嫌いな他人っていうのは
自分がああはなりたくなかった人。
自分に禁止したこと
自分が恥だと思ったこと
自分がありえないと思うこと
あんなことしたらダメになる!と思うこと
それをやってる人のこと
私たちは嫌いになるんだね。
だから
ああ、あれは
自分が許してない自分だなあって
押さえつけてきちゃった自分だなあって
そんなふうに見てみる。
そして、
自分がそんな自分のこと
嫌ってきちゃったなあ、って
ちょっぴり切なく思ってもいいかもしれない。
そして、自分のこと
許してあげてもいいかもしれない。
「いいんだよ。
大丈夫だよ。
かわいそうだったね。
ごめんね。」
それから、私が今は生きていない姿を
今生きてくれているあの人に
ありがとう、って言おう。
好きな他人っていうのは
自分がああなりたかった人。
自分がやりたかったこと
自分の中に眠らせてしまった才能
自分が本来持っているはずのもの
気づかないけど自分の中に埋もれている輝き
それを持ってる人のこと
私たちは好きになるんだね。
だから
ああ、あれは
自分が生きてみたい自分だなあって
応援してあげたい自分だなあって
そんなふうに見てみる
そして、
自分が自分のこと
そんな輝き持ってる人なんだね!って
ちょっぴり愛しく思ってもいいかもしれない。
そして、自分のこと
応援してあげてもいいかもしれない。
「いいんだよ。
やってみなよ。
応援してるよ。
がんばれ!」
それから、私が今は生きていない姿を
今生きてくれているあの人に
ありがとう、って言おう。
そんなふうに見れたら
もうどこまで自分で
どこまで他人だかわからなくなって
なんだかわからないけど
みんな愛おしい
だって、ぜんぶ自分で
ぜんぶみんななんだものって
それを見せてくれた世界と
その世界を作っている自分に
ありがとうって言いたくなるよ。
そんなふうにして私たちは
自分と他人と世界を
ぜんぶ一つにして
愛することができる。