これからは
「本当」が力を持つ時代。
自分の「本当」を自分が感じ
自分の「本当」を外に現して生きる。
「本当」を出さずに
「本当」を偽っていると
どんどん苦しくなる。
どうやらそういう時代になります。
いつのまにか
時代はすごく変わってしまったんです。
たしかにこないだまでは
内側を隠して、外側を繕うことが
ものごとうまくいくコツだと
みんなが信じていました。
外側を、キレイにととのえる。
なんでかっていうと、
内側はキタナイから。
そういう理屈です。
自分の内側の「本当」なんていうのは
きたなくて、みにくくて、よわくて
わるくて、ひどくて、たりなくて
とてもじゃないけど、人様に見せたら
嫌われるし、傷つけるし、迷惑かけるし。
って、思ってる。
だから、キタナイ内側なんか見せちゃダメで
そんな姿をバラしちゃダメで
だから、外側に向かって
きれいで、無害で、善で、すごい
そんな姿でいなくちゃいけない。
四六時中
そういうキレイな皮を被って世の中に出て行く。
思ってもいないこと言ってみせて
ガラでもないことやってみせて
笑いたくもないのに笑ってみせて
やりたくもないのにがんばってみせて
それが世の中で生き残るっていうこと。
多くの人がそう信じて
消耗しながら生きていました。
昔はねー。
でもね、これからの時代は
その前提からひっくり返っていくんです。
つまり
内側がキタナイから
外側をキレイにととのえる
ていうその前提を
チェンジするんです。
内側のキレイなものに
ちゃんと価値を見る。
もともとキレイなそれを
そのまま出せば外側もキレイ!
そういう前提に変えるということ。
自分の内側がキタナイ
というのはとんでもない誤解であり呪いです。
自分の「本当」はキタナイ!
自分の「本当」はキケン!
それじゃあ自分にも「本当」にも
あまりに失礼だ。
私たちみんな
そんなひどい呪いにかかってしまいました。
そんな呪いを解いた人から
自分の「本当」に
安心してくつろぐことができます。
自分の「本当」を
自分で信じることができます。
自分の「本当」の
自然さ、素朴さ、美しさ、知恵深さ
かわいさ、けなげさ、繊細さ
強さ、情熱、生命力、愛・・・
それに気がついたらもう
隠そうなんてする意味がわかんなくなっちゃう。
そのまま出してれば自分も楽だし
出してた方がみんなにもうれしい。
そしたら次はどうやってもっと出そうか?
と好循環。
そして、これからの時代は
そんな「本当」の言葉と行動こそが
人の心に響いていくのです。
キタナイ(と思ってる)内側を隠して
外側をキレイに繕って言うことを
「キレイごと」というのです。
「キレイごとばっかり言うな!」とか
「キレイごとじゃ世の中渡っていけねーんだ!」
とかいうけど。
そりゃ、たしかにそうですわね。
そんなうすっぺらい「キレイ」なんてね、
ほんとじゃないからね。
何の力もないからね。
そうじゃなくて、
ほんとに内側から
「キレイ」がそのまま表れたことは
ほんとにキレイなんですよ。
なおかつ、力がある。
いのちがこもっている。
それは「キレイごと」ではない。
「本当」なんです。
そういう自分の本当の「キレイ」が
人の内側の本当の「キレイ」に
ビビビッと響いて
力が響き、
いのちが響きあうのです。
なぜなら「本当」だからです。
なんでもかんでも
「キレイごと」と一言で片付けて
ごっちゃにしちゃいかん。
「キレイごと」と「本当」は違う。
だから、本当の話をしよう。
本当に思ったことを、やろう。
自分の内側を「キタナイ」と解釈している
その呪いを早く解いて
自分の内側の「キレイ」に気づこう。
「本当」のキレイさを信じよう。
それは、自分にとっての宝だし
みんなにとっての宝。
「本当」にこそ、力がある。
その「本当」こそが
これからの時代を生きるための
鍵になっていきます。