インスピレーションがくる
その方向に意思を立てる
そっちへ進んで実行する
コツコツと現実が変わっている。
考えてみれば、
そういうプロセスが私は楽しいんだなと思う。
そういうふうに人生をやれていること自体が
私にとっての成功なんだと思う。
何を成したか
何を手に入れたか
どんな出来事があったか
ということより
こういうふうに生きていられることが
私にとって既に成功なんだと思う。
ずっとそんなふうに生きているのだから
結局私は、もうずいぶん前から
実はじゅうぶん成功している。
私の人生は、はたから見たら
波乱万丈とまで言わないけれど
無事や安定や不変とは対極で
いろいろあって
なんだか流れて
しょっちゅう変わって
落ち着かないように見えるしれない。
その通りで。
流れて、変わって、落ち着かないのが
私は好きなんだ。
だってそうすればいつも
インスピレーションがくる
その方向に意思を立てる
そっちへ進んで実行する
コツコツとそういう現実へと変わっている
というプロセスを体験できるから。
次はどうする?
どっちに行く?
どう変わる?
ていうのが楽しい性分なんだ。
それが私にとっての人生のゲーム。
アトラクション。
10代のころから
安定とは無縁な音楽家人生なんか
目指してるんだから
よっぽど好きなんだろう。
こういうゲームが。
あるいは
たとえるなら小さな舟。
誰かの大船に乗せてもらうんじゃなくて
自分で漕いでゆく小さな舟。
自分で行き先を定め、
自分で舵を切って
星を読み、風を読み
魚のいそうな海域を嗅ぎ当てて、
自分で漕いで行く。
魚がいたら、よっしゃー!と思う。
きれいな島に着いたら、えへへと思う。
難所にぶつかったら
どうやって切り抜けようかと、また
インスピレーションをたずね
手がかりを探し
新たな意思を立てる
そっちへ進んで実行する。
そうするといつか違う場所にたどりつく。
で、じゃ次はどこへ行ってみる?
って、また次の航路を考える。
そのこと自体が楽しい。
そういう旅を生きていることが
私の人生の成功なんだと思う。
だから
私はもうすでに十分成功しているんだ。
これからもきっと
そうやって生きていくのだろう。
だから
これからも成功していくのだろう。