険なことです。
ないことにすると表面的には感情は動かず、一見平穏でOKですが、
無意識レベルにその感情はたまっていきます。
いわば毒ガスをためこんでいるようなものです。
無意識に抑え込んでいるので緊張は高まり、わけもわからず消耗します。
ささいなきっかけで暴発することもあり、
抑え込み続けるとうつや燃え尽きにもつながりかねません。

4.黒白思考

私たちはものごとを「善悪」や「正しい/間違い」のように
2つに分けて黒白つけることがクセになっています。
この黒白のモノサシで自分のことも他人のこともジャッジ(審判)して
「こんな○○ではいけない」とイライラしたり落ち込んだりしています。
この黒白思考が激しいことが、自らストレスを生んでしまう元です。

 

このように、私たちの感情や思考
つきあい方次第でたいへんなストレスを自ら生み出してしまう
やっかいなものでもあります。

自分が困るだけならまだしも、
周りの人にも迷惑をかけたり、仕事が効率的に進まなかったりするならば、
心のコンディションというのは軽視できないものとなってきますね。

3.「感情のコントロール」は終わりなき闘い

そこで、多くの人が考えるのが「感情のコントロール」です。
やっかいな感情をなだめ、抑え、自分がコントロールして
「あるべき」と思う状態にさせようと努力するわけですね。

残念ながら、実はこれは根本解決になっていないのです。

こういう感情のコントロールをしようとする時、

正しくありたい自分 対 よくない感情

というふうに
自分と感情とが対立構造になっているのがおわかりでしょうか?
つまり、自分と自分が主導権を取り合う、
支配や管理のパワーゲームになってしまうのです。
この闘いは永遠に終わりません。
そもそも「正しい」と「よくない」にわけていること自体が
対立と葛藤を生み出す元だからです。

時には勝ちますが、時には負けるでしょう。
そのたびに「またやっちゃった!あぁ、まだまだ自分はダメだぁ未熟だぁ」
と自分を責めたりしていませんか?
そしてまた「己に克つ!」とか言ってがんばって・・・
あくなき克己心といえばカッコいいですが、
一生そのしんどい闘いを続けていきたいでしょうか?

4.私も感情にダメ出ししていた

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そういう私自身、幼い頃から感情を抑える傾向があり、
「笑わない子」とか言われていました。

「こんな風に感じてはいけない」「こう感じなければいけない」
と緊張して無理をしていました。
そういうふうにしていると、本当に自分の感じていることに自信がもてませんし、
いつも「これじゃダメ。こんなんじゃダメ。」と
自分を責めてつらくなってしまうのです。

そのわけのわからない自己肯定感の低さがどこから来ているのか、
それがわかったのは、大人になって心理を学ぶようになってからでした。

自分の感情や心をありのままに受けとめるということを知って
自分の中の「いけない」が少しずつほどけ、
自分本来の心というものがあったこと、
それを信じてもいいことが腑に落ちてきました。

なんだ!これでよかったのか!
私は私でよかった!

こう感じられるのは本当に楽で、安心感に満ちた感覚です。
自分で自分にOKを出す。
そんな心のあり方が、こんなにも安心できるなんて。

その鍵となるのが、
「自分の心をみつめ、受け止める」という力を育てることです。
 
つまり、それがマインドフルネス!

5.あるものは、ある。究極のニュートラルへ

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実は、感情には本来「いい」も「いけない」もありません。
 
マインドフルネスは、まったく逆。
ぜんぶ「あり」にしてしまうことなのです。
 
あるものは、ある。そのまんま。
 
それが「あるがまま」です。

「いい」も「いけない」も越えた
「あるがままの自分本来」というものを思い出していくことなのです。
それが、マインドフルネスです。

対立ではなく、すべてを包含し受容しているもっと大きな自分として在ること。
究極のニュートラル、自然体へと戻っていくこと。

結果として、ストレスのない、より自然体の自分でいられる。
仕事や生活の上でも、感情に呑まれないクリアーな思考で最善を導き出し、
高いパフォーマンスを生み出せる心理状態・・・・
それがマインドフルネスの力です。

それを手にいれることができるとしたら、すばらしいと思いませんか?

6.マインドフルネスの3つの特徴


031 2マインドフルネスとは、
もともとは仏教の瞑想(ヴィパッサナー瞑想)を起源にしており、
そこから宗教的な要素を取り除いた実用的なエッセンスです。

具体的にどうなるのか、ということを
なかなか言葉で説明しきれるものではないのですが、
あえて言うとマインドフルネスで得られる心の状態には
次の3つの特徴があるといえるでしょう。

1. 感情を眺めるもう一人の自分になる

自分が自分の感情を「眺める人」になることです。
これに慣れてきて「自分と感情の間に距離を取る」ということがわかってくると、
安易に感情に呑まれたり振り回されたりすることなく、
見つめ気づいた上で、冷静に対処できるようになってゆけます。

2. 感情をあるがままに認める

感情を「ないことにする」のとはまったく逆です。
あるものにそのまま「あるなー」と気づき、そのままどんどん流していきます。

本当はあるものを「ないこと」にせずに
「ある」と認めることができるようになると、
エネルギーの停滞がなくなり、風通しががよくなります。
わけもわからない憂鬱や葛藤から自由になります。
スッキリとゆとりある心で「じゃあどうしたい?どうしようか」と
自分の本心に基づいて建設的な思考をしていくことができます。

3. 「白黒思考」から自由になる

不快な感情や葛藤の元には、実は
「いい/悪い」のモノサシで物事をすぐに
白黒ジャッジ(審判)してしまう私たちの思考があります。
この思考にとらわれて、私たちは葛藤に苦しむわけです。

しかしマインドフルネスは「あるがまま」を全部受容するので、
すぐに白黒つけるモノサシそのものから自由になります。
その結果
「これもアリだよね、それでもいいかもね」
心が柔軟になり、楽になります。

「絶対こうじゃなきゃダメ!」と思いこんでいたことに、
もっと他の可能性もあったことがわかります
自分が望むことや行きたい方向へ進むことに対するブレーキがゆるみ、
決断や行動に踏み切ることができるようになります。

7.音楽療法を取り入れたセルフ・メンタルエクササイズ


今回新しくご紹介する「マインドフルネス音楽療法」プログラムは、
心理カウンセラー・セラピストであり、
なおかつ音楽療法士/作曲家、という独自のスタンスにいる大塚が考案した
音楽療法を取り入れたセルフ・メンタルエクササイズです。

一般的なマインドフルネスのエクササイズは、
基本的に静かに瞑想して体や心の状態に意識を向ける練習をしていきます。
非常にシンプルですが、その分
少々とっつきにくく、難しく感じる方もいらっしゃるかと思います。

マインドフルネス音楽療法では、
シンプルな「音」を使っていくことでスピーディに意識の集中へと導き、
親しみやすく実感的にマインドフルネスを体験できるようにしていきます。

音楽療法の世界には、
比較的古くから調整的音楽療法(RMT)というものが存在し、
これはマインドフルネスの考え方に近いものだと言われています。
しかし、基本的に医学的治療レベルの方が対象であり、
また手順が煩雑だったり理解が難しかったりしたため、
日本では一般に広まることはありませんでした。

それに対してこのマインドフルネス音楽療法は、
基本的に健康な社会人の方々を対象とした
セルフ・メンタルエクササイズなのです。

グループレッスン/研修でも、個人レッスンでも取り組むことができます。
いずれは、日々ご自身でも取り組むことができるよう、
CDやダウンロード等、音声資料の整備も考えています。

私はこれまでの心理カウンセリング臨床現場において、
当初からマインドフルネスを取り入れており、
クライアントさんに目覚ましい効果があることをこの目で確かめています。

私自身も20代の頃から
地元鎌倉の禅寺での参禅をはじめとして長い瞑想歴があるため、
マインドフルネスについて実体験の蓄積を持っています。

それとともに、もともとは音楽の世界で活動し、
商業音楽の作曲家を経て音楽療法士に転向したため、
音が人の心身に及ぼす力についても熟知しています。

心にダイレクトにはたらきかけて心の集中を導きやすい音や音楽は、
実はマインドフルネスとたいへん相性がよいのです。
いわゆる音楽鑑賞ではなく
心に向き合うための媒介として音を使っていきます。

ストレス軽減・生産性向上・人生の質向上のために有効なマインドフルネスを、
音楽療法の要素を取り入れることで
よりわかりやすく体験していただき、
セルフ・メンタルケアの一つとして役立てていただきたいと考えて考案したのが、
マインドフルネス音楽療法です。

8.どんなことをするんですか?プログラム例

マインドフルネス音楽療法では、
皆さまが楽器を演奏したり歌を歌ったりすることはありません。
ファシリテーターが音の出る簡単な楽器を使って、
皆さまを心の内側にガイドしていくので、
それに合わせてゆったりしていただければOKです。

音楽経験の有無は全く問わない、どなたにもご参加いただけるプログラムです。

その場に合わせて、次のような内容を組み合わせていきます。
合間に解説やシェアを挟みます。

・レクチャー:感情とのつきあい方、マインドフルネスとは
・音と呼吸に交互に意識を向けるワーク
・感情を認め、統合していくワーク
・音楽とともに、身体を意識した母音発声のワーク
・静けさを聴くワーク

など。

8.こんな効果が期待できます

マインドフルネスに慣れてくると、日常において次のような効果が期待できます。

・自分の中の感情に客観的に気づいて、ニュートラルに受容することができる。
・ポジティブ、ネガティブどちらの感情が起こってきても、許容できる。
 ・そのため自分の中の緊張や葛藤が減り、視点の転換が楽に起こりやすい。
 ・気分や感情に振り回されたり、右往左往する度合いが減ってくる。
 
 ・日常生活においてもスッキリとした心でいられることが多くなる。
 ・無理せず自然体の自分でいられるようになる。
 ・人の言動にイライラしたり心がザワついたりすることが減る。

・自分のあるがままを認めることができる。 
・他人のあるがままを認めることができる。
 ・結果として自己肯定感が上がり、他人にも優しくなれる。
 
 ・起こってくる出来事や事態に、冷静に向き合える。
 ・一つの考えにしばられず、いろいろな可能性や選択肢を思いつくようになる。
 ・直感やインスピレーションを受け取りやすくなる。

マインドフルネス音楽療法によって、
そのような「気づき、見つめる心」を育て、
感情や思考を超えたもっと大きな自分自身の
存在そのもののリアリティーを高めていくことができます。
音を使うことで、より体感的に
すばやくマインドフルネスの状態を体感していくことができます。

というわけで、モニター体験会を開催します!

150629-01-1今回、このマインドフルネス音楽療法、新規リリースのため、
モニター体験会として特別価格でグループレッスンを行います。
木曜夜と土曜午前、2つの日程を用意しますので、ご都合のよい方にご参加ください。

マインドフルネス音楽療法・モニター体験会

日時

・2015年 8月27日(木) 19:00 〜 21:00
・2015年 8月29日(土) 10:00 〜 12:00
ありがとうございます。体験会は終了しました。

場所

六本木ソノラ・スタジオ
・地下鉄・南北線・六本木一丁目駅より徒歩4分
・地下鉄・日比谷線/大江戸線・六本木駅 より徒歩6分

詳細はお申し込みの方にお知らせします。定員

お問い合わせはこちら→

人生の質を高めるために。これからの時代の必須スキル

「やり方」や行動レベルだけでなく、
「あり方」や心の使い方が人生の質を左右するということに、
多くの人が気づきはじめています。
これからは、自分の心との付き合い方をマスターした人が、
よりハッピーになっていける時代です。
自分と他人を受容し、仕事の質、人生の質を高めていくために、
これからの時代、マインドフルネスは必須のスキルとなってゆくことでしょう。

マインドフルネス音楽療法は、
音や音楽によってどなたにも親しみやすくマインドフルネスを体験し、
心をニュートラルに戻していくことができる
セルフ・メンタルエクササイズのプログラムです。

ぜひ、自分自身の心との気持ちよいおつきあいをしながら、
人生の質(クオリティ・オブ・ライフ)を高めていってくだされば幸いです。


この記事を書いた人

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大塚 あやこ

心理コンサルタント/作曲家/ピアニスト
一般社団法人ビリーフリセット協会 代表理事
 
東京芸大作曲科卒業後、演奏家・作曲家として活動。アーティストのツアーサポートや編曲、アニメやドラマのサントラ作曲等を手がける。
 
音楽での燃え尽き体験をきっかけに、心理カウンセリング/セラピーへ転身。
悩みの根本原因に迫るオリジナルメソッド「ビリーフリセット®」を提唱し、前に進みたい人、人生の転機に直面した人などを新しいステージへと導く個人セッションや講座を開催。「ビリーフリセットで人生が変わった!」という人多数。カウンセラー養成講座も開催し門下の認定カウンセラーを多数輩出している。
その他、心と意識をクリアにするサウンド瞑想など、独自の立ち位置で音楽制作やライブイベント等も行っている。

◎一般社団法人ビリーフリセット協会代表理事
◎淨音堂株式会社代表取締役

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