音楽ブログ・過去記事復活シリーズ
2016年までやっていた別ブログ「大人の音楽レッスン」が、サーバー都合でクラッシュしたため、中の記事だけ救出してこちらに掲載していきます。
古い記事ですが、当時読んでいなかった皆さんにもぜひ見ていただきたくて、少し加筆修正しながら復活シリーズをコツコツやっていきます。
ジャケット、評判いいよ〜♪
2016年4月13日に発売したCD
森羅万象(ありとあらゆるもの)〜ピアノで語るゼーガペイン〜
メイキング、その2はジャケットデザインです。
なんかこのジャケット、すごく評判いいんですよ。
いいでしょう〜(^ ^)
なぜ灯台なのか
灯台。
これはアニメ「ゼーガペイン」のファンの方ならすぐピンとくるアイテムなんです。
全26回のテレビアニメシリーズの最終回のタイトルは
「森羅万象(ありとあらゆるもの)」
そのラストシーンで、ツタの絡まった灯台が出てくるのです。
以前は真っ白だった灯台に、今はツタが絡まっていることでそのシーンが「あれからずいぶん時が過ぎた未来」であることを暗示しています。
そういう灯台なんです。
だから、よく見ているファンの方には「あっ、あれだ!」とわかる、というわけですね。
今回、ジャケットどうしようかと考えました。
アニメ・ゼーガペインの曲だからといって、じゃあ、アニメの人物キャラクターを出すのか?
いや・・・この企画は公式ではないので、それはないかな。
制作元のサンライズさんとの権利関係も面倒だし。
それにアニメキャラを出してくると、アニメファンの方だけに届くものになるだろう。
今回それにとどまらず、元のアニメを知らない、今の私のつながりの方たちにも届けたい。
アニメサントラであることを超えて、癒し音楽としても届いていってほしい。
だけど、もちろんゼーガペインらしさがほしい。
ファンの方にも喜んでほしい。
とすると・・・と考えていたらひらめいた!
「灯台だ!」
頭の中には、真っ青な空にそびえる、ツタの絡まった灯台が浮かびました。
あのラストシーンの時代とは、
人間が生身の体を取り戻して「生きている今」を実感し、光あふれる「生」の世界を実感している時代です。
今回の音楽も、あの時代にふさわしいそういう音楽でありたい。
ならばぴったりじゃない!
そう思いました。
デザイナーさんとの作業
で、そしたらデザイナーさん探しです。
これまでも時々利用している「ランサーズ」というクラウドソーシングのサービスで依頼をかけました。
名乗りを上げてくださった多数のデザイナーさんの中からピンときたのが
川崎誠司(Kiarry)さんです。
参考ポートフォリオの作風が、イメージする世界観に合っていると感じてお願いしました。
さて、作中に出てくる灯台のモデルは、千葉県の洲崎灯台だといわれています。
洲崎灯台の写真を探してお送りしイメージを伝えて形にしていただきました。
でね、ここが面白いのですが
私はツタの絡んだ灯台のイメージだけあったので「灯台」と思ってたんですよ。
そしたらできあがってきた作品には、ピアノもあって、しかもツタが絡んでた(笑)
おお〜、そうきたか!おもしろいなあ。
予想外だったけど、それ、いただきました!
ブックレットの中の見開きについても、私にはイメージがありました。
舞浜から葛西にかかる鉄橋です。
これもファンにとっては非常に意味深いアイテム。
これが夕陽だったらいいなあ・・・と浮かびました。
で、こうなりました。
灯台と鉄橋という2つのアイテムによって、人物キャラクターを出さずにゼーガペインを語ることができたんじゃないかな?
と思います。
これなら権利も問題ないしね(笑)
というわけで、ジャケット、ブックレットの写真の加工やレイアウト、すべてのデザインワークを川崎さんにやっていただきました。
ランサーズを介在しているので、ネットだけのやりとりです。
実はお会いしたことがありません。
それも今という時代っぽいですよね。
それでも何の問題もなく、お互いに文字と画像だけで色々なやり取りをして方向性をすり合わせ
イメージを形にしていく作業を共にさせていただくことができました。
こちらの細かい要望を丁寧に汲んでくださり、方向性の合意がとれたら、あとはバシッとその方向に形を作っていただけるのはさすがプロだなと思いました。
ランサーズではSj_kawasaki 名義で出してらっしゃいます。
昔は「ジャケ買い」なんて言葉があったくらい、ジャケットの印象というのはけっこう重要ですよね。
今回、このようなものができあがって、そして皆さんの評判もよくてよかったです。
川崎さん、ありがとうございました!
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