「思考アプローチ系」がおもしろい

6月もそろそろ終わりですね。
私にとって今月は、かなり学びに時間を使った月でした。
セラピー関係の色々なセミナーやワークショップに参加し、その合間に本も色々読みました。

そして色々なことを考えながら、学んだことを元に自分自身で色々と実験・実践していた月であったとも言えました。大きな動きはないけれど、じっくりと自分自身の内面に向かった、これはこれで有意義な月だったのではないかと思います。

 ajisai_shiro

■ 思考を手放す

近頃、自分の中でますます面白くなっているのが、「思考を手放す」ということ。

「思考」とは、出来事や事実に対して私たちがした解釈や意味付けのことです。そこから様々な感情も呼び起こされ、何か出来事が起これば私たちは一瞬で心が動き、自分なりの「思考」を繰り広げて、不快になったり苦しくなったりします。

つまり、不快なことや苦しみというのは、現実そのものが苦しいのではなく、その現実に対する「思考」に執着するから苦しいのだ、という見方は、心理療法の世界では現在わりとポピュラーなものです。

 さらに、浮かび上がってきて心を乱す「思考」のその奥には、いわば「思考の製造元」ともいえるプログラムが存在することもいわれています。

それをスキーマ、あるいはビリーフといいますが、無意識の中にまるでインストールされているみたいにガッチリと組み込まれているために、日常意識ではほぼ気がつくことができません。

しかし、ネガティブな反応の元となる土台を形作っているので、逆に言えば、ここの土台が変わればそこから上の思考や現実はガラッと変わる・・・ということもあり得るわけです。

最近、一部で「自己肯定感」という言葉が取り上げられることが増えているようですが、たとえば「何で自分はこんなに自己肯定感が低いんだろう?」ということも、このスキーマ理論では「欠陥・恥スキーマ」という枠組みで説明できるものです。

私にとっては、この「思考とスキーマへのアプローチ」はすごく合理的で納得がいくものであり、そして悩み苦しみの根本解決たり得る、希望にあふれたものではないかと感じています。

「そんなこと言ったって、どうやって変えるわけ・・・。」
と途方に暮れそうになるでしょうか。

「そんなの無理じゃないの?」  
とお思いでしょうか。

いえ、「思考」は手放せるのです。
インストールされたプログラムは、アン・インストールして書き換えができるのです。そのための方法というのがあるのです。

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■ 思考にアプローチするメソッド

不必要・不適応な「思考」や「スキーマ、ビリーフ」を見つけ出し、それらから距離を置き、変革、解除、解放し、新しく有効な思考やビリーフに書き換える・・・というメソッドが、正統的臨床心理学のフィールドから在野的ヒーリングのフィールドまで含めていくつか存在します。私が学んだものでは次のようなものがあります。

・認知行動療法

・認知行動療法の進化型
  ACT(Acceptance and Commitment Therapy)
  スキーマ療法

・バイロン・ケイティ・ワーク

・セドナ・メソッド

・シータヒーリング

 これらのメソッドに共通するのは、「思考と自分との間に距離を置く」ということです。思考との同一化から離れること。思考している自分を、もう一人の自分が眺めること。それができるだけで、第1ステップはクリアといってもよいでしょう。

そのような性質があるためか、これらのメソッドは、数あるカウンセリング/セラピーのメソッドの中でも、あまり感情のドラマを扱いません。

つまり、過去の出来事を洗いざらい話したり、過去の辛い感情を追体験したり、泣いたりわめいたり・・・といった、ホットなワークを必要としないのです。

もちろん、そのように感情を扱うワークが向いているケースもあるので、そういうことを否定するわけではないのですが、上記のメソッドは「感情」ではなく「思考」にフォーカスしたアプローチであるという点で、クールで理知的な印象があります。

そういう意味で、あまりウェットな自己開示はしたくない方や、左脳的に納得したい方には向いている方法ではないかと私は思います。

それでいて、根本的なところで目からウロコが落ちるような気づきを得たり、ちゃんと日常生活の感情は確実に楽になるので、うまくヒットすれば強力です。

 ■ 思考アプローチ系大好き

実は、私はこれらの「思考アプローチ系」のメソッドが大好き ♪
学ぶのも好きだし、セッションさせていただくのも好き。
基本的にあまり感情的にならない、どちらかというと冷静な自分の性質に合っているのだと思います。

これらは、セッションでセラピストにサポートしてもらえば強力ですが、慣れてくれば、自分自身で不必要な思考を見つけ出し、解除・解放していくことも可能です。
けっこうおもしろくてスッキリする作業ですよ。

そして、そのような作業を重ねていくということは、

「自分の外にあるすべては自分の考えの投影であることがわかる」
「現実をあるがままに受け入れる」
「莫妄想」
「Let it be」

といった境地につながる、たいへん深いものなのです。

私がやっているのは、音楽療法だけじゃないんです。
こんなにおもしろい「思考アプローチ系」のメソッド、もっと皆さんにシェアしていきたいなー、役立てていただけたらなー♪
という気分が高まっています。
これから何か考えていくかもしれません。

・・・ということなんかも考えた、そんな私の6月でした。

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ザ・ワーク 人生を変える4つの質問
バイロン・ケイティ、スティーヴン・ミッチェル
ダイヤモンド社

この記事を書いた人

大塚 あやこ

大塚 あやこ

ビリーフリセット・カウンセラー/作曲家
学会認定音楽療法士
芸大作曲科卒業後、演奏家・作曲家として活動。アーティストのツアーサポートや編曲、アニメやドラマのサントラ作曲等を手がける。
深く人の心に関わるためには、音楽だけのアプローチでは限界を感じ、音楽療法を経てさらに本格的な心理カウンセリング/セラピーへ転身。
原理原則に基づいたオリジナルメソッド「ビリーフリセット®」を提唱し、ビジネスマン、リーダー、経営者、クリエイター等、影響力のある人を更にステージアップさせる個人セッションやワークショップを開催。活動5年で延べ3,000名以上の人生を好転させてきた。

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