「常識」は書き換わる・価値観変化の7つのプロセス

今の時代、これまで「常識・当たり前」だとされていたことがどんどん揺らいでいます。
時代が変わっていくということです。

たとえば、ちょっと前までは音楽を聴くのにCDを買うのが当たり前でした。
でも今は、ネットでダウンロードしたり、そもそもお金を出して音楽買わないよね、という人も多くなっています。

自然とそうなっているのは、みんなの価値観が変わってきたからです。

時代の変化というと大きなことのように聞こえるけれど、それは私たち一人一人の価値観の変化という小さなところから始まっていきます。

なんとなく「こっちだよね。そうしたいよね。」と思う事柄が変わってくるから、社会全体としてそういう流れになっていく。

個人レベルにしろ、社会レベルにしろ、価値観が変化していく時には、いったんこれまでの「常識」が疑われ、混沌を通って刷新してゆく道のりがあります。

一つの例として「学校」というテーマでそのプロセスをたどってみましょう。

変化への7つのプロセス

1.ほとんどの皆が「常識」を信じている

例:子供は学校へ行くものだ。と、ほとんどの人が疑問を持たずに当たり前のこととしている。

2.これまで「常識」とされていたことから問題が起こり、苦しい現実を突きつけられる。

例:学校へ行けない子供が増える。「学校に行けない子供がおかしい」と思われる。「なぜウチの子が」と大人が悩む。「行かなければ。でも行けない」と子供が苦しむ。
その数が年々爆発的に増えていく。

3.その「常識」に対して疑問が生まれる

例:「学校に行けない子供が本当におかしいのだろうか?今の学校というシステムがおかしいのでは?そこに合わない子もいるのでは?そもそも学校へ行く意味って何?そこでされている『教育』は本当にこれからの時代を生きるために必要なことなの?」
と考える人たちが現れ、それを発信しはじめる。

4.違う価値観の模索とシフト

例:「必ずしも学校に行かなくてもよいのでは。他の教育の場や方法をとってもよいのでは。」という価値観にシフトする人が増え、「これまでの学校の教育のあり方を変えていこう」という志を持つ人が現れる。

★このあたりで、シフト組である【新】の人たちと、「ふざけるな。学校へは行くもんだ!」という【旧】の人たちとの間の葛藤・軋轢も高まるところです。

変えたい人と、変えたくない人のせめぎ合い。
喧々諤々。混沌(カオス)。過渡期。
なにごとも、この段階を通ることは仕方のないことです。

そして次があります。

5.新しい行動をとる人が現れ、新しい形が生まれる

例:草の根レベルでフリースクールやネット学習等、多様な学びの形態を運営する人、それを利用する親・子供が現れる。
その実態を見て共感・理解する人が増える。

6.新しい価値観と形が次第に認知される

例:公でも議論されるようになり、公の見解も少しずつ変わってくる。「そうか、それでもいいのか」という認識が一般に広まる。

7.新しい常識が定着していく

例:多様化した学びの形態が当たり前になり、「昔は学校ってそんなところだったねえ」と語られるようになる。

 

というわけで、学校の例については、6の気配も少しばかりあるようですが、7は現時点でまだ未来図。ですが、おそらくいずれそうなっていくのではと私は予想しています。

「常識問い直し」があらゆるところで起こっている

このような「常識問い直し」のプロセスは、今あらゆるところで起こっています。

・会社、働き方
・結婚、性
・お金、経済
・健康、医療
・食、農業
・情報、マスコミ
・生き方、人生
・歴史、国家
・科学、宇宙・・・等々

それぞれに「当たり前」が強い分野ですが、その旧来の価値観ゆえの不自由さや弊害というものにも、気づく人は気づくようになり、昔では考えられなかったいわば「非常識」なことを言うメッセンジャーが、今どんどん現れています。

最初はみんなびっくりしたりドン引きしたりします。
【常識派】の人たちからはもちろん「非常識、ふざけてる、アヤしい、トンデモ!」と言われるでしょう。

昔「地球は回っている」と言った人も、そうやって石を投げられてきました。それでもいつのまにか、今ではみんなが地球は回っていると信じています。

それを最初に言いだすのはとても勇気がいること。
それに共感を示してシフトしていくのも勇気がいること。

でも、全体のためにいても立ってもいられない人が、内なる切実感に駆られて、やっぱりそれをやっていくのでしょう。

そうやって、少しずつ、ちょっとでも、真実を求めたい。みんなが幸せになる方へ向かっていきたい・・・そう思ってしまう人が、行動していく人になるのでしょう。

世の中の変化は、自分の価値観の変化から

世の中が変わっていくということは、まずは一人一人の価値観が変わっていくことです。

まずは自分が、自分を縛る「内なる常識」を踏み越えていくことです。

先ほどの価値観変化の7つのプロセスは、世の中レベルの大きなことでもあると同時に、私たち個人の心の内側でも起こっていることなのです。

先ほどの学校の例で言うなら、不登校のお子さんを持った親御さんの心の中でも起こっていること。
「学校へ行かせなければ!」⇄「いや、ほんとにそうなんだろうか?」といった葛藤でどれほど悩むことでしょう。

そんな中でも、親御さん自ら葛藤の中から価値観をシフトして、親子共々、より幸せな新しい人生が始まる方もたくさんいらっしゃいます。

苦しい現実が起こったのなら、それは見直しのチャンス。
自分の中の常識を疑え!です。

そこから、問い直し、見直し、シフト、刷新が起こり、新しい人生のステージが始まっていきます。

そんな一人一人が行動することが、世の中の新しい価値観を作っていくのだと私は信じています。

不自由な「常識」をリセット・刷新して、みんなで幸せに向かっていきたい・・・私にとっては、それがこだわりポイントなんです。
その一つの活動の形が「ビリーフリセット」であり、音楽だと思っています。

理想主義とか、デカいこと言ってもねえ・・・と思われるかもしれませんが、やっぱり私もどうしてもそれを願ってしまう一人なのですよね。微々たるものではあっても、心のままにやっていくのが楽しいです。

そんなヴィジョンの一つが、3月23日のライブイベント。
価値観を新しくして幸せになろう!
にピンとくるみなさん、ぜひご一緒しましょう!

音という右脳側から、言葉という左脳側から
価値観の変化・進化・新化、の風を体感してください。

R-Spirit(アール・スピリット)トーク&ミュージック・ライブ Vol.1 〜じぶん派でいこう!〜

“あたりまえ” を越えよう。
自分を生きる、新しい世界へ。
それが R-Spirit(アール・スピリット)

2018年3月23日(金)19:00〜
東京・南青山マンダラ

【出演】
歌とトーク:本郷綜海、了戒翔太
トーク:立花岳志、
ピアノとトーク:大塚あやこ
演奏:松崎陽平(Keyboard)/丸山裕之(Sax)

詳しくはこちら

 

 


この記事を書いた人

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大塚 あやこ

心理コンサルタント/作曲家/ピアニスト
一般社団法人ビリーフリセット協会 代表理事
 
東京芸大作曲科卒業後、演奏家・作曲家として活動。アーティストのツアーサポートや編曲、アニメやドラマのサントラ作曲等を手がける。
 
音楽での燃え尽き体験をきっかけに、心理カウンセリング/セラピーへ転身。
悩みの根本原因に迫るオリジナルメソッド「ビリーフリセット®」を提唱し、前に進みたい人、人生の転機に直面した人などを新しいステージへと導く個人セッションや講座を開催。「ビリーフリセットで人生が変わった!」という人多数。カウンセラー養成講座も開催し門下の認定カウンセラーを多数輩出している。
その他、心と意識をクリアにするサウンド瞑想など、独自の立ち位置で音楽制作やライブイベント等も行っている。

◎一般社団法人ビリーフリセット協会代表理事
◎淨音堂株式会社代表取締役

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