独立起業と情報発信「昔の知り合いにどう思われるか」症候群

 

独立・起業で何か新しい仕事を始めようという時、とりあえず一番必要なことは情報発信です。

 

自分はこういう人間で、何を考えて、こういう理由で、これをやっています。

そういう私が、こういう活動をして、こういうサービス(商品)を提供しています。

 

これを多くの人に知ってもらうことで、「◯◯の人」という認知が広まり、

興味を持ってくれる人が増えて、やがて自分のサービスや商品にお金を使ってくださる人が出てきて、ビジネスになっていく・・・

というのが、これまでの一般的な「仕事の立ち上げ方」だといえるでしょう。

 

だから多くの人は、まずは情報発信しなきゃ!となるのですが、ここで一つ、ハードルが現れます。

 

以前から知り合いだった人に
見られるのがこわい

 

っていうやつ。

 

以前の職場の人

以前の業界の人

以前通ってた講座やスクールの人

学生時代からの友人知人

近所のママ友

子供時代から自分を見てる
先生やおじちゃんおばちゃん、

親戚・幼馴染み・そして親。

 

こういう人に見られたくない知られたくない、って言ってる人、けっこう多いみたいです。

だから、名前を出したくないとか顔を出したくないとか、別の名前でなんとかならないかとか、SNSのアカウントを別にした方がとか、見られないようにブログ書かなきゃとか・・・・色々ジタバタするんだよね(笑)

これ、何でしょうね?

見られたらどうなる?

 

見られたら、知られたら、何が起こると想像してるでしょう?

 

そうね「どう思われるか」ってやつですよね。

「どう思われるか」って言ってる時、想像してるのはほぼ100%「悪く思われる」ってことね。

前やってたことをやめて、自分のやりたいことや、自分が意思を立てたことを新しく始めたら、きっとあの人たちは悪く思ってヒソヒソ言うに違いない。

 

えー、あの◯◯が?

何やり出しちゃってんの?

熱くなっちゃってバッカじゃないの。

そんなガラじゃないよねー。

身の程知らずよね。

ヤバいとこ
イっちゃってるんじゃない?

もう近づくのやめとこ。

ほらほら、やっぱり
うまくいってないじゃない。

それ見たことか。フフフン。

 

っていうことを想像するわけですよ。

その想像におびえてしまうっていうのは、すごくあることです。

ええ、私もあったよ。

ミュージシャンからカウンセラーに転向する時ね。

 

ミュージシャンとして戦うリングからは降りるわ、って書いた時も。

音楽療法士として書き始めた時も。

心理カウンセラーとして書き始めた時も。

いつも「それまでの人たち」の顔色や思惑は浮かんだし、もちろんこわかった。

 

だからこそ、その経験から言うね。

そこをいかに振り切れるか、なんだよね。

これ、ステージが変わる時には必ず通るところです。

そこから本当に次のステージが始まります。

思っていいよ、言っていいよ

 

どう思われるか、言われるかって想像している「その人たち」。

それって私たちの「過去のステージにいた人たち」なんだよね。

 

自分が新しいことを始めようとする時、それを「新ステージ」というのなら、

あなたが想像しているその人たちは「旧ステージ」の人たち。

 

自分だけが「新ステージ」に行こうとしたら、

その「旧ステージ」の人たちから理解されないんじゃないか、という懸念ですよね。

理解されず、悪く言われたり応援されなかったりする、という想像だよね。

 

で、そんな想像はただの想像です、

大丈夫ですよ!

 

・・・とは、私は言わないです。

 

たぶん、その通りだよ。
理解されないよ。

 

|||||||||||||( ̄Д ̄)|||||||||||||

 

まず、そこを肚くくりましょう。

羽ばたこうとする、その時

あなたは自分の意思を育て、形にして、別のところで羽ばたこうとしている。

今とは違うところへ行こうとしているわけなんだから、

「それまでのところ」にいた人たちには、そんな「別のところ」のリアリティなんかありません。

さっぱりワケわかんない場所です。

 

それ、当たり前だよね。

 

人はワケわかんない場所のことなんか、よく言わないもんです。

人はわかんないことが嫌いだし、そんなことわざわざ知ろうとするのはめんどくさいし、

そこまであなたに興味があるわけじゃないから。

 

よくてスルー。

あとはなんとなく遠巻き。

ちょっとウサンくさがりながら様子見・・・

ぐらいが普通だと思っていいでしょう。

 

当然、離れていく人だっているでしょう。

たぶんロクなことは思われませんよ。

 

だから「思われないように!!」とかしたってしょうがない。

ここはもう引き受けるしかないの。

 

私だって、今やってること、昔の音楽畑の人たちからは、めっちゃ遠巻きにされてますよ。

あと、昔の同級生とかもそうだと思う。

facebookの「いいね」もつかないもんね(笑)。

たぶん、アヤしいとか、ヤバイとか、宗教!?とか

自分とは関係ない遠いところへ行っちゃった人、なんて思われてるかもしれないね。

でも、しょうがないもんね。

 

まずは
「しょうがない」

「もういいわ」振り切るのだ!

 

そこに、ごく一部

応援してくれる人もいることも本当です。

だからこそ、その方達には本当に感謝だよね。

 

どっちを向くか?なのだ

何をどうやったって

あるいはやんなきゃやんないで

思う人は思うし

言う人は言うんです。

 

思うのも言うのも自由だしね。

 

じゃあ私たちがとるべき態度は何か?

といったら、

 

思っていいよ。
言っていいよ。
どーーぞ!!

です。

 

まずはそこ、肚決めよう。

 

思われるんだったら思われとけ。

言われるんだったら言われとけ。

それでグラつくような自分じゃない。

 

ってことですよ。

 

だって私はそこまでの意思を立てて
やってるんだから。


どうしても実現したいことが
あるんだから。

 

そっちに軸をおきましょう。

 

私たちがこれから関わっていく人は「新ステージの人たち」です。

その方達に伝えたいことがあるのでしょう?

その方達と共感してつながり合いたいのでしょう?

 

その方達が、これからのお客さまになるのですよ。

 

それだったら、その方達に届くためには、コソコソしてる場合じゃないんだ。

全力で自分を見せていかないと、届いてほしい人たちにも届かない。

 

「思われる・言われる」と言って気を使ったって、過去の人たちはあなたのお客さんになってはくれません。

言ってる人は言ってるだけです。

 

どっちを向くのよ?

ってことなんだよね。

 

覆面かぶって活動する?

まあ、やり方は1つじゃないですから、人によってはプライベートとオフィシャルの顔をパッキリ別にして発信して、うまく回る人もいるかもしれません。

 

でも私自身は、それめんどくさいって思いますけどね。

 

つまりその、コソコソすることにエネルギー使うかんじが。

いっつも覆面かぶってなきゃならないような状態が。

それによって、自分の本来のエネルギーも分離分割されてパワーダウンする気がするねー。

 

そもそもあなたのやろうとしていることって、そんなに後ろめたいことなんでしょうか?

そんなに胸を張れないような、自分で誇りを持てないような仕事なんでしょうか?

そんなものを、新しい人たちに堂々とおすすめできるんでしょうか?

そんなものが売れるんでしょうか。

自分が価値を感じたから、始めたんじゃないんでしょうか?

信じて始めた自分を、そんなに恥じてたら、自分がかわいそうだよね。

 

信じて始めたんだったら

「360度どっからでも、なんでも投げてこいやー!」

っていう構えの方が、いろんなものを受け取れると思います。

そして、大丈夫。

 

ロクなこと思わない人だってもちろんいるけど、

共感や応援してくれる人や

「私はよくわかんないけど、なんかすごいね」って思ってくれる人だって必ずいます。

ファンになってくれる人だって必ずいます。

 

で、誰が共感してくれて、誰が悪く思う人で、どの人は何をどう思うのか・・・なんて

私たちにはサーーッパリわかんないことです。

いちいち調査してないでしょ?

 

想像してるだけで、

想像でしかない。

 

そんな他人の心の中のことなんか、実際にわかるはずがありません。

よね?

 

だから、360度、ネガもポジも、

はい、どーぞどーぞ、ご自由に!

ってやっとけばいい。

 

人には、見て思って、
好きにする自由があります。

私にも、見て思って、
好きにする自由があります。

私がどうするかは
私が決めることなんですから。

 

その肚をドーンと中心にしながら

届いてほしい方達を思い
待っているであろう方達を思い

その方達に伝わる言葉をつむぎ

届け!と願いをこめていくのです。

 

 


この記事を書いた人

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大塚 あやこ

心理コンサルタント/講師/音楽家
一般社団法人ビリーフリセット協会 代表理事
ビリーフリセット・クリエーションズ株式会社代表取締役
 
東京芸術大学作曲科卒業後、アーティストのツアーサポートや編曲、アニメやドラマのサントラ作曲等を手がけ約20年活動。
音楽での燃え尽き体験をきっかけに、心理カウンセラーへ転身。
非合理な思い込みを外して本来の力を解放するオリジナルメソッド「ビリーフリセット®」を提唱し、人生の転機に直面した人を新しいステージへと導く個人セッションや講座を開催。「ビリーフリセットで人生が変わった!」という人多数。
カウンセラー養成講座も開催し門下の認定カウンセラーを多数輩出している。
現在はカウンセラー養成の枠を超えて「リーダーズ講座」として長期講座を開催。経営者やリーダー層からの信頼を得て、企業研修にも発展。企業向けオンライン講座「Udemyビジネス」で「はじめての傾聴」動画講座が登録者1万8千名を超えるベストセラーとなっている。

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