やりたいんだけど・・・
こわくてやれません。
わかってるんだけど
なぜか一歩踏み出せません。
進めません。
というところで止まってしまう・・・
うん、こわいよね。
こわい。
なにがこわい・・・?
だって
できなかったらどうしよう
きっと無理・・・
それもあるでしょう。
そうかもしれない。
「できない」ことが怖い・・・
それはすごくそうみたいに
見えるんだけれども
もしかして本当は
そこじゃない可能性もあります。
もう一ひねりしたこんな見方も。
本当に恐れているのは
できてしまうこと。
だったり
するのじゃあないでしょうか。
きゃ〜〜〜!
こわいい〜〜〜!
こわいってことは
そうなったらマズイってこと。
できてしまったら
いったい何がマズイでしょうか。
できてしまったら・・・
やらなきゃならないです。
本気で。
本気でやったら
打ち込んでしまうことになる。
打ち込んでやってしまったら
一人前になってしまいます。
一人前になってしまったら
矢面に立つことになる。
そんなことしたら
人に知られることになる。
人からいろいろな思いを
投げかけられることになる。
それを引き受けなきゃならなくなる。
それも怖いし
それを引き受けて
自分一人で
荒野に立たなきゃならない。
一人で
自分の足で立って
自分で判断して決めて
自分で
歩き続けなきゃならない。
それも怖いね。
さらに
私ができてしまったら
一人前になってしまったら
私は「大きく」なって
すごくなって
そしたら
私だけ遠くに行ってしまう。
「あの人たち」を
置いていくことになる。
見捨ててしまう。
裏切ってしまう。
「あの人たち」が
悲しんだり傷ついたり
恨んだりする・・・・
「あの人たち」の中には
もう戻れなくなる・・・
もしかしたら
それも怖いね。
これは「自立」のテーマなんです。
自立するのが怖い
っていうことなの。
もっともっと深いところには
自立したら「悪い」気がする
っていうのも
あったりするの。
自立とは
自分には自分の力があって
自分の足で立って
自分の足で歩いて行ける
という自覚を持って
本当に自分の足で立って
自分の足で行く
ってことだし
自分が自分の力をちゃんと出す
ということだし
今まで育ててくれた場所を離れて
「あの人たち」を追い越して
自分が大きくなる
っていうことでもある。
それが怖い。
いけないことのような気がする。
自分が不届者に
なってしまうような気がする。
生意気!自分勝手!
身の程知らず!
と言われてしまうような気がする。
「気がする」だけなんですが。
そうやって私たちは
自立・・つまり
自分のパワーを発揮することに
ものすごくブロックが
かけれられています。
だから
やれないまま
できないまま
でいる方が、よっぽど安心。
「まだ〜、いえいえまだ〜」
って言ってれば
見過ごしてもらえる。
こわくないし、
悪くない。
ちょっと窮屈なのを
ガマンすればいいだけ。
ていうのが
やりたいんだけど・・・
こわくてやれません。
わかってるんだけど
なぜか一歩踏み出せません。
進めません。
の奥にある場合も
もしかしたら
あるかもしれませんね。
身体も、生活も
もうすっかり大人だけど
心の深いところは
まだまだ子供。
私たちは、そんな「ギャップ」を
内に抱えながら
成長するようです。
みんながそうです。
だから大丈夫。
こわくても
最初はよろけても
自分の足で立って歩く。
やっても大丈夫。
もっと広くて豊かな
新しい世界が待っています。