仕事はやればなんとかなる。けれど愛は・・・パートナーシップが楽になるためのカギ

hand&hand

「仕事」はやればなんとかなる。けれど「愛」は・・・

恋愛関係・夫婦関係やパートナーシップ。

うまくいけば、楽しさや安らぎを味わいつつ
お互いがどんどん元気になって、伸びていけます。

しかし、うまくいかなかったら、
苦しく辛く、お互いどんどん元気がなくなり、
毎日地獄にいるも同様になります。

関係が濃いだけに、
ここがうまくいっているかいないかは
人生の質、クオリティ・オブ・ライフに大きく影響しますね。

よくも悪くも、
自分の心のいちばん深いところの状態が如実に現れるのが
このパートナーシップだといえるでしょう。

ある意味、勉強や仕事のように、結果や業績で勝負できるものなら、
やればなんとかなるところがあります。
ノウハウや定石を押さえれば、ある程度結果は出せるともいえます。

しかし。
パートナーシップという「愛」に関することにはそれが通用しません。
どんなに仕事ができる人でも、お金をたくさん稼げている人でも
実は、愛やパートナーシップに関してはからっきし・・・
ということも本当によくあります。

なぜなら、「愛」の分野は
「する・やる・できる」というDoing の能力とは違う次元の力が必要だからです。
それが Being。存在の力。心のあり方そのものの力です。

参考記事→「生きているだけ」じゃダメなのか?「する・やる・できる」がはがされる時

いや、パートナーシップって、相手あってのことだから。
自分はともかく、相手がああだからこうだから
こっちが苦労するってこともあるでしょう?
自分だけの問題かなあ??

っていう声も聞こえてきそうですが。
たしかにね。一見そう見えますけれどもね。

でも、そういう相手を選んで、そういう思いをしながらも、
あいかわらずその相手と同じ関係を続けている、
こういう自分って何なんだ?
・・・・ていうのが、こちらの心理の世界の見方です。

人間関係の探究は、自己探究から。
そこから変革のための謎解きがはじまります。

パートナーシップが楽にいく人、苦労する人

心の内側で、ゆったりと自分自身を受容し
昔の自分も今の自分も
できる自分もできない自分も
どんな自分でもこんなカンジでオッケー!
私が存在していることにオッケー!
自分は自分で幸せだから、人も人で幸せになってほしい
って自然に思える・・・

そういう状態にある人は、
わりと楽で幸せなパートナーシップを作れる可能性が高いです。

反面、心の内側に、
過去の思い残しや、傷や、こだわり
許せない人や、モノや、できごと
自己嫌悪、罪悪感、自責、その埋め合わせや償い・・・・

などがいっぱいいっぱいになっている人は
パートナーシップで苦労する可能性が高いでしょう。

「こんなに仕事ができるのに、なぜ・・・?」と思うほど、
パートナーシップに限ってうまくいっていない方の場合は、
心の深いところで、自分に対する無価値観・欠損感・罪悪感などが大きいゆえに
それを克服、埋め合わせするために、
シャカリキにがんばって結果を出してきた可能性があります。
根本的なところで、癒されていないところがあるかもしれません。

「仕事における私」と「愛における私」との激しいギャップを
自分でもわかっているけれど、どうしてよいのかわからない・・・・
そんな戸惑いを抱える「できる・優秀な人達」もたくさんいらっしゃいます。

まさに、私もその一人でした。
私も、バッチリそのパターンに当てはまってた人。

恋愛でさほどいい思いをしたこともなく、
1回目の結婚は地獄を見た末クラッシュしましたが、
いろいろ痛い思いして学んだこともあって
2回目の今は、かなりうまくいってますよー( ´ ` )

そんな私だからこそ、
何がマズくて、何がヤバくて、どうなればうまくいくのか。
傷つき続けるカップルにどんなカラクリがはたらいているのか、
わりと実感で言えるところもあるんです。

それを語り出すとまた長くなってしまうので、
今日はほどほどに。

過去の整理が、現在につながる

じゃあ、そうなっちゃっている人はどうすればいいんだ?
というと、
おすすめは「過去の整理」です。

特に、子供のころの自分と親の関係から作られた
自分自身の思考回路。

またその話かー!
なんでもそこにもってくのか!
それしか思いつかんのか!

って言われるかもしれないけど。
いやー、残念ながら、どうも・・・やっぱりそこなんです。

何人の方、いくつものケースを見ても、結局そこなんで。
私だって「またか〜、やっぱりそこなのか〜」って何度も思います。
でも、そこなんですよ、どうも。

人間として生きるということは、
親から生まれるということで。
そして、育つということは
何らかの思考パターンを身につけて育つということで。
誰一人ここを避けて通れる人はいないんですね。

必ずしも、不幸でたいへんだったお家に育った人だけでなくて
恵まれて問題のなかったお家に育ったとしても、
またそれぞれに背負った重荷もあるものです。

ですから、
「なんか私の恋愛・結婚・パートナーシップ、変だ。
もうこのままじゃ嫌。なんとかしたい。」
と思ったら。

いっぺん、自分の心の中の押し入れをそーっと開けて
過去という名の荷物をちゃんと出してみるといいですね。
思わぬ謎が解けたり、
ぜったいに変わらないと思っていたことが
意外とアッサリ変わったりするかもしれません。

ここは残念ながら、なかなか一人では難しいところ。
こういうことこそ、カウンセラーやセラピストの出番なのです。
一緒に過去の荷解きをして、
もう必要ないものは断捨離していきましょう。

不思議なことに
過去の荷物が軽くなればなるほど
現在のパートナーシップにも、自然と新しい風が吹いてくるはずです。
何か劇的なことも起こってくるかもしれません。

それほど、現実と心・あり方というのはつながっています。

仕事も愛も。両方の幸せをゲットしよう!

仕事はできるけど、愛にはどうも自信がないという皆さま。

せっかく仕事ができるのだから。
きっと本来、魅力的があって、人を思いやれる方です。

リーダーとして大きな器をお持ちかもしれません。
自分と向き合う地力も
ものごとを動かせる馬力も
しっかり持っておられるはずです。

だったら、なおさらもったいない!
過去の荷物を整理して降ろすことができたら、
仕事もパートナーシップも充実して、もっと幸せになれるはずです。
両方の幸せをゲットしましょうよ。

そういう幸せな人になれたら、
結果として、今のお仕事はさらにパワーアップするでしょう。
もっと色んなアイディアを実現できるようになるでしょう。
そして、関わるいろんな人達がもっとハッピーになるような
アクティブな行動も、どんどん増えてくるでしょう。

だからこそ。
自分に向き合い、過去に向き合うこと。

それは自分一人のためにとどまらない、
関わる人と世界にハッピーをもたらすためには
必須の取り組みだと私は思っています。

ただ、そんな心のとりくみのことは、
誰にもおおっぴらにする必要はないのです。
ただ一人、自分だけが決意すればいいことです。
「今こそ、それをやる時だな」と
心の深いところでご自分がうなづいたら。
そっと、信頼できる誰かに声をかけてみてはいかがでしょうか。

私は六本木の一隅で、ひっそりとお待ちしていますよー(^ ^)

 


この記事を書いた人

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大塚 あやこ

心理コンサルタント/講師/音楽家
一般社団法人ビリーフリセット協会 代表理事
ビリーフリセット・クリエーションズ株式会社代表取締役
 
東京芸術大学作曲科卒業後、アーティストのツアーサポートや編曲、アニメやドラマのサントラ作曲等を手がけ約20年活動。
音楽での燃え尽き体験をきっかけに、心理カウンセラーへ転身。
非合理な思い込みを外して本来の力を解放するオリジナルメソッド「ビリーフリセット®」を提唱し、人生の転機に直面した人を新しいステージへと導く個人セッションや講座を開催。「ビリーフリセットで人生が変わった!」という人多数。
カウンセラー養成講座も開催し門下の認定カウンセラーを多数輩出している。
現在はカウンセラー養成の枠を超えて「リーダーズ講座」として長期講座を開催。経営者やリーダー層からの信頼を得て、企業研修にも発展。企業向けオンライン講座「Udemyビジネス」で「はじめての傾聴」動画講座が登録者1万8千名を超えるベストセラーとなっている。

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