BRC(ビリーフリセット・カウンセリング講座、2022年現在BLC)は、カウンセラーや援助者を目指す方が多く集まる講座です。
内容も高度になるため、私の話したいこと伝えたいことのディープな部分を手加減することなく本気でで注ぎ込んでいけるのがとても楽しいです。
教えるということは、当然ですが相手の方の「段階」に沿うことが必要です。
初歩的な講座では、やはりそれなりのわかりやすくソフトな話から入ります。
心の話は、どうしてもネガティブ感情などの部分にも触れていくため、慣れない方は「怖い、重い」と感じられることも多いです。
はじめての方もいらっしゃいますから、そういう抵抗感もできるだけ考慮しながら
なるべく怖くなく、重くなく、受け入れやすいように話すのは、それはそれで配慮が必要なのです。
「手抜き」とか「薄い」とかいう意味ではなく、やはりその段階に必要な内容をお伝えするということになります。
かたやBRCでは、カウンセラーになるという目的を持ったガチな皆さん(笑)ですし
当然カウンセラーは「ネガティブ」を扱うのが仕事ですから、そこへはドシドシ踏み込んでいきます。
そして実は一見「ネガティブ」とされてみんなから嫌がられている、そういう領域にこそ
さまざまな謎を解くカギがあり、もつれた愛の原型があり、本当の魂の願いがあり、輝きがあり・・・といった、豊かな領域があるのです。
私の個人的な性質として、けっこうマニアックな「深堀りタイプ」なので、そういう深いところ、本質的なところを掘り下げて明らかにしていくようなことがとても好きです。
そういう中で見つけたことや考察したことを、どこよりも早くそのまんま共有してお話することができるのは、BRCの場でした。
そして、ちゃんと結果を出せるカウンセラーを育てるという趣旨ですので、ある程度厳しいことを言わざるを得ないこともあります。
私としてはけっこう遠慮なく言っちゃったな、と思うこと多々ありです。
初心の方には言わないであろうこと、あるいはソフトに婉曲したであろうことも
BRCでは慣れてくるにしたがって遠慮がなくなり、ストレートに言うことが多かったです。
でもそれは「相手もプロになるつもりがある」と信頼しているからです。
ピアノや音楽の先生もそうですが、初心者に言うことと、音大志望の人に言うことは違うのですよね。
相手が受け止められるであろう「球」を投げる。
それを見極めながら最善の球を投げることも、教える側としての挑戦であり楽しみでもあります。
ですからいろんな意味で、BRCは上級編です。
そういう上級編の講座をこうした形で本気で作り、ぶつかっていく経験ができたのは、自分にとっても大きな体験だったと思います。
この経験をベースに、これからもさらに豊かな講座になるように、ゆっくりヴィジョンを練っています。
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