スポーツ選手が強くなるのは、ちゃんと負けているからだ。
試合に出て、ボロ負けして、恥ずかしい思いして、自分の力のなさを思い知って、悔しがって、時に絶望して。
それでもやめたくなくて、また立ち上がって、どうやったら?と工夫と練習を重ねて。
そうやった人が本当に強くなる。
ミュージシャンが上手くなるのも、ちゃんと負けているからだ。
本番に立って、ボロい演奏して、いたたまれない思いして、自分の力のなさを思い知って、悔しがって、時に絶望して。
それでもやめたくなくて、また立ち上がって、どうやったら?と工夫と練習を重ねて。
そうやった人が本当に上手くなる。
起業家が稼げるようになるのも、ちゃんと負けているからだ。
売り出してみたけど、集客できなくて、売上出せなくて、お金なくなって、こわい思いして、自分の力のなさを思い知って、悔しがって、時に絶望して。
それでもやめたくなくて、また立ち上がって、どうやったら?と工夫と勉強を重ねて。
そうやった人が本当に稼げるようになる。
「ちゃんと負ける」っていうのはね、
思いきり地面に転がって、ガタガタ言わずに自分の力のなさを認められるってこと。
「アレがこうだしああだし」って色々言ったっていいけど、結局は「ああ自分だな」って引き受けられること。
負けを怖がってたら、上達もしないんだよ。
転ぶことを怖がってたら、前になんて進めないんだよ。
怖がったってもちろんいいよ。
怖がりながらやるんだよ。
負ける時はちゃんと負ける。
転ぶ時はちゃんと転ぶ。
痛い時はちゃんと痛がる。
そしてまた立ち上がる。
立ち上がったら、また一つ、力がついていく。
大丈夫。