右か左か
上か下か
黒か白か
善か悪か
正か誤か
2つが相反するように見える世界。
右でないなら左でしょ。
こっちが正しくてこっちが間違いでしょ。
と、どちらか一つしか選べない世界。
右と左が同時に存在するなんて
矛盾にしか見えない世界。
それは世界観が直線、ないし平面バージョンだということだ。
紙の上のような平たい世界の中で、右かー左かー、どっちが正しいのかー? とやっていた。
これまでの時代はそれが主流だったかもしれない。
でもこれからの時代、私たちの世界観は立体バージョンになっていく。
つまり球体であるということだ。
四方、八方、十方。
360度まるっと全部同時に存在するところに「いる」ことができる自分へ。
それは、右であることと左であることが矛盾にならず、同時に生きることができる場所。
がんばらないことと、
がんばること
みんなと変わらぬ一人であることと
自分が突出すること
何も持たずに流れに委ねることと、
こうするぞ!意志を持つこと
「どうであってもいいんだよー」と全部ありにすることと、
「こうじゃなきゃダメなんだ!」と削ぎ落とすこと
独りあることに満たされながら、
親密な他者を求めること
自分にとってよくありながら
みんなにとってもよくあること
みんなが苦しまない世界を望むことと、
苦しみも含めて世界はそれでいいということ
煩悩あるそのまま愛すればいいことと、
煩悩を落として透明になろうとすること
自分が何もしなくても人は大丈夫だということと、
人のために少しでも自分が何かしようとすること
今ここに充足しながら、
未だ見ぬものに熱い願いを燃やすこと
高みなどないと知りながら、
遥か高みを目指すこと
人生に意味はないということと
人生に意味を見出すこと
心のままに楽しめばいいということと
何かのために忍耐して力を尽くすこと
優しく受け止めて抱擁することと
強く道を示して牽引すること
蓮の花のような柔らかさと
ダイヤモンドのような剛さ
それらを同時に生きること。
それ以外の無数の角度も「ある」ことを、同時に感じていること。
そして色は、虹色。
そんな世界観を生きていくことに、私は憧れる。
世界観のバージョンをアップデート。
今年もよろしくお願いします。