軽量重視のキーボード選び

 privia

これまで自宅にあったピアノやキーボードを全部サロンに持って行ってしまったので、自宅に鍵盤が全くナシになってしまいました。
それもちょっと寂しいので、新たに手軽な電子ピアノを置くことにしました。

そこで楽器選び。
とにかく第1条件は、軽量・場所とらない。
もうね、重いキーボードはうんざりしたの。
去年、重量19KgのヤマハMOTIF ES7を売却して以降、もうそういう重厚な「プロ用」は持たないことにしました。

第2条件はスピーカー内蔵であること。
知ってました?プロ用のキーボードにはスピーカーついてないですから。裏のアウトプットにコードを差してアンプやミキサーにつなぎ、そこからさらにスピーカーにつないではじめて音が出る。そういうものなんです。めんどくさいよね。
そのめんどくささが、私にはもう必要ないなーと思って。

なぜなら、私にとってキーボードの用途・目的が大きく変わったからです。
ミュージシャンとしての音楽制作から、音楽療法のための道具へ。
だから、手軽に持ち運べて、余計な機材が必要なくて、音がキレイならいいんです。

というわけで、今回は検討の末、カシオ プリヴィア PX-150 になりました!
上の写真です。スッキリでしょ。
並んでるスピーカは関係ありません。昔から使っているもの。

同クラスの各社電子ピアノの中ではいちばん軽い! 11.1Kg。
いちばん奥行きが狭い! 286 mm。
音はどうなんだって?
これがまたすばらしい!
同クラスモデル、各社色々弾き比べたけど、いちばん私好みはカシオでした。タッチと音色に「はーーっ♡」と持っていかれるような透明感と色気があった♪

というわけで、せっかく情報集めたり試奏したりしたので、他に情報を探しておられる方のために、私なりのちょっとしたレビュー、書いておこうと思います。

テーマは、
ピアノ音色重視・軽量・コンパクト・スピーカー内蔵・低価格

ちなみに私のいう「コンパクト」とは、家具調の重厚なスタンド一体型ではない、というところが大きいです。パッと運んでサッと軽量スタンドに乗せられるということ。
音色やタッチについてはそれぞれの好みもあるでしょうから、私の感覚が絶対ではありません。ご自分の手で、耳で、ご検討ください。

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まずは
★ 88鍵モデル ★

さて、私の1番お気に入りは
カシオ プリヴィア PX-150   重量:11.1 Kg 幅:1,322 mm  奥行き: 286 mm

この重量にしては、鍵盤がペラペラではなくしっかりしていてびっくり。音色サンプリングにも気合い入ってます。メーカーのやる気がこもっているような気がしました。

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 2番めにいいかなと思った
コルグ SP-170 S 重量:12 Kg  幅:1,312 mm  奥行き: 325 mm

なるほど、コルグのピアノの音、というかんじ。

 

おしゃれだけどちょっと大型。鍵盤がしっかりしている分、重い。
コルグ SP-280 重量:19 Kg  幅:1,361 mm  奥行き: 380 mm

 

ヤマハ好きの人にはいいかも
ヤマハ P-105  重量:11.7 Kg  幅:1,326 mm  奥行き: 295 mm

 

ローランドからはつい最近こんなのが出たみたいです
ローランド FP-50  重量:16.5 Kg  幅:1,343 mm  奥行き: 313 mm
重量も重いけど、価格帯も他とは違うので、音質はけっこう上等なのかもしれません。残念ながら、私は試奏する機会がありませんでした。

 

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さて、もう一つ。さらに軽くてコンパクトな 
★ 76鍵モデル ★ をご紹介

本格的にクラシック演奏をすることを考えると88鍵なんでしょうが、私の経験上、ポピュラーだったら76鍵で十分OKだと思います。私はけっこう76鍵、好きです。

私やっぱりカシオ好きなのだった
カシオ WK-6600 重量:7.2 Kg 幅:1,161 mm 奥行き:385 mm
これは電子ピアノというより、シーケンサーや伴奏機能付きのシンセサイザーワークステーション。鍵盤は軽さ優先のプラスティック空洞タイプですが、ピアノの音はこのクラスにしては満足です。リズム機能がレッスンにも使えるので、サロンにはこれを置いてます。

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カシオでもう1段お安いランクだとこちら
カシオ WK-220  重量:6.9 Kg 幅:1,161 mm 奥行き:385 mm
上のWK-6600 より少し音が薄いかな、というかんじ。

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こちらはヤマハ。最軽量!奥行き薄い!
しかし、スピーカーの位置が横にあるので、意外と幅はとってます
ヤマハ ピアジェーロ NP-31 重量:5.7 Kg 幅:1,244 mm 奥行き:259 mm

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というわけで、あくまでも私の「とにかく軽量重視!」という特殊なニーズからのセレクトでした。お役にたちますでしょうか。

一つ付け加えると、こういうスピーカー付きキーボードは、本体の音色性能そのもの以上に、スピーカー自体の性能の良し悪しによって、音色の印象がかなり変わってきます。
つまりたとえば、内蔵スピーカーで聴くとイマイチだけど、ヘッドホンや外部アウトプットして良質なスピーカーにつなげて聴くと、実は意外と音がいい!ということも十分ありえます。

今回自宅に入れたプリヴィアも、冒頭写真に写っているサイドの本格モニタースピーカーから鳴らすと、惚れぼれするくらいイイ!気合いの入ったサンプリングの細部が生きるというかんじで、これなら打ち込みにも使いたいと思いましたよ。

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余談ですけど、カシオカシオって、私は別に何かカシオさんと契約してるわけでもなんでもないので念のため(笑)

昔のイメージでは、カシオといえば「シロウトさんかファミリー用」。言っちゃ悪いけどミュージシャンにとっては眼中にないメーカーでした。
やっぱり、ミュージシャンは ヤマハ、コルグ、ローランド、だからね。

今でも、音楽関係の人に私が「カシオにしました」と言ったら
「ええー、カ、カシオっすかww(^^;; 」みたいな反応が返ってきました、実際。

たぶん私が今でも音楽業界現役のミュージシャンのつもりでいたら、おそらくカシオは買わなかったと思います。ライブとかスタジオに持ってくの、やっぱりちょっと恥ずかしい・・・という心理がはたらくはず。

でも私、もうそういうミュージシャンじゃないから。
目的のために、必要な条件で、気に入った気持ちのいい音が出ればいいんだから。

余計な人目や思惑を気にせずに、
「自分はこれがいいんだもーん」て言える軽さ、自由さが、
今はとっても気持ちいいです。

や、ほんと、カシオは気に入りましたよ。
プロモビデオもなかなか素敵だと思うんですが、どうでしょうか。


この記事を書いた人

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大塚 あやこ

心理コンサルタント/講師/音楽家
一般社団法人ビリーフリセット協会 代表理事
ビリーフリセット・クリエーションズ株式会社代表取締役
 
東京芸術大学作曲科卒業後、アーティストのツアーサポートや編曲、アニメやドラマのサントラ作曲等を手がけ約20年活動。
音楽での燃え尽き体験をきっかけに、心理カウンセラーへ転身。
非合理な思い込みを外して本来の力を解放するオリジナルメソッド「ビリーフリセット®」を提唱し、人生の転機に直面した人を新しいステージへと導く個人セッションや講座を開催。「ビリーフリセットで人生が変わった!」という人多数。
カウンセラー養成講座も開催し門下の認定カウンセラーを多数輩出している。
現在はカウンセラー養成の枠を超えて「リーダーズ講座」として長期講座を開催。経営者やリーダー層からの信頼を得て、企業研修にも発展。企業向けオンライン講座「Udemyビジネス」で「はじめての傾聴」動画講座が登録者1万8千名を超えるベストセラーとなっている。

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