他人の機嫌をとった数が
自己否定の深さになる。
他人の機嫌を捨てて
自分の気持ちをとった数が
自己肯定の深さになる。
「自分を大切にする」とは
やんわり、ふんわりした
なまやさしいものじゃないんだ。
それはタフな闘いだ。
たとえ周りの人間が
怒っても反対しても
泣いても悲しんでも
それでもなお
自分の気持ちを通すために
ふんばり通す。
そこまでしても
自分を大切にすることなんだ。
自分の気持ちを通すためなら
言えないことも言って
やりたくないこともやって
整えるべきことを黙々と整えて
批判も陰口も黙って受ける。
コツコツと刃を研ぎ
着々と結果を積み上げながら
時が経つのを忍ぶ。
そこまでしても
自分を大切にすることなんだ。
誰が味方してくれなくても
自分だけは
自分の味方になり続けることなんだ。
誰がわかってくれなくても
自分だけは
自分の熱い気持ちを信じ続けることなんだ。
それが
本当に自分を大切にするということ。
そこまでして
信じて、守って
大切にしてやれるか。
自分という人間の本当の気持ちを。
一度でもいい。
それをやり通して
ぶっちぎってみた時。
心の深いところに
自己肯定・自己信頼の火が
たしかに灯っていることに気づくだろう。
それこそが
新しい自分を燃やす
新たな火種となっていくだろう。
その火が
これから新しく出会う人たちを
照らしていくことになるだろう。