自己肯定感は上げるもんじゃない【読むPodcast #11】

自己肯定感の低い人は
「自己肯定感を上げれば高くなる=自分を肯定できるようになる」と思いがち。
でもそれは根本解決にならないのです。
なぜ自己肯定感が低いのか?
それは、自己否定しているから。
このカラクリをわかりやすくお話します。

透明になってゆけ

新しい時代を軽やかに生きるために
頭と心がちょっとクリアになる
今日のお話。

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自己肯定感は上げるもんじゃない

こんにちは。大塚あやこです。

今日お届けするのは
「自己肯定感は上げるもんじゃない」
というお話です。

いま流行りの「自己肯定感」

自己肯定感っていう言葉
ここ最近とても流行っているみたいですね。

たくさん本が出ていて
自己肯定感をあげましょうとか、育てましょうとか
色々言われているようです。

それだけ多くの方が
自己肯定感の低さに気が付いていたり
そのことで悩んだりしているということですよね。

このテーマについては私の大きなこだわりがあって
カウンセラー開業当初、10年前から
自己肯定感とか、自分にオッケーを出すとか
とってもたくさん語ってきました。

2014年から2018年ぐらいの私のブログには
かなりその辺のことを書いています。
興味がある方はそちらもぜひ読んでみてくださいね。

そこでとっても大事なことがあるんです。
それは「自己肯定感は上げるものじゃない」ということ。

「自己肯定感」は上げるものじゃない

どういうことか。
自己肯定感が低いと悩んでいるとすれば
「低いものは上げればいい」と思いますよね、普通。
だから当然上げようとする。

いろいろ頑張ってみたりやってみたり
アファメーションしてみたり。。。
(肯定的な言葉を使うことで理想の自分を引き出す)
でも戻ってしまうんですよね。

経験ないですか?
ある一定期間頑張って、もういいかなと思っても
何かあるとドーンと落ちてしまって
なんだか変わってないじゃないか、というようなこと。

なぜそんなことが起こってしまうのか?
自己肯定感は上げようとしても
上がるようなものじゃないからなんです。
ではどうすればいいのか?

「自己否定をやめること」これなんです。

「自己肯定感が低い」は自分を否定している状態

自己肯定感が低いというのは、自分で自分を否定している状態。
つまり積極的に自己否定をしているから
自己肯定できないんです。

当たり前ですよね。
否定しながら肯定はできません。
いつも自分のことを「だめだ、だめだ」
習慣のように否定していると
当然肯定なんかできるわけがありません。

まず自己否定をやめましょう。
それさえしなければ
そこにただ自分がいることがオッケーになるので
肯定する必要もないぐらいです。

正しく火が燃えてるような状態の
焚き火を思い出してください。

焚き火が燃えています。
命ってこうやって生きている限り燃えているんです。
自分が生きていることや命、この自分の存在が
この燃えているたき火です。

すべての人の内側で
命の炎というのは放っておけば燃えています。

私たちはそこに「それじゃダメだ、そんな自分じゃダメだ」という
呪いとも言うべきものをどんどんと深めてしまいます。

それはまるで焚き火に水をかけるようなもので
本来燃えてる火に水をバシャバシャとかけているようなもの。
当然火は燃えようがなくなってどんどん消えていきます。

消えていく火を見て
「あー火が小さい!消えちゃうから大きくしなきゃ」
つまり自己肯定感が低い、上げなくちゃと
また薪をくべたり、火を燃やそうとしたりしても
結局また水をかけるわけですよね。
だから燃えない。

火を燃やそうとするよりも
その水をかけるのをやめましょうよ!
ってことなんです。
これが「自己否定をやめる」ということ。

「あるがまま」が最高の自己肯定

水をかけるのをやめれば
放っておいても火はちゃんと燃えるんです。

私たちも自己否定さえしなければ
普通に自分というものが存在して火が燃えている
「あるがままにある」のです。

これってつまりは
積極的に「肯定しよう!」って動く必要はないこと。
「そのままでいい」でいいじゃないですか。
というのが本当の自己肯定なんですよね。

積極的に肯定しようというのは、実は否定していることの裏返し。
本当に肯定できている人は
あえて肯定しようとする必要はないんです。

本当に自己肯定感が高い人は
自分がどうとか、良い悪いとか、余計なことは考えません。
ただ自然体で、あるがままで生きているだけ。

「自然体で生きられる」
これがまさに最高に自己肯定感が高い状態
と言ってもいいのです。

それが私たちが1番求めているものじゃないでしょうか。

だから自己肯定感を上げようとするんじゃなく
まずは否定することをやめましょう。

これが原則です。

自己否定はやめられる

それならどうやったら否定をやめられるのか?

ここについて語るには1年分のセミナーになってしまうので
また別の機会にお話しますね。

ただ、自己否定はやめられます。
だからやめればいいだけなんです。
このことをまずわかってもらうと、希望が持てるはず。
やめるだけで
そこにはそのままでいい自分がちゃんといます。

この否定の仕組みについては
いろいろなものがたくさん絡んでくるんです。
ビリーフリセットとか感情、潜在意識とか
こういうものがどうしても否定をさせてしまう。

探求するとすごく面白いところでもあるし
否定が外れる、ということを体感できます。
否定するのはやめよう
まずはそう思ってみるだけでもだいぶ違いますよ。

 

否定をやめれば周りも受け入れられる

そしてもう1つ。
自分を否定することをやめていくと
他人のことを否定することもやめられます。
やめようとしなくても、自然に否定しなくなるんです。

イライラしたり、ムッとしたりしなくなる。
いいじゃない、と思えて許せるようになる。
すごく楽になります。

自分が否定をやめる
まずはこっちが先なんですね。
そうすることで自然と人のことも受け入れられる。

不思議なことに
自分が生きる現実とか
この世界とこれからの自分の将来とか
いろんなことが大丈夫に思えてくるんです。
これが意識の不思議な働き。

自己肯定感を上げようとする前に自己否定をやめる
このことがいかに大きいかです。

自分が大丈夫になれば
周りの人たちのことも大丈夫になります。
そして喜怒哀楽豊かに
毎日を自然体で生きていく。

自然体で生きていれば
もともと持っている力が自然に発揮されます。
無理することなく
本来の自然なままの力を思いっきり出すことができます。
そして望む未来を作っていく。
そんな生き方をしてみませんか?

今日は「自己肯定感を上げるのではなく否定をまずやめよう」
というお話でした。

 

 

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この記事を書いた人

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大塚 あやこ

心理コンサルタント/作曲家/ピアニスト
一般社団法人ビリーフリセット協会 代表理事
 
東京芸大作曲科卒業後、演奏家・作曲家として活動。アーティストのツアーサポートや編曲、アニメやドラマのサントラ作曲等を手がける。
 
音楽での燃え尽き体験をきっかけに、心理カウンセリング/セラピーへ転身。
悩みの根本原因に迫るオリジナルメソッド「ビリーフリセット®」を提唱し、前に進みたい人、人生の転機に直面した人などを新しいステージへと導く個人セッションや講座を開催。「ビリーフリセットで人生が変わった!」という人多数。カウンセラー養成講座も開催し門下の認定カウンセラーを多数輩出している。
その他、心と意識をクリアにするサウンド瞑想など、独自の立ち位置で音楽制作やライブイベント等も行っている。

◎一般社団法人ビリーフリセット協会代表理事
◎淨音堂株式会社代表取締役

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