自分にOKを出して前に進む!

欠陥・恥ビリーフと日本人

 

「本当の自分はダメな人間だ」といった、深いレベルで自分を否定している感覚・思い込みを、ビリーフセオリーでは「欠陥・恥ビリーフ」といいます。

前回の記事:なぜ自己肯定感なのか 
参考記事;自己否定ビリーフの王様はこれ!


■欠陥・恥ビリーフと日本人

この欠陥・恥ビリーフというのは、誰の中にもある、最も普遍的なビリーフであり、特に日本人に強く入り込んでいるビリーフだといわれています。

日本人は、恥の文化(ルース・ベネディクトによる)とも言われるように、常に世間の目、他人の目によって自分の行動を決めるという精神性を脈々と受け継いでいるようです。その結果、確固たる自分の軸がなく、いつも人の目を気にして、恥の感覚に捕われていく傾向があります。

菊と刀 (講談社学術文庫)
ルース・ベネディクト
講談社

また、謙譲の美徳、とも言われるように、日本人はどちらかというと、自信ありげにふるまう態度よりも、「私なんか」と謙遜する態度の方に好感を持つところがあります。
自分自身や自分の家族について、良いところを語るよりも、いかに大したことがなく、ダメでつまらないものであるかを語ることに慣れています。

本当に心からそう思っているかどうかは別として、そのような謙遜の態度をとっている方が、人から受け入れられやすく好かれやすいということでしょうし、自信ありげに目立つ人は、ともすれば「傲慢だ」と叩かれ、一方で、謙遜して控えめにしている人は「いい人だ」と評価されたりすることを、長い文化的歴史的背景の中で皆が了解しています。

自分を低くし、謙遜することによって人から受け入れられる。
つまりそれは、集団の中での安全と安心を意味し、究極、生存にとって有利であることを意味します。だから、安全と生き残りの手段として、自分を低くするということが必要だ、と皆が思い込むようになっていくのです。

あるいは、子育てや学校教育においても、親や先生が、子どもの良いところやユニークなところをほめて喜んであげることよりも、怖い顔でダメなところを指摘して直させるということが多く行われていれば、子どもの自己肯定感はどんどん下がっていきます。
自己否定感や無力感を植えつけて罰と恐怖で管理した方が、集団の統率がしやすいという、管理する側の事情もあるでしょう。

また、何かができたり、ちゃんとしたり「いい子」にしたりすれば受け入れてもらえる、といった条件付きの愛しか経験していないと、ちゃんとできない・いい子ではいられない自分自身の一部を「ダメな自分」として無意識下で排除するようになり、自己否定を形成することになります。

その他にも、人が生育する過程で経験するさまざまなできごとや条件によって「自分はダメなんだ」という思い込みは容易に作られていきます。


■調査でも明らかになった、日本人の自己肯定感の低さ

2012年発表の文部科学省の調査によると、日本の高校生は、米国や中国、韓国と比べ自己肯定感が低く、社会への影響力が低いと感じていることが明らかになったそうです。

自分自身をどう思うかについて、
「私は価値のある人間だと思う」と回答したのは、
米国89.1%
中国87.7%
韓国75.1%
日本36.1%

「自分が優秀だと思う」と回答したのは、
米国87.5%
中国67.0%
韓国46.8%
日本15.4%

そのほかの自己評価に関しても米国や中国、韓国の高校生と比べるとすべての項目について低く評価しているとのことです。

詳しくはこちらのサイトへ→

いかに日本人が、低い自己肯定感を当たり前にしていることかと思います。
前回の記事でも書きましたように、自己肯定感が低いということは、自己否定が強いということです。
そして自己否定とは、潜在意識に入り込んでしまった自己否定のビリーフによって引き起こされることだと私は捉えていますから、つまり日本人の意識には、これほど広く深く、自己否定のビリーフ、特に「欠陥・恥ビリーフ」が入り込んでいるのだと見ることができるのです。

■みんなの中にある欠陥・恥ビリーフ

このように、文化的背景、歴史的背景、地域性、家系からの流れ、家族関係、生育環境、個人的に経験するさまざまなできごとから、欠陥・恥ビリーフは形成されます。ということは、それは人間として生きるなら多かれ少なかれ誰もが持つものであり、集合的無意識レベルに脈々とうごめくものであり、あなた一人、私一人の問題ではないのです。

だから、大丈夫!
ちょっと安心できますね(^ ^)
だってみんなそうなんだもん。
自覚している、していないは別として。
それで困っている、いないも別として。

「私だけが、とんでもない欠陥がある。
 こんな恥を抱えているのは私だけだ。
 こんなにダメな自分を見せたら嫌われてしまう。
 自己肯定感低い自分て、まだまだダメだあ〜・・・」

って
そこらへんにいるみんなが思っている
と思ったらちょっと可笑しくありませんか。
そして、ちょっと愛おしいですね。

大切なことは、ビリーフというのは、ぶっちゃけ「思い込んでいるだけのこと」ですから、事実ではないということです。「そういう考え」にすぎません。
「そういう考え」が自分の中に入ってしまっているだけで、元々それは「自分自身」とは違うものだ、自分のものじゃなかったんだ、ということが腑に落ちてくれば、ビリーフは手放すことができます。 

■ビリーフからの解放の道

ですから、ビリーフから解放されるためには、
ビリーフの構造を知り、それが思考のプログラムであることを知り、
自分の中で、その思考のプログラムが今まさに発動している、そのことに気づき、
これが思考のプログラムか〜!これに動かされていたのか〜!
と、腑に落ちる経験を何度もすること。

そうやって、自分と思考との同一化を離れて、思考を思考として見つめる「もう1人の自分」のリアリティを育てていくことが、ビリーフに苦しめられるシンドイ人生から抜け出す道だと、私は考えています。

ビリーフがあるからいけない、のではないんです。
あるものに気づけばいいんです。
あるものにコツコツ気づいていけば、だんだんとその手には乗らなくなります。
振り回されなくなります。
そして知らないうちに、ビリーフに振り回されていた頃には考えつかなかったような、新しい価値観や感じ方が自分の内に生まれていることに、ふと気づくかもしれません。

私は、日本人の文化論にまで深入りするつもりはありません。
日本人よ、なんとかしよう!と言ってるのでもありません。
日本人を引き合いに出したのは、ただ「みんなそうだよー」と言いたかっただけ。

他の人のことはいいんです。
シンドイなと思ったら、まずはそう思った自分自身から。
自分のことからなんとかしましょう。
私も、私のことから、なんとかします。そして私は
「シンドイな、なんとかしたいな」と思っている人にとっての、ヒントやきっかけを提案できればと思っています。

さまざまな条件によって、
思い込まされ、刷り込まれ、埋め込まれた、自己否定のプログラムのままに動かされるなんて悔しいじゃないですか。
それは自分のものじゃないんですよ。
そんなもの、もういらない!って決めましょう。
自分で自分を解放しましょう。

私はそのための道具と方法を、揃えて、磨いて、整えて
皆さんにお伝えできるよう、努力していきます。

★参考
私がビリーフセオリー考察のきっかけをいただいたのは、カウンセラー・鈴木清和さんが構築されたLiberty Wings プログラムからです。
鈴木さんのブログに「日本人の国民的スキーマ(思考パターン)」という興味深い記事があります。鈴木さんがスキーマとおっしゃっているものが、私がビリーフと呼んでいるものです。専門用語が多く、少し難しいかもしれませんが、参考までにリンクします。
鈴木清和・日本人の国民的スキーマ(思考パターン)

 

お知らせ

【10/18 トーク&ライブコンサート】大塚あやこ with スペシャルゲスト本郷綜海・了戒翔太

学びあり、音楽ありのエネルギーワークライブです。
“心のスイッチを起動する” 言葉と音楽。

単なる音楽ライブでもなく、講演会でも、セミナーでもなく
ヒーリングでも、ミュージックセラピーでもなく
しかしその全てであるような・・・
言葉と音と存在、
その響きあいによるハイ・エナジーな「場」を
ぜひ体験しにいらしてください!
 
10月18日(水)19:00〜
南青山マンダラ
チケット¥8,000(1ドリンク付き)全席自由
 
大塚あやこ(Piano)
丸山裕之(Sax)
 
ゲスト:
本郷綜海(Vocal)
了戒翔太(Vocal)

詳しくはこちら

ビリーフリセット初級講座 11月コース


人生を土台から変える、究極のセルフマネジメント、ビリーフリセット初級講座11月コース、受付しています。
自分の心の仕組みを知って、自分にOKを出し、心と行動と現実を新しくしていきましょう。

2017年 11月コース
第1講:11月25日(土)13:30〜18:00
第2講:12月16日(土)13:30〜18:00

新!2017/2018年 12月・1月平日コース
第1講:12月18日(月)13:30〜18:00
第2講:1月15日  (月)13:30〜18:00

詳しくはこちら

7/19発売!「今が最高!」 by 東京チャンバアズ

☆この人生にOK! いくつになっても今を最高に楽しんで生きる人のためのライフ・ソング☆
大塚彩子がプロデュースする、元気になって心にしみる人生の歌。

amazon、全国のCDショップ、
iTunes その他配信ストアで販売中

セミナーDVD「ビリーフをリセットしてやりたいことをやる人になる」
講師:立花岳志・大塚彩子

2016年4月に開催した「まずは心を整えなさい〜ツナゲルこころ講座〜」の講義部分を収録しました。
立花の体験的でリアルな話と、大塚の理論的でわかりやすい話のコンビネーションで、心のしくみと「あり方」についてお伝えします。

amazon で販売中

公式メルマガ・毎週配信中(無料)

大塚彩子メールマガジン「ひっそり本当の話をしよう」
だいたい毎週木曜日配信中。
登録はこちらから↓
(携帯アドレスの方はPCからのメールが受信できるよう設定をご確認ください)
登録後すぐ自動返信メールが届きます。届かない場合、1.アドレスの確認 2.受信設定の確認 をお願いします。

都道府県
性別
年齢

カウンセラーに興味のある方向け メルマガ

期間限定メルマガ
「ビリーフリセット・カウンセラーへの道」(無料)だいたい毎週金曜日に配信中

カウンセラーを目指したい方や、ビリーフリセット・カウンセリング他、カウンセリングに関心のあるすべての方向けの情報をお届けしているメールマガジンです。
こちらのメルマガは、登録するとバックナンバーも読めます
登録後すぐ自動返信メールが届きます。届かない場合、1.アドレスの確認 2.受信設定の確認 をお願いします。

都道府県 
性別
年齢

飛躍のための心理コンサルティング

SONORA STUDIO(ソノラスタジオ)東京・六本木

Mail:info@sonorastudio.net

Return Top