熊野本宮
熊野2日目は、熊野本宮大社へ。
個人的には境内一番奥にある「満山社」の前がとても好きでした。
ここは「結ひの神」とのことです。
その後、明治時代まで存在した元々の熊野本宮の地(明治時代に洪水で流失、現在位置に遷宮)、大斎原(おおゆのはら)へ。
ここが最高だった!
大鳥居の奥、今は名残の土地に小さな祠と豊かな自然が残っているだけだけど、その土地の気がすばらしくて。
桜が咲いて、鳥がたくさん鳴いて、楽園のよう。
古くから神社が立つ場所というのは、「この場所だから」という土地的な意味合いが大きいのだと思います。
ここ、元々の熊野本宮は、清浄な川に囲まれていることにも意味があったようです。
残された小さな祠の前に立つと、なぜこの場所だったのかが納得できる気がしたし
その意味深さを思えば、平成になってからここにこんな大鳥居を立てよう!ということになったのも、わかる気がしました。
玉置神社
そこから車で延々と山道を登り、奈良県十津川村の玉置神社へ。
「路面凍結」とカンバンがでているところ「えーまさか。大丈夫でしょう」とそのまま登っていったら、本当に凍結しかねない雪景色だった!
スノータイヤではないので、まさかのことも考えて、少し手前で車を降りて、あとは歩いて行きました。
鳥居を入ってから本殿までが、また山道を歩く歩く。
雪でもOKのブーツとダウンコートだったから問題なし。
とにかく修験系の神社は山の中なんですよ。
修験は山の宗教だからあたりまえなんだけど。
なので、どこへ行っても登る、登る、歩く歩く。
こうやって山を歩くという、そのこと自体が、すでにご神徳をいただいているプロセスなんだなあと思います。
でこちらが本殿。
ご祭神は国常立尊(くにとこたちのみこと)。
世界のいちばん原点。
厳しさをたたえた、古くてとっても深い何か。
幸い雪もたいして降らず、時折晴れ間も見えてありがたい。
樹齢3千年の御神木
役行者ゆかりという「玉石社」まで登り、山のご神気にたくさん触れさせていただきました。
そんな山からちょっと降りると、また春で桜。
桜と雪の両方を楽しめたオツな1日でした。
これからは「むすび」
今日受け取ったキーワードは「むすび」。
切り離されてしまったものを、再び結ぶこと。
見えないものがわからなくなってしまって、大事な中心から切り離されてしまった人間の時代。
だからこれからは、見えないものと人とのむすび。
自然への畏敬がわからなくなってしまって、破壊ばかり繰り返した人間の時代。
だからこれからは、自然のいのちと人とのむすび。
貶められて闇に葬られ、醜いものとされてしまった陰の力・女性性封印の時代。
だからこれからは、陰・女性性の黄泉(よみ)がえりと、陰と陽のむすび。
ちょうど昨日、新元号「令和」の発表があり。
「れいわ」ってすごく女性性を感じるオトダマですよね。
和へむすんでいくイメージもあります。
そんな時代を、私たちは作っていくんだなあと思いました。
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