たいへんだったね
生まれてきちゃったけど
ちっちゃい時からずっと
なんか違うかんじがして
でも何が違うのかわからなくて
どうにも言葉にできなくて
この世界と人間てものに対して
疑問と戸惑いばっかりふくらんで
この世のガサツさと攻撃性が
ゴリゴリと自分に侵入してくることに
耐え難い痛みを感じながら
しかし耐え難きを耐え
忍び難きを忍んで
とりあえずここで
生きなくちゃならないんで
ビクビクしながら
自分を小さくして
なるべく黙って人間のフリしてきた
そんな皆さん。
おつかれさまでした!
たいへんだったね。 生きづらかったね。
やっと皆さんの出番ですよ!
今日はそんな皆さんに 励ましと希望のメッセージを お伝えしたくなりました。
来てみたらこんな世界
きっとあなたの魂は、純粋無垢な光の存在で
しかも生まれてきた後も、それを分厚い人間の皮の下に埋め込み切るのは、なんだか難しかったんだね、きっと。
だから光の魂の感覚がいつまでも抜けきれずに、この世でオロオロしていたのかもしれない。
細やかで繊細で 、優しくて平和を愛し
自然や宇宙の声を聞くことができるから、人間の言葉があまり必要ない
そんな魂としてあなたは、何かお仕事があったのか、何かを知りたかったのか、味わいたかったのか
わからないけど
何かの用があってこの世界に来ようと思ったんだね。
もう忘れてしまっていてもね。
でも来てみたところは「ザ・人間界」。
お父さんもお母さんもおじいちゃんもおばあちゃんも
なんだかケンケン、ガクガク、ドロドロ、ゴリゴリ、家の中はなんだか空気が悪い。
お母さんやお父さんは、言ってることがよくわからないし
あなたの言いたいことも、どうにも伝わらないし
あげくに「あんたは変」とか言われるから
「そうか自分は変なんだ」と妙に納得して、変なところは出さないようにしなくちゃ!って、気をつけて小さくなってきた。
家の外に出たら、それはそれでわからないことだらけで。
どうして毎日同じところへ行かなきゃいけないの?
どうして全員で同じことしなきゃならないの?
どうしてずっと座って面白くもない話を聞いてなきゃならないの?
どうして列を作って足をそろえて行進しなきゃならないの?
どうして決められた服を着なきゃいけないの?
どうして自分はそう思わないことに「はい」って言わなきゃいけないの?
どうして自分の思うこと言ったら生意気って言われるの?
どうして間違ったらいけないの?
どうしてそんなに怒ってるの?
どうしていつも辛そうなの?
どうして大事な話が通じないの?
どうして生き物たちが踏み潰されていくの?
どうして山が崩され海が埋め立てられていくの?
人間てなんで?
世界ってなんで?
なんでなんでなんで・・・
わからないよね、わからないよね。
それが、あなたが最初にやってきた場所 「ザ・人間界」なんだよ。
そんな世界で「違う違う」なんて言われてばっかりで
「そうだね、わかるよ」なんて 言ってもらえたこともなかったから
すっかりあなたは自分が何なのか、わからなくなってしまった。
こんな自分はいなくてもいいんじゃないか、なんて思ったりもしたでしょう。
でもね、それは「初期設定」。
第一幕。
魂の物語、第一幕はね
まずはドップリと、あなたの本質とはまったく逆の場所に、浸かって染まるところから始まるの。
その場所にほとほと疲れてつぶれそうになった頃から、あなたのミッションの物語は始まるんだよ。
第二幕がはじまる
あなたの内側にはだんだんと「なんか違う、なんか違う」の声が大きくなるだろう。
「もう嫌だ、これは嫌だ」の声も無視できなくなってくるだろう。
言葉にならない何かに動かされて、あなたは何かを探し始める。
それが何かはわからなくても。
泥まみれになった心のもっと奥から、それでも光を失わずに潜んでいた元々の無垢な魂が、あなたを導く。
ここへ行くのだ。
この人たちに会うのだ。
これをやるのだ。
きっとあなたはその声にフラフラと誘われて
行ったことのない場所へ行き、会ったことのない人に会い、やったことがないことをやってみるだろう。
幾久しく忘れていた、魂と魂が会話する瞬間に出会い、自分の内なる光の片鱗に触れるだろう。
そしてある時ふと気づく。
私が変なんじゃない。
これまでの世界が変なんだ。
そうなのだ。
あなたが生まれてきたこれまでの世界は、あなたが感じた通り
ケンケン、ガクガ、ドロドロ、ゴリゴリ、ガサツで重くて、力で潰しあう、辛い空気に満ちた場所だ。
だから あなたはそこに生まれてきた。
「それは幸せではない」ということを肌身にしみて知るために。
それが第一幕。
そして
「そうではなくて、本来幸せである世界」 へと変えていくために。
それが第二幕。
本来そうである魂のあなたが「本来こうだよね?」という姿で生きてみせることが
「本来幸せである世界」にこの世が一歩近づくための、1つのピースになるのだ。
こんな世界であなたが息苦しいなら、ほかのみんなもだいたい息苦しいのだ。
ただその耐性基準が、それぞれちょっと違うだけ。
その息苦しさとおかしさをよーく知ったあなただからこそ
そうじゃなくて、こっちだよ!
と旗を立てることができる。
あなたが旗を立てれば、その旗を見て
「ああ、私もそっちだったよ!」と集まってくる人たちがいるでしょう。
あなたが自分で居心地の良い場所を、ゴザ一つ広げて作ることで
「ああ、私もそこにまぜてー!」 と言ってくる人たちがいるでしょう。
れがミッション。
あなただから、できること。
あなたが本当は 望んでやまなかったこと。
魂で生きる時代
何があなたの「旗」になるのか。
それは「魂」だ。
数千年規模でヘドロのように溜まった「ザ・人間界」の垢をも溶かす魂の光。
あなたはその光のあたたかさとやさしさ、自由と輝き、平和と調和を、生まれた後も忘れずに覚えている人だ。
だから、今 やっと時が来たよ。
もうその光を存分に出していっていい時。
その光にたくさんの人が響いてつながり合う時。
そのあなたでよかったんだよ。
その魂でいいんだよ。
長いこの世の旅でついた傷も垢も、もう光に融かしてしまっていいんだよ。
そんな世界に合わせられなかった、自分を責めなくていい。
あなたが変なんじゃない。
世界が変だったんだ。
でもね、ほんとは 世界が変だったわけでもない。
そういう時代だった、ただそれだけ。
価値観の軸が違う。ただそれだけ。
だから あの世界にいたあなたの親やたくさんの人たちのことも、責めなくていい。
これからは違う時代になる、ただそれだけ。
そんな次の時代であなたはもっと楽に、自分でいてよくなるでしょう。
あなただからこそ十分に活躍できる舞台があるでしょう。
それを信じて あなたが居心地のいい場所を、魂の惹かれるままに探して動いてください。
あなたが居心地のいい場所を、あなたが自分で作ってください。
第一幕には登場しなかった、まったく新しい仲間が
ちゃんとあなたを待っています。