夜明け前がいちばん暗い
という言葉があるけれど
大きな開けの前には
ものすごい闇に沈む時がある
高く飛ぶためには深く沈み込むこと
という言葉もあるけれど
ちゃんと沈んだからこそ
その奥底に宝を見つけて
還ってくることがある
その宝が
次に高く飛ぶための
新たな動力源となる
だから
あがいても、もがいてもいい
あがくことにも、もがくことにも
力尽きたら
ただ重力に任せて沈んでもいい
沈む時は
ちゃんと沈んでみたらいい
孤独の底でただ一人
孤独と共にいてみたらいい
大丈夫
あなたを変わらず生かしている
あなた自身の命の力が
ちゃんと支えて運んでくれる
そこを通らなければ
至れない場所があることを
命はきっと知っているから
そこを通ってでも
開きたい扉があることを
命はすでにわかっているから