心のこと、特にビリーフのことを少し勉強すると、
「このビリーフさえなければ!」
「ビリーフをなくさなきゃ!手放さなきゃ!」
って思っちゃう人もいるみたいです。
もちろん、なくす・手放すもよいのですが、
べつになくさなくても、いいのです。
それ以前に
見つめる・気づく
ができるようになるだけでも全然いいのです。
なぜなら、苦しい時しんどい時や
不自然な行動をとっている時っていうのは
ビリーフと自分が一体化して
がんじがらめになっているからです。
どこまでが自分でどこまでがビリーフなのか
自分で自覚できていない。
「全部自分」
ぐらい一体化しています。
それがデフォルトの私たちの意識状態です。
最終的にビリーフを「なくす・手放す」にしたって
まず、どれが自分でどれがビリーフなのか、
見分けがついてないと始まりません。
ボクシングや空手などの打撃系の格闘技では
「間合い」が大事、といわれます。
相手との適切な距離があってはじめて
打撃ができるのです。
間合いが詰まりすぎていたり
ましてやクリンチ(抱きついて動きが止まること)してたら
打撃のしようがありません。
適度な距離があるから相手の動きが見えて、
状況を「扱える」ようになるわけです。
ビリーフも同じ。
抱き合っちゃってたら動けないってことです。
まずは 距離をとって見る こと。
そこから 扱える という状態になります。
そして、ここの状態になれたら
ビリーフそのものが消えなくても
気がついて「避ける」ことができます。
「あ、またアイツがくるぞ」
「私もう、アイツの言う通りにはしないから」
「こんどはこっちに行くんだもんねー」
という 選択 ができます。
今までだったら、ビリーフに動かされて
どうしても一方向にしか行けなかったものが
距離ができることで
「そうじゃない選択」ができるようになるのです。
そうやって意図的に離れ、
ビリーフに動かされず、
時に無視し、
ビリーフがなくてもうまくやれちゃった自分
ていうのを実感していったら
ビリーフはいつのまにか
そこからいなくなっているかもしれません。
また出てきても
「あら、まだいたの。キミもしぶといね〜(笑)」
なんて言いながら、
でもたいして呑まれない自分になっています。
だからこそ
見つめる、気づく、距離を取る
この力をコツコツと磨くことが
ビリーフリセットの基礎力になっていきますし
そうやって人生は軌道を変えていくのです。
そして、じゃあどうやって
見つめたらいいのか
なにを見つめたらいいのか
どうやったら気づけるようになるのか
それを誰にでもわかりやすく理解していただけるように整えたのが
ビリーフリセット®の理論とワークです。
これは残念ながら
今すぐあなたも◯◯するだけで幸せになる!
みたいなイージーな方法ではありません。
20年、30年、40年・・・これまで生きてきた分だけ
ガチガチにロックされた思考を
みつめて、ほどいて、距離をとっていくのは
コツコツとやるしかないところがあります。
パッと、楽に、簡単に!
が好きな人にとっては
地味で、めんどくさくて
パッとしない道のりかもしれません。
でも筋力や運動技能だって、そういうもんですよね。
たった1日でプロ選手になれる人はいない。
でも、だからこそ
その場しのぎではない、本質的な
自分自身のゆるがぬ力になり
土台になります。
そんな道のりだからこそ
信頼できる、やってみたい!
そんなふうに思ってくださる方とご一緒に歩いていけたらいいし、
そんな仲間が少しずつ集ってくださっています。
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