もっと奥で信じていること
子供の頃からずーっと
居場所がない、居場所がない
って思って
大人になっても
どこへ行っても
やっぱり私の居場所がない!
って思う人。
その「居場所がない」っていうのは
自分で自覚できる気持ちなんだけれど
そのもっと奥をたどると
あんまり自覚できていない深いところに
こんな思いがあります。
私は生まれてきてはいけなかった
私はいない方がいいんだ
私はいてはいけない子だ
これ、存在否定ビリーフといいます。
自分が生きて存在していること
そのものを最初っから
「違うんだ」って否定している。
まさに存在否定としかいいようがないので
そういう名前がついてます。
ビリーフとは信じ込み。
自分がそう「信じてる」ってことね。
「いてはいけない」のはじまり
私は生まれてきてはいけなかった
私はいない方がいいんだ
私はいてはいけない子だ
って、強力に信じてる。
いつから?
すっごく小さいころ。
ヒトケタのころ。
あるいは
生まれてすぐとか。
もっと言うと
生まれる前、お腹にいる時から
の場合もある。
なんでそんなこと信じちゃったのか?
お母さんの機嫌が悪いから。
お父さんとお母さんが仲良くないから。
家の中がいつも怖いから。
それに尽きる。
直接見てなくても
状況を理解できてなくても
空気でわかるの。
子供にとっては
お母さんこそが世界。
お母さんが機嫌が悪い
ってことは
私は世界に歓迎されていない
ってことと同じ意味になるんです。
そうすると子供は
私は生まれてきてはいけなかった
私はいない方がいいんだ
私はいてはいけない子だ
って思うんです。
そういう性質が、子供にはあるの。
もう、性質だからしょうがない
としかいいようがないです。
そうやって始まった「いてはいけない」が
自分という存在の定義になるんです。
「いてはいけない」って
自分で言ってるんだから
そりゃあ、居場所はありません。
実際にどうかじゃないんです。
事実を考えたら
あなたの席もちゃんあったり
毎日その家でごはん食べて寝て・・
ってやってるの。
ちゃんと「場所」はあるんだけど、
頭がそう思ってないの。
そもそも
生まれて来ちゃったのが間違い
ってことなんですから。
ここにいちゃいけないんですから。
そう信じちゃったあげく
信じたことさえ忘れちゃうので
「私は生まれてくるべきでなかった」は
以降、絶対的な事実として
当たり前の「土台」になるんです。
だから、以降の人生
「いてはいけない人」
として生きることになります。
だからどこへ行っても
「やっぱりそうなんだ」って思う。
だから自分から離れていく。
そして「やっぱり居場所がない」
って言う。
これが
以降どこへ行ってもずーっと続く
「居場所がない」ってやつね。
存在否定ビリーフが入っていると
・自信がない
・自己嫌悪がひどい
・自分責めがひどい
・いつも傷つく
・いつも軽く扱われる
・人に合わせ過ぎ気を使いすぎ
・人が怖い
・気力がない
・行動できない
・やりたいことがない
・感情がわからない
・我慢ばかりする
・無理してがんばる
・がんばっても噛み合わない
・がんばっても満たされない
などなど
ありとあらゆる「生きづらい」を
全部引き連れてきます。
もうね、ぶっちゃけるけど
生きづらいとかしんどいとか
居場所がないとか
言ってるんだったら
もれなく
自分が生まれてきたことを
どっか間違いだと思ってる
と思っていいかも。
私は生まれてきてはいけなかった
私はいない方がいいんだ
私はいてはいけない子だ
ピンとくる言葉はそれぞれでも
これに類するものが
何かしら入っています。
だから
そこをちゃんと見て
クリアしていけば
そもそも私、いてオッケー!
になれさえすれば
あらゆることは
たいした問題じゃないのです。
あとは、いかに
「私、いてオッケー!」
と思えるようにしていくか。
そこが努力と工夫のしどころです。
次回は、「いてはいけない設定」が実際にどんな現実になって、どんな人生になるのか、3つのパターンをお話します。
追記:続き書きました。こちら↓
存在否定ビリーフの鉄板記事はこちら↓