離婚した夫婦で一緒に仕事
昨日から3日間の「湘南ワークショップ」開催しています。葉山の高台、湘南国際村センターで。
カウンセリングの師匠「あけみちゃん」こと岡部明美さんと、元夫の立花岳志くん、3人でのコラボ開催で毎年開催、今年で5回目です。
元夫?
離婚したんだよね?
離婚したのに一緒に仕事してるの?
大丈夫なの?
・・・・て思ったひとーー?
いるよね。
と思うよ。
ここへきてから私たち講師3人の間で話題になっていること。それは
離婚は「悪」であり「失敗」である、と思っている人がいまだにいかに多いかということ。
どうもそうらしいんですよ。
へーー。
風の噂によると、私たちのこと「カウンセラーなのに離婚した」って言ってる人がいるんだって。
へーー。
カウンセラーなのに。
心を学んでいるのに。
離婚したんだー
なんだ、うまくいかなかったんだー
失敗したんだー
カウンセラーなのに。
なのに。
なんだねーー。
「・・・なのに」って言ってるってことは、その手前に「〜〜なんだから・・・で当然」っていうのがあるもんです。
「〜〜なんだから・・・で当然」ていうのは、思い込んでいる決め事、ね。
そう決まってるじゃない!当たり前じゃない!っていう、その人にとって疑いもしない前提のことです。
そして「◯◯とは★★である」という、疑いもしない物事の定義のことです。
これをビリーフといいます。
当たり前にそう思い込んでる、ってこと。
「カウンセラーなのに」って言ってる方達の頭の中には、いろんなビリーフが仕込まれてるってことね。
「なのに」の内側
カウンセラーなんだから
結婚はうまくいって当然。
その奥の隠れ定義:「うまくいく」というのは「一生続ける」ということである
問題があっても解決できて当然。
その奥の隠れ定義:「解決」とは「仲良く結婚を続ける」ということである
夫婦仲睦まじく一生連れそって当然。
その奥の隠れ定義:結婚とは一生一人の相手と連れそうものである
ていうビリーフを強固に持っているからこそ
カウンセラーなのに
うまくいかなかったんだー!
解決できなかったんだー!
仲睦まじくなかったんだー!
連れ添えなかったんだー!
なんだー!
ていう反応をするんだよね。
口ではいろいろ言ってるけど
結局自分たちはできてないんだー!
そんなもんか!
ガッカリ!!
って思うんだよね。
でもちょっと待って。
もちろん私も口ではいろいろ言ってるけど、一度として
結婚とは一生連れそうものなんだから、あなたたちどんなことがあっても一生一緒にいなさいよ!それができないのはあなたに問題があるからよ!
なんて言ったこと、ぜんぜんないから。
むしろ「その人、違うんじゃない?幸せじゃないんだったら別れなよ」みたいなこと、言うことはある。
その方の本心が「別れる方が幸せになれる」と望んでいるならね。
もちろん「もう一度仲良く一緒にやっていきたい」と望んでいる人には、じゃあどうやってそうなっていこうか、って一緒に考える。
その人しだいだよね。
カウンセラーとはどういう人か
いまだに昔ながらの「善悪」をガチガチに信じてる人って多い。
そしてカウンセラーとか、心や人生のこと語る「先生」は、その「善」を全うする人だと思ってる人も多いんだねー。
でもそうじゃないんですよ。
私やあけみちゃんのようなカウンセラーは、何をする人かというと
自分に対する嘘とガマンをやめて
自分が本当に望むことを選択し
幸せな人生を創造していくこと。
そのために恐れを手放し
自分の意思と力で行動すること
をサポートしていく人です。
そこで言ってる「幸せな人生」とは
親や世間が決めた既製品の幸せじゃないの。
自分が心から感じる
自分がイキイキして生きられる
自分ならではの幸せ。
自分の心に正直になって、そういう幸せになろうよ?
ということを、日頃からさんざっぱら言ってるし伝えてるし、そう生きる人生へとみんなの背中を押してるんです。
私がそう言ってるカウンセラーだからこそ
自分に対する嘘はやめた。
ガマンはしなかった。
自分が本当に望むことを選択した。
幸せな人生を創造していくことにコミットした。
そのために恐れを手放した。
自分の意思と力で行動した。
んだよ。
どうよ、うらやましいだろ?(笑)
それって幸せなの?
だって世の中には
自分に嘘をつき続け
したくもないガマンをし続け
自分が本当に望むことなんてわからず
わかったって実現できるとも思えず
自分の人生を生きることにコミットできず
恐ればかり先に立って
自分の意思を信じられず
変えるための行動もできないまま
「一生連れそう」というただそれだけの看板を掲げることに命をすり減らしてる夫婦なんてゴマンといるでしょう。
いや、ゴマンじゃないよね、ジュウマン、ヒャクマン???
みんなそうやって幸せじゃない結婚を続けるためだけにガマンを重ねて、そこを見ないようにして、やりすごして
そこで溜まった行き場のない思いが、不倫や風俗に向かうわけよね。
そっちへ向かえない人は、ただ悶々と悩み、黙々と諦めるだけだよね。
不倫て「人にあらず」っていう意味らしいけど、そんなこと言ったら今どき実際ほとんどの人は「人じゃない」よね。
ほとんどの人がやってるんだったら、それはもう「不倫」じゃなくて「普通」だよね。
けど、それは「あってはならないこと」になっているから、自分のやってることに膨大な罪悪感を抱え込んで、重くなって、また生きる気力が出なくなって、しんどいしんどいって言いながら生きていく。
うん、私はそういう皆さんを責めてないよ。
それってしんどいし、幸せじゃないし、切ないよなーって思う。
そうなるにはなるわけがあるんだから。
で、それを責める人も、行き場のない思いでグルグルしてる人も、頭の中が不自由でいっぱいで切ないよなーって思う。
その「切ない」をなんとかしたくて、微々たるもんだけどカウンセラーをやってるんだよ。
ちなみに「カウンセラーなのに」って言ってる人のことも私は責めてない。
それだけ善く生きようとがんばってきた人だものね。
よくがんばったね。
そして絶対的に正しくて確実な誰かや何かがほしかったんだね。
自分だけでは不安だものね。
大丈夫だよ、あなたにもちゃんと力がある。
もちろん、一生幸せに連れ添いたいっていう人もそれでいいのよ。
それが幸せっていう人は、それが幸せ!
幸せつかめてよかったよね!
カウンセラーだから
でね、私はカウンセラーだから、そういうガマンの人生からは脱出したの。
自分の心に嘘はつかない。
カウンセラーは自己一致!
カール・ロジャーズも言ってる(笑)
カウンセラーだから
世間でイメージするような血みどろの「離婚劇」にはぜんぜんなってない。
仲が悪くなって傷つけあって、ということをしていない。
まるで無血開城。
無血、円満離婚。
カウンセラーだからね。
お互いの気持ちを丁寧に話し合って、受け止めあってきた。
自我の傷の反応のしあいから離れて、本心を語りあうことができた。
お互い自分にとって都合の悪い話も深く受け止めて、自分にとっての意味を内省することができた。
相手の状態をキャッチしながら、最善のタイミングと方法を選択し、提案し、行動してきた。
世間的な「べき・ねば」のビリーフから自由だから、余計な罪悪感を持たずにフレキシブルに可能性を探ることができた。
人にどう思われるかが怖くない。
相手の外側の自我と内側の魂、両方を受け止めて、相手と自分にとっての最善を願うことができた。
と同時に、自分の要求は通し、ほしいものを得ることができた。
けんかしてないから、普通に顔合わせてる。
人間としてつきあえるから、仕事も普通にできる。
カウンセラーだからね!
これは何シップなの?
そんな私たちはなんなのか?
といったら、言い方難しいね。
元夫婦っていうとなんか「過去」ってかんじだし。
パートナーシップ?
いえ、べつにパートナーってわけじゃないし。
ビジネスマンシップ?
ちょっと違うね。
べつになんでもいいよね。
なんでもない関係。
なんでもないけど、なにかのつながりがある。
だから
なんでもないシップ
って言ってみた。
楽だよ。
これから私たちがどうなっていくか、それはわからない。
ものごとは固定しない。
あらゆることは変わっていく。
みんな「変わらないことがいいことだ」っていうビリーフ持ってるよね。
変わりそうになると「逃げだ、未熟だ」って言ってね。
あと自我は「わからない」も嫌いね。
だからなんとかして固定しようとやっきになるよね。
でも私は変わるのが好き。
先のことなんかわからなくていい。
なので、私たちの行先もまた変わっていくでしょう。
正解はないからね。
私が選んだことが、私にとっての正解。
みんなの想像の範疇外に、これからもどんどん出ていくと思う。
みなさんの固定概念(ビリーフ)をガンガン刺激していくでしょう。
ビリーフリセット協会の代表理事だからね。
理解できなくてもいいです。
またびっくりしたり、がっかりしたり、うらやましーって思ったり。
どうぞしてくださいね。