まずは「基本形」から
今日は、コードでピアノを弾きたいと思っている、ポピュラー系・初心者〜初級者の方向けの話題です。
前回の記事では、コードで弾けることの多大なメリットについてお話ししました。
さて、私のこれまでのレッスン経験からいいますと、「コード、少しわかります」という方はわりと多いです。
メジャー三和音、マイナー三和音、ぐらいはOK。
セブンス和音もちょっとわかるかな・・いや、ちょっとアヤしいかな・・・
というぐらいの方が一番多い、という印象です。
そして「左手でコードを弾いてみましょう」というと、だいたい「基本形」で弾かれることが多いです。
つまり、Cは「ドミソ」、Fは「ファラド」、G7は「ソシレファ」と。
「基本形」というのは、簡単にいえば
白鍵上でちょうど1コ分が均等に空いた形。
楽譜で書けば、きれいな串ダンゴ状に音符が積んである形です。
コード弾きの第1ステップ
この「基本形」がすぐに出てくることは、第1歩としてとても大切です。
コードを覚える第一歩は、この基本形をしっかりマスターすることからいきましょう。
私のおすすめは、実際にカタカナで言えるようにすることです。
あわてて鍵盤上の場所を探す前に、Cを見たら「ドミソ」、 Fを見たら「ファラド」、 G7は「ソシレファ」
と「中身」をしっかり認識しましょう。
そして鍵盤でその音を鳴らしたら、こんどはその音程を歌ってみることです。
♪ド〜ミ〜ソ〜 ♪ファ〜ラ〜ド〜 と。
声帯を使って、どのくらいの音程なのかを身体で感じることができます。
目はC、F、G7 などの、書かれたアルファベットを見る。
手は広げている位置・間隔を感じる。
耳は鳴っている音程を聴く。
声帯は、その音程を発声する。
そして、それを頭脳が統括して「これがCという和音か〜」と理解する。
いろんな感覚のチャンネルをマルチに使うのが
文字通り「身に付く」コツです。
☆旧ブログ「大人の音楽レッスン」より
2013年12月に書いた記事を加筆修正しました。
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