かつて、私が芸大生だったころ。
「音楽のことは音楽だけで語るべきだ。人だの心だの人生だの、持ち込まないでほしい」
なんて思っていました。
ゴリゴリの音楽職人みたいね。
まさにその通りだったかも。
それだけ自分自身が、自分と人と心と人生に、心を閉ざしていたんだと思います。
ほんとに、そのころの自分には音楽だけしかなかったから。
でも、あれから幾年月・・・
今の私は「音楽の本質は人や魂のありようだよね」なんて言ってます。
参考:前回の記事
それはそれでアヤしいけどね〜 ♪
まあしかし、今の私はカウンセラーですから。
それを言っててもいいんじゃない?って思う。
そういう今の私として、10/18 ライブ【大塚彩子ピアノ&トーク】では、そんな「人と人」の響き合いをやってみたくて、ゲストの方をお迎えします。
みなさん、その存在のあり方がとっても魅力的な方々。
前回は 本郷綜海さん をご紹介しましたが、今日はこの方です!
了戒翔太さん
了戒さんは、エバーグリーン・パブリッシング(株)代表として出版業界に関わりながら、その他、非言語コミュニケーショントランプゲームGIFT®を普及する会社を運営したり、ご自身のバンドでCDブックを発売する等、一言で語れないほど多様な顔を持つ事業家さんです。
出版物の販促プロデュースを支援する専門家として、サンマーク出版、河出書房新社、KADOKAWAをはじめとした大手出版各社と広いコネクションを持ち、手掛けたプロデュースは累計100万部を超えるとのこと。
私が最初にお会いするきっかけになったのは、了戒さんが主催する出版関係のイベントに参加したことでした。
了戒さんがファシリテーターとして複数の編集者の方々のお話を引き出していくのですが、その編集者の皆さんから、とても誠実で本質的なお話が溢れ出てきたのです。
私もカウンセラーなので実感としてよくわかりますが、人の話というのは、聞き手のあり方や聞き方によって、引き出されるものが変わってきます。
「この人がこう聞くから、その話が出てくる」という、お互いの無意識の作用というのがあるものです。
それが深いところでこの場に起こっているということは、了戒さんがそういう意識で場を作り、人と関わってらっしゃるということだなあ、と私は感じたのです。
その空気が心地よかったし、それで私は僭越ながら「あ、信頼できる方だ」と思いました。
Facebookで発信されていた次の言葉に、まさに了戒さんの人生やビジネスに対する姿勢が表れているように感じます。
僕も様々な企業様、著者様、プロダクトをプロデュースをする立場の人間だから、自分以外の誰かの光を引き出しスポットライトを当てていく。しかし同時に、その行為が実は自分自信が最も魂が磨かれ洗練されてくことでもある。生かされてる。 だから人にスポットライトを当て続けて行きたい。これまでもこれからも。トワイライトではなく、ストロボライトばりに明るく照らすのだ。与えたものが返ってきて、流した分だけ入ってくる。水は流れているから美しいけど、留まると濁る。 これは自然摂理だから、その法則に従っていかに循環させていくかが経済を回す秘訣であり更には自分を磨く作業だ。あらゆる営みが神秘的です。 |
そういうわけで私はそのイベント後、グループコンサルの機会があった際に迷わずお申し込みしてお話させていただくようになりました。
了戒さんのコンサルティングは、私自身も受け止めていなかったような私自身の「持っているもの」をあらためて見つけて肯定していただいたようで、「あー、これでいいんだ!」と力を得た気がしましたし、今後の方向性についても深く考えるきっかけになりました。
そのように人に関わり、引き出し、つなぐお仕事をされつつ、音楽にも並々ならぬ情熱を持って独自の音楽活動をされているのがユニークなところです。
元々ご自身のバンドでCDブックを出されている他、シンガーソングライター・小田ルイさんのプロデュース、コラボでプロモーションビデオ制作、ライブ出演・・・等、今年は音楽活動が加速しているようです。
私がおもしろいと思うのは、了戒さんは元々音楽だけでやってきたミュージシャンではないという点です。
経営者としてビジネス・事業の世界で実績を作り、人と人をつなぎ、豊かさを循環させ、世界に貢献している・・・その土壌のさらに先に、音楽という世界を広げようとしている。
ある意味、これまでのミュージシャンとは順番、逆!(笑)
めちゃくちゃ豊かなところからスタートしてるんです。
そこに私は魅力と可能性を感じます。
そういう方だからこそ、これからの音楽業界やミュージシャンのあり方にも、何かしらの影響を与えていくのではないか・・・なんていう予感もしています。
ライブで実際にその歌声を聴いて、なんというか、まさに「Being」を感じました。
どういう思いで、何を伝えたくて、なぜ歌うのか
どう生きてきた、どう生きている、どういう魂なのか
言葉を超えたところで、そういう何かが伝わってくるような歌。
そういう歌と共にピアノを弾けたらどんなに楽しいかしら!?
という、私の単純なワクワクから、今回ゲスト出演をお願いした次第です。
了戒さんの印象を私なりに語らせていただくと
大志の人
本質
世界と未来へ向いた視野
懐の深さ
多様力・多動力
男性性と女性性の絶妙なバランス
全力で本気
意外とやんちゃなアニキ(笑)
そんなかんじです。
そしてなんと、今回のライブのために、了戒さん作詞・私作曲で新曲が完成しています!
まさに上記のような、未来向きの強さのあるスケールの大きい曲になりました。
それがね、私はライブでやることを想定して書いていたのですが、でき上がってみたら、
「これをレコーディングして、プロモビデオ作ります!」と。
すでにできている小田ルイさん作曲の「トワイライト」というオリジナル曲とともに、2曲同時ビデオ制作・音源発売へ動いていくそうです。
この機動力はさすが「事業家ミュージシャン」ですよね。
そういうわけで現在、レコーディング用アレンジ制作、録音日程、関係各所調整等、バタバタと事が動いている最中です。
新曲タイトルは「未来の向こう側」。
10/18のライブでお披露目しますので、ぜひお楽しみに!
次回は、私と一緒に全体を支えてくれるサポート・ミュージシャン、丸山裕之さんをご紹介します。